民主党が政権を担うようになってから今日で46日目を迎えました。
自民党政権時には、長期入院の多い高齢者の療養病床を35万床から22万床へと削減する計画を進めてきましたが、肝心の受け皿となるべき介護施設の整備が遅々として進まず高齢者に不安を煽ってきました。
民主党のマニフェストには「後期高齢者医療制度」の廃止が公約として明記されていますし、それに代わる仕組みの協議が行われているようです。
鳩山内閣の誕生と共に、年金・高速道路無料化・ダム・ハブ空港・中小企業の救済・派遣労働者対策・子育て支援等々、難題が山積している中で高齢者の医療と介護をどうするのかも迅速な対応をお願いしたいのです。
破綻寸前の国保を救済するために導入されたのが後期高齢者医療制度ですが、連立を組む社民党には75歳以上の人を国保に戻す公約があり、長妻厚労相は「元に戻すには常識的に混乱が起きる可能性がある。廃止し新しい制度にした場合も含めてメリット、デメリットを検討するよう指示した」と慎重論。
試算では75歳以上の人口は06~12年の6年間で23,6%も増えるといわれています。
75歳を過ぎると要介護高齢者の発生率が急激に高まるために一人当たりの医療費(07年)を見ると、45~64歳が26万円なのに対し、75歳以上は79万円と約3倍になっています。
保険財政が窮状に陥っている現状の中で、確実に増えていく高齢者の医療と介護問題を今後、どうしていくのか明確な答を早急に提示してくれるよう強く望んでいる者の一人です。
鳩山さん。 この政治は国民平等で、相手を思いやる「友愛精神」を忌憚なく発揮する好機だと思います。
本日の催し 10月31日(土) 三碧 仏滅 旧暦9/14
◆鹿島演歌教室 am9:30~ 於・鹿島公民館 0246-29-2250