いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

オトという、ひ孫が来た

2021-08-13 08:02:28 | Weblog

                            分類:PV

                    

あい動物病院かしま                                                                                                                                                                                                                      いわき市鹿島町下蔵持字沢目3-14                                                                        ☎0246ー58ー2011

   人を求める仕種を見ていて「参った!」

 最初に白状してしまうと、ひ孫のオトというのは実は野良猫のことです。 子供の頃に家で犬を飼っていたことはあるが、まさか今になって猫を飼う破目に陥るとは夢にも思っていませんでした。

 その動機は7月の下旬に何気なく台所を見ると、未だ子供っぽいネコが、柱の陰から顔だけを出してこっちを見ていたのです。まるで鬼ごっこで子供が鬼に見つからないように、そっと様子を窺っているような顔をしていたので思わず苦笑してしまいました。 童顔で、どこか人恋しい感じがしたものだから優しく声掛けをしてあげました。

     《たった数回顔を合わせただけで傍に来て、無防備状態で寝入った姿》

「どうした? 遠慮してないでこっちへお出で」 そんな状態を数回繰り返している内に信頼関係ができて? 寄ってくるようになりました。 しかし食べさせるものは何もなく、俗にいうネコまんま(ご飯にカツオ節をふり、味噌汁をかけたもの)を差し出すと恐る恐る口にしました。 我が家はド田舎で家々が散在しているので野良猫が住めるような環境にはありません。

 ただ、鹿島街道から中央台へ抜ける道が1本通っているので、このネコは捨てられていった可能性が充分にあります。 おっとりしていて、大人しいので 「オト」 と命名しました。 早速、ネコを飼っている愛猫家のTさんに知らせると、自分のことのようにエサのやり方や育て方をアドバイスしてくれて、早々とキャットフードと猫茶碗を届けてくれました=写真下は頂いた猫専用の茶碗で食事をするオト。

      《食事中は必ず正座する行儀の良さが飼い主のお気に入りの一つ》

 Tさんを愛猫家と書いたが実は生き物全てに愛情を注ぐ人で、Tさんがいま飼っているのは生後間もなく捨てられて瀕死の状況にあったネコなのです。 

 飼う以上は人間の都合だけでなく、愛情と責任を持ってオトを見守ってあげなければならないと諭され、何も分からない自分の付添人をかって出てくれて上記の動物病院へ向かい、予防接種を打ち蚤(のみ)取り薬も身体に塗ってもらいました。 

 性別は診断の結果、牡で生後約1年であることが分かりました。 おっとりしていて大人しく、それに男の子とあれば 「オト」 の名前は一層適しているナ、と思いました。

 〝オトの、オトによる、オトのための〟去勢手術を、1週間後に同病院で受けてきます。

 

 

 

                     

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暑さを凌げる三日月の空

2021-08-11 06:46:03 | Weblog

                             分類:PV

  冴えた三日月を見て秋の気配

 毎日、暑い暑いと言いながらも暦の上では7日が立秋でした。

 ふと、夜の西空を見上げると三日月が冴えた光を放っていました。

   月の光っている面積率は新月が0%、満月が100%とすると、今夜(10日)の面積率は3,9%になるのだそうです。

 月遅れ盆の「迎え火」が13日、盆の15日を控えて、今年はいわき地方もコロナ禍の影響で夏恒例の「小名浜の花火大会」「平の七夕まつり」「市全体のいわきおどり」「内郷の回転櫓(やぐら)踊り」等々、ありとあらゆるものが『無いない尽くし』で、寂しいお盆を迎えようとしています。

 いつも見てきた三日月も今夜はセンチメンタルな気分に浸れず、ただ寒々しい感じがするだけでした。         

 

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コロナ感染者を憂慮する

2021-08-07 06:58:00 | Weblog

                             分類:情

  ネズミ算ならぬ、コロナ算で拡大の一途

 8月6日現在のコロナ感染者数は東京都で4,515人、福島県で79人(うち、いわきで42人)でした。 既に緊急事態宣言は 「東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・沖縄」 に出ており、まん延防止等重点処置の適用地域は 「北海道・石川・兵庫・京都・福岡」が指定されていますが、そこへ8月8日から31日まで 「福島・茨城・栃木・群馬・静岡・愛知・滋賀・熊本」 の8件が加わることになります。                                      

   《渋谷での人だかり》     福島テレビ=5日のめざまし8  から

 日本は今、オリンピック開催・学校の夏休み・そして盆帰省などを控えて何かと人流が多くなっている時に、新型コロナウイルスの感染拡大は止まるころを知らない状況にあります。

 確か昨年は感染者数が3ケタ台の時に 「1,000人(東京)を越えたらベッドも医療従事者もパンク状態になる」 と専門家が警鐘を鳴らしていたと思いますが、いまや緊迫感の欠片も見受けられずに町は人でごった返し、若者たちの路上飲みにも歯止めがかかりません=写真下。

 単なる 「慣れ」 では済まされない問題ですが、これらは過去1年の間に緊急事態宣言の発令と解除が何度となく繰り返されているので、俗にいう 「慣れっこ」 になってしまっているところに原因があります。 それに自分は大丈夫だという甘い考えから事の重大さを身近なものと捉えずに、まるで他人(ひと)事のように思っているのも大きな要因になっています。

 これまでに経験したことのない 「デルタ株」 は、従来と比較にならない感染力を持つと言われており、その脅威を真剣に受け止めて欲しいです。 毎度のことながら国の「自粛」 「要請」 「お願い」 の拘束力がない言葉を、いまこそ 「強制」 「自己責任」 「離職」 と置き換えて感染を抑え、1日も早くこの病魔から脱却できるのを、自宅の窓から静かに願っている今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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高照山観音堂の道普請

2021-08-02 18:50:10 | Weblog

                             分類:地

                 磐城三十三観音霊場 第十七番札所 高照観音堂

                 いわき市鹿島町走熊高寺山

   往復40分の山道を伐採、草刈り

昨日(1日)は、走熊地域にある高照(たかでら)観音堂への山道を旧戸数の人たち18名が上り口に集まり道普請を行いました。

                                           

  《恒例の道普請は歩くだけでも往復40分は掛かる険しい山道》

磐城三十三観音は第1番目の札所を平の「北目観音」を振り出しに、三十三番目の岩井戸観音(双葉郡富岡町)までありますが中でも最もきついのは、この高照観音堂への道と言われています。

枯葉が積り、枯れ枝が落ち、湿地部分があり、上りづらい岩盤を相手に約2時間の清掃の甲斐があり、これで17日の高照山祭典日を迎える準備が整いました。

   

       《観音堂に到着して、先ずはともあれ一休み》

高照観音を祀る高寺山は海抜126mで、鹿島町地内では最も高い山です。

昭和40年代の頃まで祭典日には地元青年団が本堂の前で「獅子舞」を奉納し、山の上り下りにも休むことなく鉦(かね)や太鼓を鳴らしながら歩いたので、山にこだまする音(ね)を聞きながら祭りの雰囲気を堪能できたものです。

         本尊・十一面観音菩薩

        御詠歌世の中は麓(ふもと)にありや 東泉寺

           日は高寺に 水走熊

 

 

 

                      

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