なぜ今少し、待つことも出来ず、再稼働を企図するのか。見聞した幾つかの理由を整理してみました。
●【「全原発が止まっても、なんとかいけるではないか」という声が出ることは、なんとしても避けねばならない】
↓
5月5日には、定期検査で泊原発が止まる。原発が一基も稼働していない状態で夏を乗り切ると、どうなるか。
「やっぱり無くてもやつていけるのだ」という世論が高まる。これは「原子力ムラ」にとっては由々しき問題。
この流れを潰すには、逆算すると今が再稼働するぎりぎりの時期。こうして「原子力ムラ」の総反抗が始まった。
実働部隊は、旧民社系議員を中心とした民主党と個人献金の72パーセントを電事連から受けてきた自民党。
補佐するのは、「原発輸出」を新成長戦略の柱にした電事連と電力総連。
●【原子力ムラの今一つの総意は、「東電を破綻させてはならない」】
↓
3月中に提出されるはずだった「東電再建計画」は、先送りされた。
「政府の財政援助は、経営に関与することであってはならない」という経団連の意向が
かなえられそうになかったからである。
しかし、提出をいつまでも放っておくわけにいかず、更には電気料値上げも見送られる事態が迫り、
これを打開する一つの方途としての再稼働。
●【「タイヘンなことになりますよ」という霞ヶ関の囁き】
↓
4月2日、社民党党首に「現時点で私も再稼働には反対」と首うな垂れた枝野経産相は、
翌3日、「きのうの段階では、すべての記録を精査していなかったので」と豹変。
こうしたことを、朝テレ「そもそも総研」で玉川徹氏に問われた古賀茂明氏はこう応えた。
「電力会社からの“足りない”という情報を、官僚は毎日、大臣に吹きこみ、そして言う。
〈足りなくなったら責任を取らなくてはいけないのは大臣であり、与党ですよ〉。
こうして、洗脳され変貌していくんです」
●【「全原発が止まっても、なんとかいけるではないか」という声が出ることは、なんとしても避けねばならない】
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5月5日には、定期検査で泊原発が止まる。原発が一基も稼働していない状態で夏を乗り切ると、どうなるか。
「やっぱり無くてもやつていけるのだ」という世論が高まる。これは「原子力ムラ」にとっては由々しき問題。
この流れを潰すには、逆算すると今が再稼働するぎりぎりの時期。こうして「原子力ムラ」の総反抗が始まった。
実働部隊は、旧民社系議員を中心とした民主党と個人献金の72パーセントを電事連から受けてきた自民党。
補佐するのは、「原発輸出」を新成長戦略の柱にした電事連と電力総連。
●【原子力ムラの今一つの総意は、「東電を破綻させてはならない」】
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3月中に提出されるはずだった「東電再建計画」は、先送りされた。
「政府の財政援助は、経営に関与することであってはならない」という経団連の意向が
かなえられそうになかったからである。
しかし、提出をいつまでも放っておくわけにいかず、更には電気料値上げも見送られる事態が迫り、
これを打開する一つの方途としての再稼働。
●【「タイヘンなことになりますよ」という霞ヶ関の囁き】
↓
4月2日、社民党党首に「現時点で私も再稼働には反対」と首うな垂れた枝野経産相は、
翌3日、「きのうの段階では、すべての記録を精査していなかったので」と豹変。
こうしたことを、朝テレ「そもそも総研」で玉川徹氏に問われた古賀茂明氏はこう応えた。
「電力会社からの“足りない”という情報を、官僚は毎日、大臣に吹きこみ、そして言う。
〈足りなくなったら責任を取らなくてはいけないのは大臣であり、与党ですよ〉。
こうして、洗脳され変貌していくんです」
枝野が福井を訪問した。
知事や町長ともに一度は不安を述べ立てて突き返した。
しかし、これは地元や全国の反原発派の反撃をそらす手立てにしか過ぎない。
それが証拠に、知事、町長ともに、「地元としては反対」とは一言もいっていない。ただ、「関西地区の方たちの理解が得られないから」とそちらに下駄を預けているのみ。
ふたりとも前に述べたように原子力ムラの紐付きの下っ端だから断れるはずがないのだ。こうして形式的な押し問答を繰り返して、時期を見計らい「状況が変わった」とか何とかいって一挙に再稼働に持ち込むつもり。
その Xデーの設定も既にできているのだろう。
そうした猿芝居に騙されてはいけない。
いまこそ反原発の声を大にしなければならないと思う。
こりゃ駄目だ。この政党は、これだけで駄目だ。そして、選挙でも自民党を殺すのは、これだけでよいと思った次第。どんどん宣伝しましょう。
他方、民主党ですが、数割は脱原発派が存在するのであって、官僚不利と見れば転向する議員も無数だろうし、今民主党を一からげにして批判するのは愚の骨頂。原発批判、脱原発に向けて、「民主党は・・・(止めよ)」という言葉を使うのさえ控えるべきと思う。第一、3/11に菅直人が首相でなかったら「浜岡全面停止」以降の「脱原発世論」もここまでにはなっていなかったという面さえあるはずだ。それは「保安員の大罪58」で見たとおり。
少しずつ延期をして、ついには再稼働なんてことになってほしくない。
愛知県の知事の「日本の電力・エネルギー事情を考えると、全ての原発を停止して夏を迎えてよいのかという声があることも事実」
との新聞のコメントを見た。「地元にしっかり説明すべきだ」と言っているが、愛知県も地元と思ってもらいたい。
大村知事は経済界のことしか頭にないのか。
高村薫さん「経済より命が大切」と言っていましたね。
「原発にノーと言い続けるべきだった」、という演説をした村上春樹さん。
、今はどのような声を出してみえるのでしょうか。
そういえばこの人は、昨年4月1日、フランスの『ル・モンド』紙に登場していた。
=昨年から原発のセールスで頻繁にベトナムを訪問している仙石代表代行は、電事連の働きかけによってのことと言われている。=