エネルギー政策に関する国民の意見について、
古川検証座長は、「多くの国民が原発のない社会を望んでいる」と総括。
↓
これに対して、産経・読売・日経などは
「強い意見の人が引っ張るので、比率は偏る可能性が高い」(田中愛治・早大教授)
という意見を大々的に伝えました。
たしかにパブリックコメントは、小生も本欄で「意見を!」と呼びかけたように、
偏りがみられるだろうと思い、さすが知る人ぞ知る田中教授と思いました。
↓
しかしこの田中意見に対しては、小林(阪大教授)委員の次のような反論もみられました。
「この各種調査から浮かぶのは政府に対する国民の怒りで、
こうした声を情緒的といって考慮しないのは、危険です」
↓
そして一日を経た今日(29日)の新聞論調。
●『朝日新聞』
「原発ゼロ議論へ 実現には課題多い」
との見出しつけ、結果として、原子力ムラの援護射撃に乗り出しました。
ゼロをめざすと、先ずは
《使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルをどうするか、も問われる》
というのです。廃棄物処理は、ゼロにしてもしなくともしなくてはならない!
《原発が動かないと、火力発電の燃料費が増え、電気料金にしわよせがくる》
というのですが、どんな値段k燃料費を購入しているかをはじめ、論破されています。
そして、細野大臣の《廃炉作業に必要な人材確保が難しい》との言質を紹介していますが、
どんな炉もいずれにかは廃炉。いずれにしても人材供給は急務の課題。
●『中日新聞』
一面トップは、「大飯稼働なしでも余力」
二面は、「〈脱原発〉骨抜き懸念」 「政府姿勢あいまい」
古川検証座長は、「多くの国民が原発のない社会を望んでいる」と総括。
↓
これに対して、産経・読売・日経などは
「強い意見の人が引っ張るので、比率は偏る可能性が高い」(田中愛治・早大教授)
という意見を大々的に伝えました。
たしかにパブリックコメントは、小生も本欄で「意見を!」と呼びかけたように、
偏りがみられるだろうと思い、さすが知る人ぞ知る田中教授と思いました。
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しかしこの田中意見に対しては、小林(阪大教授)委員の次のような反論もみられました。
「この各種調査から浮かぶのは政府に対する国民の怒りで、
こうした声を情緒的といって考慮しないのは、危険です」
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そして一日を経た今日(29日)の新聞論調。
●『朝日新聞』
「原発ゼロ議論へ 実現には課題多い」
との見出しつけ、結果として、原子力ムラの援護射撃に乗り出しました。
ゼロをめざすと、先ずは
《使用済み燃料を再利用する核燃料サイクルをどうするか、も問われる》
というのです。廃棄物処理は、ゼロにしてもしなくともしなくてはならない!
《原発が動かないと、火力発電の燃料費が増え、電気料金にしわよせがくる》
というのですが、どんな値段k燃料費を購入しているかをはじめ、論破されています。
そして、細野大臣の《廃炉作業に必要な人材確保が難しい》との言質を紹介していますが、
どんな炉もいずれにかは廃炉。いずれにしても人材供給は急務の課題。
●『中日新聞』
一面トップは、「大飯稼働なしでも余力」
二面は、「〈脱原発〉骨抜き懸念」 「政府姿勢あいまい」
ところで、NHKの私のいる地方局、毎日夕方のローカル・ニュースの終わりに、電力の利用率を伝えるのですが、猛暑だった一昨年を基準としてのそれはつねに十数%から20%近くの余剰があるこというものです。
当初はこの限定された県単位のことだけかと思ったら、どうやら全国的にそのようなのです。
九電の大型火力発電所がパンクした折(暑さのピークでした)にも難なく乗り切っています。
「大飯を再稼働しないと病人が死ぬぞ」と国民を脅迫した人たちは今頃ぺろりと舌を出していることでしょう。
これらの結果には、国民の節電意識も大いにあると思います。一見消極的なようなこの努力もそれ自身人びとの「創意工夫」の立派な成果です。
「原発がないとやって行けない」と叫ぶ人たちは、こうした国民の創意を無視し、国民を欲望だけに基づく畜群か何かのように観ていて、自らをその「統制者」、「支配者」になぞらえているのでしょう。