事実上の決勝戦と考えて、メモを取りながら懸命に観た。山本昌邦氏のブラジル・ヒイキ解説とちがって、意外にもオランダの方がかなり上だなーと前半20分ぐらいから思ったものだ。その関連部分をメモから拾ってみる。
「5分、オランダの方が技術が上だ。凄いゲームになるだろう」
「10分、ブラジル、ロビーニョが、抜け出し得点。さらに凄いゲームになるな」
「30分、山本昌邦はブラジルびいき。五月蠅いからテレビ、消音」
「35分、ブラジルはファールが多い。オランダ優勢だからもっとファールが多くなるだろうし、間もなくオランダが得点するだろう」
あとは明日の新聞に載るでしょうが、後半すぐにオランダ得点。ロッベンの戻しパスからスナイデルのクロス(シュート?)に、ブラジルのオウンゴールだった。68分?にオランダ2得点目。オランダから見て右コーナーキックが敵ゴール・ニアへ飛び、ワンタッチあって最後はゴール前のスナイデルのバック・ヘッド気味の得点。73分には、ブラジル、フェリペメロのレッドカード退場。これでほぼ勝負あったと、そんな経過だ。
全く僕の事前予想と違った結果になってしまった。こんなにオランダが垢抜けて見えるとは思いもしなかった!
オランダのほうがブラジルよりも優れていた点は以下である。
① パスがつながる。
② インターセプトも上手い。
③ ①②とも要するに判断が速くて正確で、ポジション取りが良いからだと思う。
こうして総体的にオランダの方が随分垢抜けて見えたのである。それについてはこんなことも思う。ブラジルも含めて、南米のチームはファールが多いと思っていた。あれだけ「マリーシア(「ずるがしこい知恵、技術」というブラジルサッカー用語)」をやっては、垢抜けた技術にはどうしても欠けてくるだろうな、競ったゲームでは特にそうなる、と。つまり、オランダよりもちょっとゲームへの臨み方が違っていて、その差が出たと結論づけたい。このことはオランダ陣営もゲーム前から強く意識していて、オランダチームからこういう声も上がっていたと聞いた。
「ブラジルとやるのでは、相手の汚さに負けないように、こっちも汚いことを覚悟してやらないとな」
関連して審判の問題もある。主審が日本人の西村さん。毅然としていて、評判通りの名審判だったと、僕は思う。が明日はこの西村さんにブラジルチームからこんな声が上がるだろうと、予言しておきたい。「審判にやられた!」と。この声にFIFAはこう応えることになるはずだ。決勝か準決勝のどこかを、また西村チームに裁かせるはずだ、と。FIFAは今、誤審問題で揺れているし、同時に、南米のファール問題にもちょっと揺れていると思う。だからこそ激しくなりそうなこのゲーム、「事実上の決勝戦」を、西村チームに任せたと言っても良いのではないか。
以上のような訳から、ブラジルが西村氏を批判したならばそれは「負け犬の遠吠え」にしかならないだろう。そう僕は思う。
オランダは素晴らしいチームだ。とにかく「人もボールも走る」し、ポジション取りが合理的でもあり、かつ随分速くって、そこがすごく垢抜けて見えた。このゲームに限ってはファウルが多かったが、「日頃はファールなしで鍛えようとしている」という選手たち、チームなのだろう。ブラジルがださく見えた。
「5分、オランダの方が技術が上だ。凄いゲームになるだろう」
「10分、ブラジル、ロビーニョが、抜け出し得点。さらに凄いゲームになるな」
「30分、山本昌邦はブラジルびいき。五月蠅いからテレビ、消音」
「35分、ブラジルはファールが多い。オランダ優勢だからもっとファールが多くなるだろうし、間もなくオランダが得点するだろう」
あとは明日の新聞に載るでしょうが、後半すぐにオランダ得点。ロッベンの戻しパスからスナイデルのクロス(シュート?)に、ブラジルのオウンゴールだった。68分?にオランダ2得点目。オランダから見て右コーナーキックが敵ゴール・ニアへ飛び、ワンタッチあって最後はゴール前のスナイデルのバック・ヘッド気味の得点。73分には、ブラジル、フェリペメロのレッドカード退場。これでほぼ勝負あったと、そんな経過だ。
全く僕の事前予想と違った結果になってしまった。こんなにオランダが垢抜けて見えるとは思いもしなかった!
オランダのほうがブラジルよりも優れていた点は以下である。
① パスがつながる。
② インターセプトも上手い。
③ ①②とも要するに判断が速くて正確で、ポジション取りが良いからだと思う。
こうして総体的にオランダの方が随分垢抜けて見えたのである。それについてはこんなことも思う。ブラジルも含めて、南米のチームはファールが多いと思っていた。あれだけ「マリーシア(「ずるがしこい知恵、技術」というブラジルサッカー用語)」をやっては、垢抜けた技術にはどうしても欠けてくるだろうな、競ったゲームでは特にそうなる、と。つまり、オランダよりもちょっとゲームへの臨み方が違っていて、その差が出たと結論づけたい。このことはオランダ陣営もゲーム前から強く意識していて、オランダチームからこういう声も上がっていたと聞いた。
「ブラジルとやるのでは、相手の汚さに負けないように、こっちも汚いことを覚悟してやらないとな」
関連して審判の問題もある。主審が日本人の西村さん。毅然としていて、評判通りの名審判だったと、僕は思う。が明日はこの西村さんにブラジルチームからこんな声が上がるだろうと、予言しておきたい。「審判にやられた!」と。この声にFIFAはこう応えることになるはずだ。決勝か準決勝のどこかを、また西村チームに裁かせるはずだ、と。FIFAは今、誤審問題で揺れているし、同時に、南米のファール問題にもちょっと揺れていると思う。だからこそ激しくなりそうなこのゲーム、「事実上の決勝戦」を、西村チームに任せたと言っても良いのではないか。
以上のような訳から、ブラジルが西村氏を批判したならばそれは「負け犬の遠吠え」にしかならないだろう。そう僕は思う。
オランダは素晴らしいチームだ。とにかく「人もボールも走る」し、ポジション取りが合理的でもあり、かつ随分速くって、そこがすごく垢抜けて見えた。このゲームに限ってはファウルが多かったが、「日頃はファールなしで鍛えようとしている」という選手たち、チームなのだろう。ブラジルがださく見えた。
解説がかたよってウルサイと感ずるのは
よく分かります。
ブラジル・オランダ戦キックオフの前にグランドでは、何がなされていたか。
オランダのDFファンブロンクホルストとブラジルのDFルシオがこう宣言をしたのです。
『われわれはサッカーがすべての性別、人種宗教、国籍を一つにできると信じている』
どこで観るときも、いつもメモを取っています。でないと責任ある文章が書けないし、サッカーが学べません。
昨日のゲームで山本昌邦が「ブラジル、ブラジル」と、五月蠅かったのは、こんな事も関係しているでしょう。彼は磐田の監督をしたこともあったが、ブラジルの監督ドゥンガは選手時代晩年を磐田ですごした。二人とも磐田関係者ということね。
只今さん
僕の別のコメントへのご意見なのですね。言われるお気持ちは分かりますが、僕があそこに書いた2点は真理だと思います。①も!②もね。②を否定すると、①のようなことを返されることにもなってしまう。他人のある感情に土足で踏み込むのと一緒だからではないでしょうか。「国、国というのは安易だ」もちょっと決めつけにならないでしょうか。僕で言えば、社会契約説的な「クニ」とか、ゲームでの「クニ」とかなら、いくらでも「国」と言いますが。かと言って、日本人の誇りなんてありませんし、朝鮮の方とか外国人に尊敬できる人はいっぱいいます。多民族国家、オーストラリアで3ヶ月ホームステイをして、つくづく振り返り、感じたことでした。
後半3行は、良いと思います。
本山市政が誕生した時のこんな逸話があります。
庁舎に懸けられた「憲法を暮らしに生かす」という垂れ幕は降ろすべきだ、と怒鳴り込んできた人の言い分は、徹頭徹尾「日本という国をなぜ愛せないんだ」ということでした。
それから数ヶ月後の名古屋まつりの日、庁舎の窓に掲げられた国旗は即刻降ろすべきだ、と抗議をしてきた人がいました。
二人は正反対のイデオロギーの持ち主と思われますが、口調はとてもよく似ていたことに思いを馳せるとき、小生も自戒せねばと…。
『二人は正反対のイデオロギーの持ち主と思われますが、口調はとてもよく似ていたことに思いを馳せるとき、小生も自戒せねばと…。 』
ありがとうございました。
あんなことで命をかけて・・・と
言われるようなことかも。
それと比較してモスクワの靴屋さんの話は
100年後には、もっと深刻に
こころにひびくことになっているかも。