いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

伝承郷の春を歩く

2014-03-12 19:45:32 | Weblog
                                            分類・催

           いわき市暮らしの伝承郷 いわき市鹿島町下矢田字散谷14-16
                               〈いわき市中央台いわき公園内〉

 きょうは、日中の温度計を見たら15度だった。
 歩くのには程よい気温だし、風もなく穏やかな春の陽射しに誘われて 「いわき市暮らしの伝承郷」 (※以下 「暮らしの伝承郷」 と略して記述) へ行った。
 久し振りに1人フリーで、ゆっくりと散策したら贅沢な気分に浸ることができた。
 この暮らしの伝承郷のある一帯は、昭和54年に鹿島地区の走熊・上蔵持・下蔵持(一部)・上矢田・下矢田・吉野谷などの山林を削って535ha(約535町歩)の開発が行われ、いわきニュータウンとして発展し、緑豊かな住宅街が形成されている。
 

              
                 《中央台の道路側から見た暮らしの伝承郷入口》
 暮らしの伝承郷は 「いわき市中央台いわき公園」 の一角にあって、JRいわき駅から車で15分の距離にあるので平日でも来館者が多い。
 バス利用なら、いわき駅前6番ポールから 「ニュータウン」 行きに乗車なら 「中央台鹿島 」で下車。 「ラパーク行」 なら 「暮らしの伝承郷入口」 で降りるとよい。

              
                  《敷地内には白梅・紅梅が春を告げていた》
 
              
              《旧猪狩邸。時代がタイムスリップしたような感覚になる》
 いわき地域に現存していた民家5棟を移築して、建築当初の状態に復元してある。
   【5棟内訳】 猪狩家 いわき市有形文化財   川口家 いわき市有形文化財
           高木家 いわき市有形文化財   芳賀家 いわき市有形文化財
           樋口家 福島県指定重要文化財(建造物)・いわき市有形文化財

              
                     《館内では展示会が開かれている》
 和布細工工房「ほのぼの」(植田町)の作品展示会で、3月8日から3月30日まで展示室で開催中。
              
                     《展示されている和布細工の一部》
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文藝風舎をラジオで紹介

2014-03-07 07:32:29 | Weblog
                                         分類・催 

                      文藝サークル 文藝風舎

 いわきの総合文芸誌 風舎 の案内と、文藝風舎の活動内容が ラジオ福島 で3月11日(火)の午前10時20分から、いわき関連番組の中で放送されることが決まりました。

 文学を愛する同人が毎月1回集い、文章講座・会員作品の合評・プロ作家の作品についての勉強会などを通して、機会あるごとにあらゆる文学賞にチャレンジし、筆力アップに繋がる活動をしているのが文藝風舎です。
 そういう中で年に1度、会員作品を発表する文芸誌 風舎 を発行しています。

 

        《月例会に出席した同人たち。珍しく写真に納まった》   2013/05/19 撮影

  風舎は平成19年に創刊号を発行して以来、文藝風舎同人は切磋琢磨して号を追うごとに著しいレベルアップを遂げています。それは毎年、どこか(作品の募集先)で、誰か(同人)が受賞・入賞・入選を果たしていることが実証しています。
 昨年は「福島県文学賞詩部門」準賞・「橋本五郎文庫賞」入選・「山形県安全運転管理者協会ドライバーメッセージ賞」入選などで筆力を見せてくれました。
 また、今号に関しては吉野せい賞の正賞以外(※正賞は「うえいぶ」誌に掲載される)の第35・36回入賞作品をダブル掲載をして、9号以降はその年度の作品を載せていけるようにしました。
      
  
                 《風舎8号の表紙(左)と裏表紙(右)》
 ヤマニ書房本店(いわき市平2丁目)、ヤマニ書房ラトブ店(いわき駅前ラトブ3F)、鹿島ブックセンター(いわき市鹿島街道)で販売しています。 A5版 255ページ 頒布価格 500円

  3月7日(金)    二黒 友引  旧暦 2/7

 【今日という日の過去】
北丹後地震 昭和2(1927)年 現在の京都府京丹後市を震源とする大地震が発生した。
 マグニチュード(M)は阪神大震災と同じ7、3で京都府、兵庫県を中心に死者2925人、全壊家屋5千戸以上に上った。夕食時と重なり火災も多発した。



  


      
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龍門寺の坐像は玄慶作

2014-03-06 06:21:56 | Weblog
                             分類・歴

                  曹洞宗龍門寺 いわき市下荒川諏訪下90

 龍門寺 は岩城領主、岩城家の菩提寺で、初代朝義氏公が施主で建造して間もなく亡くなり、二代目常朝公が遺志を継いだが工事半ばで死亡、三代目清胤公が完成させて応永17年頃(1409)に青岑珠鷹(せいしんしゅよう)禅師を開山主に迎え開創されたといわれる=同寺の案内板から抜粋。
          
              《龍門寺にある青岑珠鷹禅師の坐像

 青岑珠鷹禅師の坐像が、平成23(2011)年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災の地震で本堂の須弥壇(しゅみだん)から落下したのだが、これによって坐像の底に銘文が刻まれているのが判明した。
 龍門寺の住職、光英覚法(みつふさ・かくほう)師が市立総合図書館を通して、市教育文化事業団非常勤講師 (元・いわき市暮らしの伝承郷館長) の小野佳秀氏に解読依頼をした結果、その詳細が明らかになった。
 延宝6(1678)年に京都で作られ、龍門寺に運ばれたものであることと、銘文は旧磐城平藩の家臣で地誌 「磐城風土記」 を編纂した葛山為篤(ためあつ)がしたためたことも分かったという。
 
 坐像は玄慶(註1)の作で、関係者の間で《坐像》は文化財級の価値があるとの評価を受けて高い関心が寄せられている。

〈註1〉玄慶=鎌倉時代の仏師・運慶の流れをくみ、東大寺南大門の金剛力士像をはじめ数々の仏像を手掛けた。作品は神奈川県や千葉県でも現存していて、鎌倉市(神奈川県)光明寺蔵の磐城平藩主、内藤忠興(註2)侯坐像や、山武郡芝山町(千葉県)陀弥院蓮福寺蔵の不動明王像などがこれにあたる。

          
        《光明寺(鎌倉市)の内藤忠興、磐城平城内藤家二代藩主坐像

〈註2〉内藤忠興
磐城平城内藤家二代藩主で弟の正晴を泉藩主に、次男政亮(まさすけ)を湯長谷藩主に分家させた。

▲内藤家は龍門寺が菩提寺ではないというのは、誰一人として埋葬された記録がないことからでも 分かるが内藤家と云えば崇神崇仏の念深く、領内の仏像を預かり、京都や鎌倉で修理をされては寺へ返し、修理落慶法要を営む家柄であり、著名な譜代大名文書として「内藤家文書」(約 4万点=磐城平藩時代・延岡藩等文書)に「仏像修理帳」が存在するほど修理を為政者として実施してお出でであります=小野佳秀氏の資料から引用。 


  3月6日(木)   一白 先勝  旧暦 2/6

【今日という日の過去】
 小惑星2個発見 明治33(1900)年 東京天文台(現国立天文台)の平山信教授が小惑星2個を発見した。
 日本人が近代天文学で成し遂げた大きな成果で「トキオ(東京)」、ニッポニア(日本)と命名された。小惑星の大半は火星と木星の間の軌道で太陽を回っている。

 
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