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 総選挙を前にしてー敢えて私は民主党の圧勝を願う    天木ブログより

2009年08月30日 13時12分17秒 | Weblog
★今日は戦後六十三年日本政治にとって、最大と言っていい転換の日である。
 いろいろネット検索したが、一番熱いHPはやはり「天木直人ブログ」であった。
 自分の期待と願い、共感を込めて紹介する。(ネット虫)
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【総選挙を前にしてー敢えて私は民主党の圧勝を願う】

               天木直人 http://www.amakiblog.com/blog/

 いよいよ今日8月30日は投票日である。夜遅くには大勢が決まる。その前に私の考えを書いておきたい。

 最初に二つの前提を明らかにしておきたい。

 まず私の政治的立場である。私は繰り返し書いているように、特定の政党への思い入れはない。一般国民、とくに弱者にとって正しい政策を行う政党であれば、どの政党でも歓迎する。

 二つ目に、このメルマガは、私と同様に、特定の支持政党を持たない読者を対象に書いている。

 特定の政党に属している読者や、特定政党と利害関係のある読者は、もちろんその政党の議席が一つでも増える事を願うだろう。そのような読者は私の書くことに目を瞑っていただきたい。

 この二つの前提を明らかにした上で、私は今度の選挙の結果をこう期待する。

 まず民主党に圧勝してもらいたい。繰り返して述べるが私は民主党の支持者ではない。それどころか民主党の中には私を敵視する者も少なからずいる。それでも私は民主党の圧勝を願う。

 なぜ民主党なのか。それは、現実的に考えて、民主党が自公政権から政権を奪い取る事のできる唯一の政党であるからだ。

 自公政権、特に小泉から始まって安倍、福田、麻生と続いた自公政権は、日本を破壊してしまった。自公政権が続く限り、一般国民の生活は良くならない。なんとしてでも国民の一票で政権交代を実現しなければならない。

 民主党政権になっても自民党政権と大して変わらないという意見がある。しかし私はそうは思わない。
  
 民主党のマニフェストが実現されるなら間違いなく日本は変わる。そしてマニフェストが実現できなければ民主党は政権を降りる事を公言している。私はその覚悟を信じる。

 民主党の政治家は確かに自民党出自の政治家が多い。しかし彼らは野党の政治家を経験した。その事によって官僚に頼らずに自らの力で政策をつくる能力をつけた。官僚依存の政治を打ち砕く必要性を肌で知った。

 ここが自民党政治家と決定的に違うところだ。権力に安住し、官僚にその政策を依存してきた自民党の政治家は、もはや新しい時代に対応できない政治家に劣化してしまった。

 民主党に勝たせ過ぎては小泉チルドレンの二の舞だという意見がある。その危険性は確かにある。しかし残念ながら今の政治は数の取り合いである。大量の議席をとって政権を目指す政党には、無用な政治家が含まれることは避けられない。

 議員の数が多すぎるのだ。ほとんどの議員は法案採決の数合わせになっている。その現状を変えない限り無用な政治家は無くならない。私が今の政治を全否定する理由がそこにある。

 勝ち過ぎると一党独裁になる恐れがあると懸念する声がある。しかしそうならないだろう。

 民主党は国民の政党になることを公言している。自民党のような真似をすれば国民の反発を買うことを知っている。自民党に届かなかった我々の声は、確実に民主党に影響を与えることになる。

 なぜ民主党は圧勝しなければならないのか。それは民主党政権の安定のためだ。自民党に政局の混乱の口実を与えてはいけない。これ以上政局の混乱を長引かせてはいけない。

 民主党の圧勝が当然のように報じられてきた。自民党は負けを覚悟している。だから民主党の勝敗ラインが極端に高くなってしまった。

 民主党が単独過半数を取るだけでは、もはや十分ではないと受け止められるようになった。300議席を下回ると、むしろ自民党が健闘したという口実を自民党に与えてしまう。なんとしても300議席確保、いやそれ以上を民主党にはとってもらいたい。

 民主党は圧勝しなければならないのだ。

 最後にその他の政党について一言ずつ私の意見を述べておきたい。

 自民党にとっては文字通り生き残りをかけた選挙だ。負けすぎると自民党は消滅してしまう。政権を取り返す可能性すら失ってしまう。私はそれでもいいと思っている。そういう自民党を見てみたい。

 公明党は本来の一宗教政党に戻る良い機会だ。政権政党を目指すのではなく、この機会に平和と弱者の政党に
戻ることが公明党のためだ。

 私は日本共産党のマニフェストを評価する。自民と民主の二大政党に対する第三の政党が必要であるとすれば、そして私は必要であると考えるのだが、それは日本共産党の掲げるマニフェストの政党だ。だから日本共産党の健闘を祈る。しかし日本共産党の限界は日本共産党であることだ。日本共産党である限り国民の政党にはなれない。

 社民党は終わっている。私は社会党を支持してきた一人であるが、日米安保体制を認めて自民党と連立政権を組むという大きな誤りを犯した時点で終わった。その結果三つに分裂し、いままた比例は民主党と叫ぶ辻元清美と、民主党の政策を批判して社民党に一票をと叫ぶ福島瑞穂に分裂している。

 国民新党は郵政民営化見直しが行われるようになった時点で存在価値がなくなる政党だ。

 田中康夫や有田芳生はただちに民主党に行くべきだ。

 改革クラブは麻生首相を支持すると言いながら自民党に行かない矛盾したクラブだ。

 新党大地やみんなの党はこれからの党である。しかしそこに独自性はない。存在意義が見えてこない。

 そういうわけで私は民主党の圧勝を願う。

 民主党の課題は圧勝した後だ。政権を手にした後だ。その事については31日のメルマガで書く。

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