このブログ・フットボール記事で最も多くを書いてきたと言える岡崎慎司は俊輔や憲剛以上の理論家だと、僕は観てきた。理論家という意味を、こう理解してのことである。FWであれば、そのチームとしての得点法を最も鋭く論じられる人、DFであればそのチームとしての失点ゼロのやり方を最も鋭く論じられる人、と。でなければ、あんな鈍才があそこまで上り詰められる訳がないのである。なんせ、清水に入った05年の彼は足は遅く、技術も拙くって、5番目以下のFW。長谷川健太監督らからかけられた期待も小さかったのは、有名な話だ。それが、22歳で代表に入って、あれよあれよ、「南アW杯各大陸予選段階の、世界得点王」になってしまった。これは出場ゲーム数が多い代表の絶対的レギュラーFWという意味でもある。かって日本代表にはいなかった絶対的存在(のFW)ということになる。以降、日本人が世界比較で弱いFWとして、プレミアまで。そして、プレミア優勝チームのレギュラーまで。彼の成長の歴史には驚かされるばかりだった。まるで、中田ヒデのような。
そんな彼もすでに32歳。ハリル解任を受けたW杯までの今後を語った。
ちなみに、ハリル解任を受けても、マスコミでまともな論議は本当に少ない。読者が記事を選択するための参考になる筆者名すらついていず、W杯に向けては毒にも薬にもならぬような話か、断片的すぎて「それが何?」というようなものか、とにかくそんなのばかりが目立ち、こちらは「読んで損した.時間の無駄。俺は忙しいんだぞ・・・」と後悔ばかり。中田ヒデとか著名人の名前を使ったインタビュー記事なんかでも、聞き取り者の水準によるのだろうが、毒にも薬にもならぬ論調が多過ぎると感じている。
さて、そんな中で以下のこれは光った。17日のネットで、スポルティーバのインタビュー記事である。聞き取った記者の力もあるのだろう。 ブラジル敗戦の苦い教訓をちゃんと踏まえた質問をしたからこそ、岡崎からこんな言葉が引き出せたという内容だと愚考した。
ところで、ちかごろ名ライター・木崎伸也の名を聞かないが、愚か者らにバッシングでもされたのだろうか。
『「僕は『つなぎたい』とか、『速く攻めたい』という議論自体がおかしいと思っている。後ろからつないでいくサッカーを、『世界を相手にしたときにやれるか?』といったら、まったく別問題だと思う。ただ、その融合というか。ある程度つないでから、縦に速いサッカーをする。そういうふうに融合していかないと、世界では勝てないと思う。この状況で監督が交代したなら、『どんなスタイルで行くか?』っていう次元の話じゃない。
まずは監督が選手を選び、その選手の特徴をチームに当てはめて、力を出し切らせるところで世界と戦っていく。そういう意味では、ハリルさんがやってきたことも無駄じゃない。むしろ、ハリルさんの時期は、今までの概念を破壊してくれるという意味で、すごく大きかった。
今までやってきたことは、間違いなく無駄ではない。勝つためには守る時間も必要だし、守った後に速く攻めることも大事だと思う。そして、たまにボールをつながないと、早く攻める時間帯も出てこない』
『「『ただ蹴る』『ただつなぐ』という議論はもう遅れているかなと。『すべてをやる』というわけではないけど、タイミングとか、そういうものもプランを緻密に練るというか。
極端なことを言えば、最初の45分や65分は、ほんとに守って、ラストの20~30分で1点を獲りにいくとか。そういう進め方もあるかもしれない。『W杯は別モノ』と考えるべきだと思うんですよね。あそこには魔物がいると思う。自分たちの理想を掲げても、それをさせてもらえない何かがあるので。
あとは、結果が出るかどうかは、もう自信の部分だと思う。代表に選ばれた選手は、チームとして『結果を出しにいく』と信じて戦うべき。誰が選ばれるかわからないし、選ぶ側も難しいと思うんですけど。でも、むしろ今は全員にチャンスがあると思う。
そして、選ばれた人間は、同じ方向を向いてサッカーをするしかない。日本もブラジルW杯で反省した部分がある。つなぎたいというより、みんな勝ちたいと思うので。だから、『勝つために何をしていくのか』になると思います。どんな状況にしろ、勝つことに全力を尽くす』
そんな彼もすでに32歳。ハリル解任を受けたW杯までの今後を語った。
ちなみに、ハリル解任を受けても、マスコミでまともな論議は本当に少ない。読者が記事を選択するための参考になる筆者名すらついていず、W杯に向けては毒にも薬にもならぬような話か、断片的すぎて「それが何?」というようなものか、とにかくそんなのばかりが目立ち、こちらは「読んで損した.時間の無駄。俺は忙しいんだぞ・・・」と後悔ばかり。中田ヒデとか著名人の名前を使ったインタビュー記事なんかでも、聞き取り者の水準によるのだろうが、毒にも薬にもならぬ論調が多過ぎると感じている。
さて、そんな中で以下のこれは光った。17日のネットで、スポルティーバのインタビュー記事である。聞き取った記者の力もあるのだろう。 ブラジル敗戦の苦い教訓をちゃんと踏まえた質問をしたからこそ、岡崎からこんな言葉が引き出せたという内容だと愚考した。
ところで、ちかごろ名ライター・木崎伸也の名を聞かないが、愚か者らにバッシングでもされたのだろうか。
『「僕は『つなぎたい』とか、『速く攻めたい』という議論自体がおかしいと思っている。後ろからつないでいくサッカーを、『世界を相手にしたときにやれるか?』といったら、まったく別問題だと思う。ただ、その融合というか。ある程度つないでから、縦に速いサッカーをする。そういうふうに融合していかないと、世界では勝てないと思う。この状況で監督が交代したなら、『どんなスタイルで行くか?』っていう次元の話じゃない。
まずは監督が選手を選び、その選手の特徴をチームに当てはめて、力を出し切らせるところで世界と戦っていく。そういう意味では、ハリルさんがやってきたことも無駄じゃない。むしろ、ハリルさんの時期は、今までの概念を破壊してくれるという意味で、すごく大きかった。
今までやってきたことは、間違いなく無駄ではない。勝つためには守る時間も必要だし、守った後に速く攻めることも大事だと思う。そして、たまにボールをつながないと、早く攻める時間帯も出てこない』
『「『ただ蹴る』『ただつなぐ』という議論はもう遅れているかなと。『すべてをやる』というわけではないけど、タイミングとか、そういうものもプランを緻密に練るというか。
極端なことを言えば、最初の45分や65分は、ほんとに守って、ラストの20~30分で1点を獲りにいくとか。そういう進め方もあるかもしれない。『W杯は別モノ』と考えるべきだと思うんですよね。あそこには魔物がいると思う。自分たちの理想を掲げても、それをさせてもらえない何かがあるので。
あとは、結果が出るかどうかは、もう自信の部分だと思う。代表に選ばれた選手は、チームとして『結果を出しにいく』と信じて戦うべき。誰が選ばれるかわからないし、選ぶ側も難しいと思うんですけど。でも、むしろ今は全員にチャンスがあると思う。
そして、選ばれた人間は、同じ方向を向いてサッカーをするしかない。日本もブラジルW杯で反省した部分がある。つなぎたいというより、みんな勝ちたいと思うので。だから、『勝つために何をしていくのか』になると思います。どんな状況にしろ、勝つことに全力を尽くす』
他と同じく、文ちゃんの、偏見なのでは?
終わったことは語れるけれどこれからどうなるには全然結び付かないね。。。
その界隈の年寄りを道連れに、代表引退を表明して欲しいな。
「後進に道を譲る」・・とか、言ってくれたら・・
ブラジル大会の後にも、引退を口にしていたのに。