20210709 発電施設を、慌てて売るな!
「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」によれば、2015年当時、金沢市は5カ所の発電所で発電した電気を6.11円/kwhで北陸電力に売電してきたが、他の自治体の平均売電価格は9.5円/kwhであり、非常に安く売ってきた(PwC報告書82ページ、2015年データ)。
現在(2021年)の一般家庭の電気料金は120/kwhまでは17.84円/kwhであり、金沢市から8.60円/kwhで買った電気を約2倍にして売っている。
今は、水力発電などで発電された電気は高く売れる時代であり、北陸では、2020年7月以降、水力電源100%の家庭向け電気料金メニュー「アクアECOプラン」を設け、使用電力料金(120kwhまで)17.84円/1kwhに2.2円を加えて、20.04円/1kwhで市民に売電している。1kwhあたり11.44円の利益を得ている計算になる。
7月3日の『北陸中日新聞』は「北陸電力は、首都圏の家庭向けにCO2排出量ゼロの新たな電気料金メニュー(カーボンフリープラン)の提供を始めた。電力量1㌗時につき2・2円を加算する」と伝えている。
北陸電力にとっては、水力発電で発電された電気が高値で取り引きされる今、水力発電施設はよだれの出るほど欲しい物件である。
これを慌てて売り飛ばす必要がどこにあるのか。何か、見えないところで、やましいことがおこなわれているのではないかと邪推したくなる。
「PwCアドバイザリー合同会社の最終報告(2018.11.30)」によれば、2015年当時、金沢市は5カ所の発電所で発電した電気を6.11円/kwhで北陸電力に売電してきたが、他の自治体の平均売電価格は9.5円/kwhであり、非常に安く売ってきた(PwC報告書82ページ、2015年データ)。
現在(2021年)の一般家庭の電気料金は120/kwhまでは17.84円/kwhであり、金沢市から8.60円/kwhで買った電気を約2倍にして売っている。
今は、水力発電などで発電された電気は高く売れる時代であり、北陸では、2020年7月以降、水力電源100%の家庭向け電気料金メニュー「アクアECOプラン」を設け、使用電力料金(120kwhまで)17.84円/1kwhに2.2円を加えて、20.04円/1kwhで市民に売電している。1kwhあたり11.44円の利益を得ている計算になる。
7月3日の『北陸中日新聞』は「北陸電力は、首都圏の家庭向けにCO2排出量ゼロの新たな電気料金メニュー(カーボンフリープラン)の提供を始めた。電力量1㌗時につき2・2円を加算する」と伝えている。
北陸電力にとっては、水力発電で発電された電気が高値で取り引きされる今、水力発電施設はよだれの出るほど欲しい物件である。
これを慌てて売り飛ばす必要がどこにあるのか。何か、見えないところで、やましいことがおこなわれているのではないかと邪推したくなる。