いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

鹿島歴史の会 特別例会

2016-03-27 19:44:38 | Weblog
                                            分類:催

                                 場所 : 鹿島公民館
                                     いわき市鹿島町走熊鬼越83-1
  湯長谷藩について学ぶ
 鹿島歴史の会(会員26名)では毎月一回、第一火曜日に例会を開いて市内の著名な方たちを招いて講演会を行っていますが、その他にも年に2回、3月と9月に特別例会として講演があります。
 今回の特別例会には、公益財団法人いわき市教育文化事業団専門研究員兼いわき市考古資料館(湯本)館長の樫村友延先生をお招きして『湯長谷藩について 副題:湯長谷藩成立以前のいわきと近世湯長谷藩 をテーマに講演をして頂きました。


                《鹿島歴史の会では初めての講演となる樫村先生》

 湯長谷藩は、寛文6(1666)年、磐城平藩第2代藩主内藤忠興(ただおき)が三男遠山主殿守政亮(まさすけ)のため、所領の内新墾田二万石の分与を幕府老中、土屋但馬守に願い出たところから始まります。
 政亮は初め頼直といいましたが、寛永2年の丑年に生まれた事から占いや縁起上からみて兄に対して好ましいことではないと、浅草寺の別当知楽院の僧忠運の祈願により、内藤姓から遠山を名乗り、遠山主殿守政亮を称しました。(註・三代主殿頭政貞の時、遠山姓を改めて内藤姓に戻しています)
 政亮の奥方は、いまテレビドラマで高視聴率を挙げている「真田丸」の真田信繁(幸村)兄信之の次男の松代藩第2代藩主信政の娘なのです=真田家系図。
 寛文10(1670)年、陸奥国磐城郡と菊田郡に一万石が許され、本家磐城平藩に対して分藩湯長谷藩が成立しました。
 湯長谷城は、いわき市常磐下湯長谷(現・岩崎中学校)にありました。


                   《熱心に聴講する同会のメンバーたち》

 湯長谷藩は、映画「超高速!参勤交代」で話題になり一躍全国区になったのはご存知の通り。
 ストーリーは、徳川吉宗が将軍を務めた江戸時代中期の設定で、湯長谷藩四代目の内藤政醇(まさあつ)一行が「五日以内に江戸へ参勤せよ」と老中に命じられ、苦難を乗り越えて成し遂げている。
 評判が良かったこともあり、第二弾として「超高速!参勤交代リターンズ」を製作中で、いわき商工会議所、いわき観光まちづくりビューローなどでつくる「映画を応援する会」では積極的な活動をしており、これに合わせて、いわき市も市制施行五十周年の記念事業の一環として協力しています。

 樫村友延先生の講演内容と、頂いた資料の詳細はここでは簡略に纏めずらいので割愛して、同じ「湯長谷藩」でも世間一般の井戸端会議に好まれそうな話題に変えてみました。
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文藝誌「風舎」10号を発行

2016-03-05 13:51:38 | Weblog
                           分類:PV

  10号を迎え、更なる挑戦に燃える
                     文藝風舎 事務局                              
                     いわき市鹿島町走熊
                     ☎080-5222-8671


 いわきの総合文藝誌 「風舎」 10号が3月1日、ヤマニ書房本店(平2町目)・同ラトブ店(いわき駅前3F)・鹿島ブックセンター(鹿島街道)の書店限定で発売されています。
 A5 185ページで価格は500円(税別)です。


         《市内金山町にある安寿と厨子王が描かれた10号の表紙

 文藝風舎(会長・館山智子)は文学愛好者のサークルで、毎月1回集い文章講座・会員作品の合評会・プロ作家の作品を通しての勉強会・順番制のリレートークなどを行っています。
 文藝誌「風舎」は会員作品の発表の場として発行され、その延長線上にあらゆる文学賞にチャレンジして、自分自身の筆力アップに繋がっていくのを目的としています。
 また、肝心なのはいわきの地元に定着し、1人でも多くの方たちに読んで頂けるような作品を目指していかなければなりません。現在11名の会員で構成されていますが、中には県外(栃木県)に在住で月例会には熱心に足を運んでおられる方もいます。


             《毎月1回行われる会員作品の合評会風景

  「風舎」10号に掲載されている会員作品の紹介=目次から。
 まえがき「文学を愛し、平和を愛す」館山智子  小説 じゃんがらの夜 箱崎 昭  詩集 息継ぐ処うつくしま 亜麻ノエル  小説 少年時代 小林光一  詩集 自由と責任 竹林征人  小説 蟹プロ 文月十三  詩集 余花を求めて わたなべえいこ  児童小説 鬼ごっこ 大津恭子  エッセイ ヒヤシンスハウスを訪ねて あべきよこ  掌編小説 婚家の墓 川田里子  小説 リバーシブルレーン 館山智子  風舎10号に寄せて 会員メッセージ  編集後記 箱崎 昭  文藝風舎取扱い書店及び閲覧施設一覧


 文藝誌「風舎」は会員作品ばかりではなく、吉野せいの輝かしい文学実績を記念して、いわき市教育委員会が主催・運営している吉野せい賞で受賞(正賞を除く)された方々の作品も掲載。
 今号では、第38回吉野せい賞奨励賞を受賞された2名の作品が載っています。
  小説 岩南森林鉄道 蓑 修吉さん  小説 ともだち百人 林 恵さん


入会希望の方を募集しています。
  文藝風舎では毎月1回、会員作品の合評会を行っています。気楽に見学にお出で下さい。

  



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