フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

走行時間は11時間40分

2010年04月18日 17時08分46秒 | 旅行&おでかけ
土曜日の休みを利用して、岐阜県まで遊びに行く。
某罪な方の家が遠からず(近くはないが)場所まで出掛けるんで、声をかけようか、という考えはあったんだけども、こちとら日帰りの縛りがあるので、そうそうのんびりも出来ないので流石に自重。結果的には正解。あの上回り道してたら死んでたわ。
なんで岐阜県まで出かけたかといえば、先日伊香保の水沢寺にて「円空仏」を見かけて、なんかもうむちゃくちゃ良かったんですよ。愛嬌もあるしそのくせ彫像として迫力もある。
で調べてみたら、岐阜県関市にはなんと二つも記念館が存在することが分かった。ETC使えば、岐阜まで行こうが高速は千円。ついでに岐阜と言えば、随分前から行きたかった「かかみがはら航空宇宙科学博物館」もある。なんで勢いで出かけちゃったわけ。
今回は強行軍でネタもたくさんではないので旅行記ではなくダイジェストで一気に。

行きの行程(関越道~上信越道~長野道~中央道~東海環状道で関市へ)
朝(というか夜)3時に目が覚めたので情報収集。何しろ外は雪だ。通行止めにでもなっていれば岐阜まで日帰りするのは事実上不可能になる。
NEXCOのサイトはかなり広い範囲の速度規制(50キロ)を伝えていたが、渋滞情報はなかったし、何より先日、関東で大雪が降った時は、かなり大事を取っての通行止めだっただけに、速度規制なら大した事ないだろう、と舐めてかかって朝4時ごろ出発。
・・・上信越道が横川SA~上田ICの先まで完全圧雪路。4月も中旬だぞ今。しんしんと降ってますよ。幸いにして、ぬたりはまだスタッドレスタイヤ履いてるんだが、これはもう山があんまりないから履き潰そうと思って交換してないだけでね。いやー怖かった。

関市円空館
駐車場がやや遠く、円空さんが再興した弥勒寺跡と里山を抜ける散策路を抜けてゆく。不便かもしれないけどなんか雰囲気は良いね。
施設は割と小さい。受付のおじさんもいかにも「市役所の嘱託さん」って感じ。いや、別に無愛想という意味ではなくてね。格別良くもないけど、こんなもんでしょう。

関市洞戸円空記念館
地図見れば分かるが、すごい山奥。久し振りに「携帯が圏外の集落」ってのを経験。
で、元は洞戸村の施設だったんだけど合併で関市に2つになったわけだけれども、こちらの展示物の特徴は、でかい仏像があるということ。神社の狛犬(これは良い!)もあるし、一番の見もの、一木作り三像なんか高さは2メートルを越える。円空館はもともと市営、こちらは元々は村営なんだけど、施設の見栄えからいうとこちらの方が良いかも。
で、係員のおばさんもとても愛想が良かった。お客が少ないせいもあるのかも知れんが、あれこれと説明してくれました。「こちらが円空さんが最後に彫ったと言われる歓喜天なんですよ」と展示の一つを説明してくれたが。
・・・シュールレアリズムちっくな歓喜天だなあ。歓喜天知らない人はどこが頭部か分かんないんじゃないかと。

かかみがはら航空宇宙科学博物館
実はかなり前から行きたかった施設。何でも92式重爆撃機(※)の展示があるそうなので。
入場料は800円。うーん、ちと高いか。ヘリだとかセスナの体験プログラムがあるにはあるが。展示の裏に見え隠れしたなんかのシミュレーターとかあったんですが、プログラムをやめたのかそれともはなから一般対象ではないのか。
まあ、宇宙関係の展示が豊富なのはここの特色かな。H-2ロケットのフェアリングなんてなかなか見られませんし。
ま、概ね子供向けの視点の強い施設ではありますね。クイズラリーとか、T-3のコックピットに座れるのも子供だけだったし。だから親子で行くのが一番良いんじゃないですかね。
それから、どっかのベレー帽が名誉館長やってますが、なんか意味あるのかなあ?
彼の作品展示とか一切なかったけども。

そんな感じかな、それでは帰り恵那峡SAで買った「名古屋銘菓鬼まんじゅう」を食べながら、これにてドローン。

(※)
太平洋戦争前の時代に、フィリピンのコレヒドール要塞に1トン爆弾を落とすため「だけ」を主眼に製造された(正確にはドイツのユンカース社の大型輸送機の、ライセンスを受けた上での改造)、日本軍至上最大の爆撃機。
但し実際に重い荷物積むと、重くて速くは飛べずなかったようで、使い道を考えるうちに時代遅れになっちゃった機体。
何回か、使おうか、と言われたらしいが「秘密兵器で切り札だから」と軍部が躊躇い、結局使わなかったという、A型人間がファイナルファンタジーやった時のエリクサーなみの扱いを受けたそうで。
唯一の仕事は、戦意掲揚をはかるためのイベント飛行だったそうです。
コメント
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