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都知事選に望みはあるのか。    まもる

2007年03月04日 00時08分59秒 | Weblog
3月2日は、東京都知事選の革新統一候補の擁立問題に関して、今後の展望にも関わる重要なニュースが相次ぎました。以下、3点に絞って整理すると次のようになります。

①浅野氏が「民主の動向に関係なく都知事選に出馬する」、と事実上の出馬表明を
したこと
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070302-00000028-jij-pol
(時事通信 3月2日9時0分)

②浅野氏の出馬を巡り、民主党が分裂状態。可能性は低いが、場合によっては、党内候補(海江田万里前衆院議員)の擁立もありうること
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070301-00000026-maip-pol
(毎日新聞 3月1日17時17分)

③共産党が「赤旗」紙上で浅野県政の「政治の中身は自民党より自民党型」だった
とし、「浅野氏不支持」を明確にしたこと
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-02/2007030202_03_0.html
(「しんぶん赤旗」 2007年3月2日)

①は喜ばしいニュースでしたが、②の記事はいささか懸念される問題の報告であり、
③の記事は愕然とするものでした。これで、石原3選阻止は潰えたか、という思いが募り、夕べはひとり安酒を遅くまで呑み続けました(「石原3選阻止」のゆくえは東京だけでなく、今年の参院選のゆくえにも大きな影響を及ぼすだろうし、5年単位、10年単位のスパンでみても、このクニのあり方が決定されるきわめて重要な政治戦になるだろう、と思っていましたから)。が、無念の思いは癒されることはありませんでした。いま、再び気を取り直して、②、③の事態を承けて、それでもできることはなにか、を考えています。

②の問題については私はあまり心配していません。参院選に向けて、野党としての
存在意義を市民に誇示する必要がある民主党の自浄作用が働き、結果として「浅野
氏支持」に落ち着くだろう、と見ていますから。

問題は③です。浅野前県政の「政治の中身は自民党より自民党型」、とまで断罪しているのです。共産党が都知事選で「浅野支持」を打ち出す要素は99%潰えた、と見るべきでしょう。そして、共産党が「浅野支持」を打ち出さない限り、すなわち共産党を含む革新統一が実現しない限り(そのことは共産党が吉田万三氏擁立を断念することにもなりますが)、「石原3選阻止」も実現し難いだろう、と私は見ています。

なぜ99%というのか。あとの1%に可能性を託したいからです。では、その1%の可能性とはどういうことか? 私の考える筋道はこうです。 
                              つづく

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3 コメント

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反共思想は要注意 (風ネット)
2007-03-04 01:30:52
 風ネットの仲間「末次さん」から早速メールが届きました紹介します。


末次です。

東本様および吉岡様には、浅野氏擁立の詳しい経緯についてありがとうございます。
その後進展があり、浅野氏が出馬の意向を固めたようですね。
統一候補実現は「東京。をプロデュースする会」および浅野氏擁立に関わった皆様の多くが共有する思いのはずですが、残念ながら思いとは反対の方向に進んでいる印象です。

共産党は以下のように浅野氏の福祉切捨てを批判し、あくまでも統一候補擁立を目指す考えです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-03-02/2007030202_03_0.html

また民主党も報道によると、浅野氏の支援に乗り気ではなく海江田氏を推す意向のようです。

この調子では今回も分裂選挙になることは避けられません。
このような事態は十分予想されたのではないでしょうか。
共産党の視野の狭さを批判することは簡単ですが、浅野宮城県政の福祉切捨て行政を批判する論拠は一定の説得力はあります(もちろん、それでも石原よりはるかにマシなのはいうまでもなく、統一候補として一致して推す合意ができるなら問題ありませんが)。

浅野氏を推す陣営としては、例えば事前に吉田万三氏の陣営と十分打ち合わせを行ったのでしょうか?
共産党関係者の反応を探るくらいのことをしていれば、浅野氏に対して党がどのような印象を持っているかはすぐにわかる話です。
浅野氏が立候補した場合の吉田陣営から予想される反応や、両者を取り持つための政策協定の具体的な内容について考えていたのでしょうか?
一連の報道・経過を見るととてもそのようには思われません。
とにかく「まず出てくれ」一色だったように感じます。
これでは「統一候補」どころか、「対立候補擁立運動」だったのではないかと考えてしまいます。

もちろん、浅野氏のような人が統一候補として民主党から共産党、無党派市民までの支持を結集できる状況が、最も理想的であることは言うまでもありません。
今回の選挙においても、まだ公示まで3週間ある中で、ぎりぎりまで統一候補実現に向けた働きかけを行うべきだと思います。

しかしその具体的な道筋をつけないまま、見切り発車で浅野氏擁立運動に向かった「東京。をプロデュース」の活動姿勢には私は問題があったと思います。
民主党がいつまでも候補を確定させず、誰も責任のある立候補表明をしなかった今までの状況では、当初から立候補を表明しており、政策面でも最もぶれのない吉田万三氏を市民が一致して推薦・支援し、民主党や社民党からも事実上の支援を行うよう働きかける方向で運動を進めることが本来理に適っていると思います。
マスコミにも「石原vs吉田」という報道をするように働きかけを強めるべきだったでしょう。
共産党推薦候補であっても「共産党」の枠を超えて広範な無党派、護憲派が支援を始めれば、マスコミも報道姿勢を変えざるを得なくなると思います。


ところが、吉田氏についてはマスコミだけでなく、非共産系の「護憲派」市民、反石原勢力も事実上無視したままです。
反石原陣営の間でも、どんなに吉田氏の政策が優れていても、あるいはその政策について真剣に検討しないまま、「共産党系の候補だから推薦できない」ーという意識があるようだったら、大問題だと思います。
都知事選に限らず、「風」の目標である「平和共同候補」の実現を目指すなら、まずこのような「反共」意識の克服(もちろん共産党の側も「反市民」「反大衆」意識の克服は必要です)から始め、相互の信頼醸成を図らなければ、その実現は程遠いのではないでしょうか。

「風」としても、現在の状況で安易に「浅野さんを推す」という結論にならないよう、十分に議論をする必要があると思います。



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久し振りに意見が (保守系)
2007-03-04 01:32:26
守るさん、吉田さんは、とにかく立候補すればいいと思います。浅野ですか、あれは無理です。
今回も、石原さんは当選します。守るさんの言う通りの結果になるでしょう。
民主党ですか、もう出鱈目な状態ですから、結構、吉田さんもいけるでしょうに・・。
そういば、国旗国歌の訴え駄目でしたね。
あれは思想信条の問題ではないのです。
習慣というものです。あの教師は業務命令違反だと思いますが、たいしたものではないのを大袈裟にするからおかしくなります。
もう少し、丁寧な作戦を立てたら如何でしょうか。
何度もいいますが、北朝鮮へ強制連行された人達に日本共産党はどういう役割を果たしていますか。
九条を守る前にあの人々を帰せと、言ってみたら如何でしょう。もう共産党の支持者は、58歳以上で、かつまっぷたつに別れるでしょう。
名前がいけません。そうですね。人民党・平和促進党・非戦党・新憲法護憲党などは如何ですか?
返信する
お久しぶりです。 (落石)
2007-03-04 08:53:38
保守系さんの投稿、歓迎です。

今回の都知事選、浅野さんにエールが送られていますが、
ちょっと心配。
「あんな美人がどうしてあんな男と」という話、
よくありますよね。
あんな男が、何故よく見えるのか?
惚れこむなと、野暮な忠告をする気はありません。
そこを十分に考えて、あんな男に惚れこんで下さいね。
都民でないので、無責任に。


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