時折魔が差します

人間目の前に困難があるとどうしても逃避行動に走るもの。
まあ、上層部の現場軽視の姿勢がはっきり見えたところで、上層部の点数稼ぎにはっきりＮＯを叩きつけつつも、さりとて直属の係長には迷惑をかけたくない、という非常にバランスの難しい仕事をしなけりゃならんことが見えつつある中、ついGWのことなどに思いを馳せてしまいますね。

正直人混みは大嫌いなので、GWなんかはどこにも出かけず、家で「ハルヒ」と「けいおん！」見て過ごせばそれで良いんだけれども、どうもなんだかんだと難しい事態を目の前にしてしまうと旅行に行きたくなるんだよね。
で、ふと悪魔がぬたりに囁いた。あいつにリベンジをすべし、と。

そう、昔のまんまの寝台列車に。

一時期「ブルートレイン」と呼ばれていた列車に、ぬたりは2度ほど(新しい「サンライズ」除く)乗車歴があるが、いずれもやられている。
初体験の「さくら」は初めてということで気も張っていたから下車直後はそれほどでもなかったが、それでも全然眠れずに、その日は帰宅後は何も出来なかった。
2回目の「あかつき」が最悪で、えげつないくらいの風邪を召し、せっかく訪れた長崎で、したことと言えば「ネット喫茶で仮眠」という有様で。
「あかつき」以来、年季の入った寝台車の雰囲気を思い出すだけで寒気がするのだが、気が付けば、今や歴史あるブルートレインは上野発青森行き「あけぼの」のみという状況(北斗星はちょっと新しいよね)。
このまま負けたままで良いのか？　との悪魔の囁き。

良い訳ねえだろが！
(時々ぬたりは、こういうわざわざ虎の尾を踏みに行く自分の性格が嫌になる時があります)

早速駅へ直行。窓口にて「あけぼの」の「シングルデラックス(A寝台個室)」の手配に走る。なんでそんな良い席なんだという声もあろうが、「あかつき」は「ソロ(B寝台個室)」であれだけやられたんだから、この位のハンデはいただかないと勝負にならないのよ。
とは言え、GW。そんなもんもう予約取れねえだろ、というあきらめはあったが、ぬたりの希望を聞いた受付のおば・・・女性はパソコンを叩き一枚の切符を打ち出した。おいおい取れちゃったのかよ。
「申し訳ありません。シングルデラックスはもう予約でいっぱいですね。こちら、普通のB寝台に一つだけ空きがありましたが、どうしますか？」

一つ言っておく。ぬたりは勝負をしたいのだ。
負けると分かっている試合は勝負とは言わん(B個室であれだけやられたんだぞ)

速攻お断り。まあ、青森県で行きたいところがないわけじゃないんで、いつかは乗ることになるかも知れんが。
まあ、お金もなかったし良かったのかもな。5月には自動車税の支払いもあるしね。
GW期間中、1日だけ職場の休日当番も割り振られてるから、GWは家でDVD見て過ごそっと。