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場所:いわき市常磐松久須根町
▲松久須根町は、かつて鹿島村に属する一部落だった。
昭和29年に近隣の常磐市(当時)に合併編入したが、
同41年に「いわき市」の誕生で「一圓融合」の昔の
姿に戻った地区でもあります。
古(いにしえ)の名残と、緑に包まれた溜池
いわき市鹿島町には名所・旧跡・伝統的な慣習などが沢山残っており、交通網も小名浜~平を結ぶ鹿島街道や国道6号線バイパスが走っている割には他の地域の人たちに、まだまだ知られていない見どころがあります。
「鹿島民族見聞会」では今月の集まりを、鹿島地域に埋もれている名所の再確認というテーマで会員出席者8名が2台の車に分乗して散策してきました。
◎2カ所とも所在地は、鹿島街道を平方面からくると鹿島神社前の信号で右折し、道なりに行く
とあります。
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《六地蔵の磨崖仏があった場所から運んだ巨石で建てられた石塔》
駒込地内に硬質岩の岩壁があって、そこには像高60センチほどの六地蔵の摩崖仏が存在していました。ところが昭和46年にバイパスの道路工事が施工され、その際に磨崖仏は壊されてしまいました。
これを惜しみ村内の人々が拠金して同年6月に新道の端に六地蔵の石塔を建てたのでした。台石に使用した丸型の巨石は、工事中に同地から出たものを生かして使用しました。
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《貯水量3万トンを擁する五安の堤=松久須根町五安》
六地蔵尊の石碑がある場所から更に奥へ2kmほど行くと、五安の堤が現れます。
県土木事務所が管理している溜池で、周辺を1周できる約1,5kmの遊歩道があって、その時期により桜・ミズバショウ・リュウキンカ・花菖蒲・ミソハギ・アヤメ・サワギキョウ・ヤブカンゾウなどの花を観賞できます。
この日(29日)は池でブラックバスを釣る人や、やや時期は遅いが土手で蕨(ワラビ)を摘んでいる女性も見かけました。
鹿島町(常磐の冠名が付くようになった、松久須根・上矢田・三沢を含む)には総計32の溜池がありますが、大きさは五安の溜池が1番を誇っています。元は貯水量は1万トンでしたが、他地区への流水が困難だったために、昭和39年に国・県・市の補助を受けて改良し、3万トンまでに引き上げられることに成功しました。