いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

お別れは誰もが悲しいが

2009-01-13 07:11:23 | Weblog
 暮も押し詰まった12月30日に亡くなった同級生の葬儀が昨日(12日),執り行われました。

 昨年の6月に診断を受けた際、既に手の施しようがないと医師から家族に伝えられたという中で、年内いっぱいまででも頑張って生きてきた彼に、私は褒めてあげたいと思います。

 現代では80、90歳になっても元気でおられる方々が沢山いるというのに若干六十?歳で他界してしまうとは残念な気がします。 合掌。
 これで小、中学校の同級生では5人に1人が亡くなったことになります。

 人は、どんなに権力を持っていても、どんなに財力があっても、命だけは自分で左右することができないという弱点を抱えて生きています。
 そういうことを考えると、病気であれ事故であれ亡くなっていく人はその時点で寿命を全うしていったのだと思えてなりません。

 僧侶の読経が終わると、故人に対して生前交際のあった人たちの代表として何人かの弔辞がありましたが、あれは一考を要する事だと感じました。
 私は、焼香した後に次の用事が控えていたのですが、同級生という立場からしても、せめて葬儀場の玄関先からでも故人と最後のお別れをしてから出て行こうとして待っていたのですが個々の弔辞の長いことに、すっかり足止めを喰らってしまいました。

 内容を拝聴していましたが、ゴルフへ一緒に行ったとか、カラオケでは云々。 

 悪く解釈すると、あれでは単に故人を利用して自己PRをしているに過ぎないと思うだけでした。                              挙句の果てに「なんで、そういう仲だった私を残して逝ってしまったのか」と故人を問い詰める件があるのですが、そこまで言うなら「私を一緒に連れて行ってくれ」とか、「私を直ぐに迎えに来てくれ」と哀願する言葉が付け加えられてもいいのではないのかと思いましたが、一人としてそのような言葉は出てきませんでした。

 儀礼的な行事の一端を垣間見て、空しい一日ではありました。
 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御代(みよ)坂に洞門があった | トップ | 鹿島にも温泉宿があった! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事