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ハリルジャパン(49) FC東京、城福浩  文科系

2016年02月09日 21時34分20秒 | スポーツ
 FC東京がアジア・クラブ・チャンピオンズ・リーグ(ACL)のプレーオフに出ていたが、本日タイのチームを実に9対0で破って、本戦出場を決めた。この相手は決して弱くないチームである。去年日本の柏が、同じくプレーオフで大変な苦戦を強いられたチョンブリというチームなのだから。
 日本チームはこれで、広島、ガンバ、浦和を加えて4つが本戦に揃ったことになる。さて、このFC東京に、新監督として城福浩が復帰している。この監督は、要チェックだと僕はずっと見てきたもの。もの凄い情熱家、勉強家だし、弱小甲府監督における成功によって、監督業を新たに学び直したとも分かるのだ。さて、今日のタイ・チョンブリ戦だが、こんな所が目についた。

 明らかに現在最新の世界潮流を踏まえている。ボール奪取が実に上手いチームにごく短期に育て上げている。前からプレスをかけ続けて、相手にサッカーをさせなかった。こんな芸当は、よほど弱いチーム相手にもなかなか出来るものではない。高位プレスも、引いたプレスも、いずれにも長けてボール奪取が出来るのだから、広島や五輪代表と同じく世界最先端の戦い方を身につけているようだ。しかもこのチーム、選手層が厚い。往年の得点王、前田遼一がいる。今年、鳥栖のMF水沼宏太が入ったし、甲府からFW阿部も入った。駒野勇一まで入ったのだ。前田とか、駒野とかの元代表からは、若手が練習態度も含めてどれだけ学べるか知れないという、メリットがある。甲府の阿部などは城福が取ったのだろうが、森重、徳永、高橋、米本、東、羽生に加えてこの選手層の厚さに新生・城福の手腕が加われば、優勝争いに加わって来るのではないか。なお、僕個人としては、ここでも紹介した五輪アジア予選MVP中島翔哉には、特に注目している。

 広島の森安、ガンバの長谷川、FC東京の城福と3人の監督の闘いも僕としては見物だと観ている。この戦いが既に、ACLで始まっていくというのに、また興味が尽きない。
 今年のACLは実に楽しみだ。久しぶりに日本勢が優勝して欲しい。

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