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禅長寺 臨済宗妙心寺派
本尊 : 十一面観音坐像(木造瀧見観音菩薩半跏像)
場所 : いわき市小名浜林城字大門
御代の大仏がある光西寺は、禅長寺の末寺
『鹿島民俗見聞会』は今日(30日)、林城にある禅長寺を見学してきました。
地理的には小名浜になっていますが、鹿島町とは隣り合わせで昔風に言うと隣村の関係です。
ここに、平安時代初期の大同2年(807)、高僧として知られた徳一大師によって創建されたのが始まりとされる禅長寺があります。
鹿島町との関連は深くて、銅造阿弥陀如来(俗称:御代の大仏)がある、御代の光西寺は禅長寺の末寺ということになります。
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《禅長寺の山門まで距離感のある参道》
鎌倉時代に入って文永年間(1264~1274)に遠峰禅師が中興しています。弘安年中(1278~1287)には亀山上皇の勅願寺、天正7年(1579)に正親町天皇の勅願寺になるなど格式が高く寺運も隆盛しています。
江戸時代に入ると寺領30石が認められ多くの末寺を擁していました。
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《静閑な場所に仏殿(本堂)が、ひときわ映える=左側の建物》
禅長寺仏殿(本堂)は貴重な建造物として、昭和52年(1977)、『いわき市指定有形文化財』に指定されています。