九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

保安員の大罪(57) 官僚独裁国家  文科系

2012年03月17日 10時41分46秒 | 国内政治・経済・社会問題
 これも、コメントからエントリーに格上げすることにした。書いていて腹が煮えくりかえってきたからだ。今の日本は、民主国家などとは到底言えないと思う。一体、間接民主主義、選挙というものを官僚たちに尊重する意思があるのだろうか。それがあるとしたら、次のことはどうしても解せないのだ。民主党マニュフェストが支持されて民主党新政権が出来た。官僚たちの最大義務はこれを何よりも尊重することだろう。ところが、彼らの行動は全くこれと違って、こう振る舞っているとしか僕には思えないのである。
「国民がバカだから、あんなマニュフェストに引っかかるのだ」
 バカでも何でも、国民の意志に従うのが官僚の義務ではないのか。

【 政権政党やマスコミが官僚の意のままにされる。これはもう、暗黙のファッショ国家だ。「内閣などと論争して、我々が勝ったからだ」というのが、官僚たちの言い分だろうが、そんな生やさしいやり口では、到底ない。他方で、こんな酷薄なやり方を強行しているのだから。
 自分らの弱点、やり方を熟知した最も手強い相手、小沢一郎をずるずるずるずると、裁判で締め上げてきた。この民主党マニュフェスト遵守派に対して、何度無罪になってもずるずると。しかも、その間中マスコミの好餌に晒しつつ。小沢一郎への賛否はともかくとして、なんと残酷なやり方を強行するものか。これだけでも官僚たちの専横、得手勝手、ファッショ性が十二分に現れていると僕は思うのである。

 国民が選挙で選んだ政権政党に対してこれだけの所業に及んだ連中がこれまた、選挙という国民の洗礼を受けないで常に居座り続けられる仕組みがあると来ている。それどころか、フクシマ原発事故という大事件に関わっても、「原子力安全保安院」という名前を冠した官庁から税金をもらっている官僚たちが誰一人罰されないだけでなく、割り増し退職金を二重に税金からもらった「更迭」ということだった。
 これではもう、官僚独裁国家と呼ぶ以外にないではないか。】

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安定と緊張の繰り返し   ... | トップ | 本日、グラの正念場  文科系 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-03-17 18:31:32
政権能力が無く、バカなマニュフェストを出してるような政党には、官僚をコントロールすることもできない・・
それだけの事では?
それを選んだのも、結果を引き受けるのも、国民って意味では、きわめて民主主義的なオチですな。
返信する
質問 (文科系)
2012-03-18 11:30:39
名無しさんに質問
 次のことは、どういう意味でそう語られたのでしょうか。どうせ、民主党マニュフェストなど読んだことがないとは、今までのいろんな記述から明々白々な貴男だ。それが、こう語られるとは。まーせいぜい勉強して答えて欲しいもの。返事がなければ、付け焼き刃の勉強さえしなかったと見ることにしますね。
【政権能力が無く、バカなマニュフェストを出してるような政党には、官僚をコントロールすることもできない】

 なお、日本の法体系では、官僚の位置づけはこうですね。選挙で選ばれた国会と、その国会を基礎にした議院内閣制による内閣の指示の元に、忠実に仕事をすること。そもそも「官僚をコントロールすることもできない」もなにも、官僚は内閣にコントロールされる義務があるのだ。それを知っていて、こんな風にあからさまに反乱している。確信犯罪ですよ、これは。

 自民党の下で長年やってきて出世した習慣、情報知識、スキルを新政権のものに取り替えねばならないのは、「既得権益者」には新たな大苦痛を伴うこと。文科省、外務省、厚労省などの古いタイプは、出世を諦めなければならないかも知れないのだ。こんな風な戦後初と言って良い本格的政権交代だったのだから、官僚反乱の要素満杯だったわけですわな。
 でも、内閣に反乱を起こすのは官僚の服務規程違反、越権行為。それは自明のことだ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。