分類:観
鹿島町を見て歩こう㉛ 《御代地区》 いわき市鹿島町御代字柿境
矢田川土手にある御代ポンプ場 鹿島の久保・船戸・御代地域は地形の特質上、梅雨時の大雨や台風に弱い所で、昔から一帯が冠水してしまうのはそんなに珍しいことではありませんでした。 しかし、鹿島街道が整備されて商業地が並び近隣に住宅が密集してくると、たちどころに大きな被害を受ける状況になりました。 《矢田川の土手沿いにある、いわき市御代ポンプ場》
平成18年6月16日の豪雨では鹿島街道が通行止めになり、久保3丁目で床上浸水11棟、床下浸水48棟、下蔵持では住宅の裏山が崩れ、他の地域でも多くの被害を受けました。 このような状況の中で 「御代ポンプ場」 建設の動きが活発化してきて、地元市議を交えた関係者の要望や陳情を行い、市側から 『矢田川が異常水位になった豪雨と主要地方道・鹿島街道(小名浜・平線)が通行止めになった事態を重くみて、前向きに検討する』 旨の回答を得たのでした。 これにより、平成19年度から土木工事が着手し同20年度に念願であった 「御代ポンプ場」 は完成しました。
《御代ポンプ場を裏から見る》 《豪雨の影響で水が溜まった鹿島街道》