ブンデスリーガの岡崎が7日、ちょっと長い休眠から目を醒ましたような得点を挙げた。現在24ゲームが終わって22ゲーム出場、9得点、暫定8位である。この得点は、0対2から1点を追いついた後の77分に、現在の3位チーム相手に2対2にというゲーム結果を呼んだ同点弾になった。得点光景はこういうもの。
右サイドからのロング・スロー・クロスに、ニアの1人がヘッドをファー方向ゴール近くへ。このボールをキーパーと競り合った味方2人がいて、遠い側の岡崎が前に飛んでヘッド得点を上げた。岡崎はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。
このゲームの岡崎、スプリント回数が凄くって、46回。ちなみに、この日開幕されたJリーグも走行距離、スプリント回数を記録し始めて、そのFWスプリント回数を観ると、2得点を挙げたFC東京・武藤が22回、ガンバ大阪・宇佐美が16回なのである。ドイツとは基準が違うかも知れないが、岡崎のダッシュ回数、恐るべしである。
なお、同クラブを率いるマルティン・シュミット監督が試合後の会見に臨み、コメントをクラブ公式HPが伝えているが、こんな言葉があった。
『2点差をつけられていたのに、勝ち点1を得られたのは良いことだ。・・・リードされたことには驚いた。しかし岡崎が決めた2点目こそ、この試合展開にふさわしいものだった』
監督がヒュルマンド監督からシュミット監督に変わったわけだけど、一番変わったところはトゥヘルのときのように手早く裏ということを徹底させていること。
ヒュルマンドのときは遥か前の投稿でも書いたけど、SBのポジションを高くとり、ボランチのガイスをDFラインあたりで、ビルドアップさせるスタイル。縦の意識を捨てたわけではないけれど、ポゼッションの意識をより高めた結果、どうしてもトゥヘルのときより縦への勢いが減っていったように思えた。
縦への早さが減ったことで、岡崎のシュートチャンスが年明けから0という状態が続き(そんな中でもアシストやポストプレーでチームに貢献)
チームとしても勝ち切れない試合が増えてきた。なぜかといえば、攻撃の時間的な早さが減ったことで、相手が守備陣形を整える時間を与え、SBをあげて、サイドから攻めても、フィニッシュ部分に工夫があるわけではないので(この部分のディティールを岡崎に合わせたり、何か改善させるべきだった)
引いて守り、前の選手で点をとるサッカーをするチームが多いブンデスリーガでは逆に相手にハマるようなサッカーをしてしまった。
その結果、13試合で勝ち星1つということもあって、ダービー戦を前に監督解任。
個人的な感想をあげるなら、ヒュルマンド監督が良くなかったのは、先ほど書いた、もう少し岡崎に合わせたプレーを徹底させるべきであったこと。
例えば、アーリークロスのようにスペースに出すクロスを早いタイミングであげる。ジエゴコスタやルカク、アグエロ、オーバメヤンのように1トップからサイドで流れるような動きをさせ、ロングボールをだすような、岡崎をわかりやすくを生かすプレーをさせるべきだった。余談だが今あげた選手のように今シーズンは特に岡崎のようなポストも行う、機動力のある、昔のストライカータイプの1トップが増えている。
そして、U-23のマインツを率いていたマルティン・シュミットが監督就任。トゥヘルがU-23の監督に連れてきたこともあって、トゥヘルのように、手早く縦を使う監督なのだが、そのおかげもあって、前々節では絶妙なタイミングで裏に抜け出した岡崎の完璧なアシストで同点ゴール。
前節のホッフェンハイム戦ではようやく岡崎にもシュートチャンスが訪れる。あのときは決めきれなかった岡崎が悪いが、結局のところ岡崎をシンプルに使えば、自然とゴールが生まれるのである。というより、ヒュルマンドのときからも、ゴールシーンはシンプルに岡崎を使った結果であった。
ドルトムントが(昨日は引き分けたが)、復活し始めたのはトゥヘルのときの戦術岡崎のように、1トップのオーバメヤンをシンプルに使い、二重、三重の攻撃でロイス、香川、ムヒタリアン、カンプルを使うようになったから。ギュンドアンやシャヒンなどのボランチとCBの活躍も大きいが。
そして、今節の岡崎はシュートチャンス3回でゴールを決めた。10試合ぶりのゴールとあるが、休養で1度休んだため、岡崎自身は9試合であるし、そもそも年明けからのの4試合はシュート数0であったし、それを考えれば5試合ぶりのゴールであるのだ。今節の岡崎は競り合いでも勝ち、ポストプレーもほぼ完璧にこなし、サイドに流れてからはドリブルで2人をかわすようなプレーもし、計46本のスプリントからの守備、そしてクロスバー、GKのファインセーブで防がれたが惜しい2本のシュートを放ち、1ゴールをあげた。今シーズン最高クラスの活躍を見せた。
『今節の岡崎はシュートチャンス3回でゴールを決めた。10試合ぶりのゴールとあるが、休養で1度休んだため、岡崎自身は9試合であるし、そもそも年明けからのの4試合はシュート数0であったし、それを考えれば5試合ぶりのゴールであるのだ。今節の岡崎は競り合いでも勝ち、ポストプレーもほぼ完璧にこなし、サイドに流れてからはドリブルで2人をかわすようなプレーもし、計46本のスプリントからの守備』
これからもよろしく。なんせ岡崎の大ファンなんだけど、ゲームを観る時間が割ととれないものだから、感謝、御の字。
対UAE戦、交代するまで「いたの?」て、ぐらいの存在感だった岡崎。
負傷交代だったらしいけど、どこを負傷したのやら。
結論は「だからトロイと言う」。大所高所の大事なことと、ちっぽけな話とを対等に並べるトロサね。岡崎のドイツ実績は今や、イングランドから20億円ほどでお呼びがかかるかという話。他方、アジア杯で君の言う不出来なんて、ほんの一ゲームだけのちょっとしたことだ。小さい不出来で、大きな実績は全く消せないという訳ね。これで批判になっているつもりなのかと、驚いてしまう。大事なこととどうでも良いこととの区別がつぬ君らしい。ケチを付ければ何でも良いというわけではなく、僕が提起している功績を打ち消すほどの大きな話をしないと、反論にはならないのね。ほんのちっぽけな批判では相手はやり込められないと言う事、よく覚えておいて。
こんなちっぽけなことなど、どんどんスルーするよ。きみはよく「○○はスルーですか?」というけど、スルーなんて無数にするよね。大きなことでは、岡崎は今や日本有数の選手だ。ドイツは世界一位で、国内でやっている選手が多い国だからね。世界一流のFWたち相手にベスト10なんだよね。これを打ち消すほどの話でないと、スルーとか何とか言えないって理屈、分からないかな。
近年ガンバの宇佐美ほど騒がれたFWも珍しい。だけど彼、ドイツでは何も出来なかったよね。ミュンヘンだけではなく他チームでもね。それが、日本ではガンバの三冠王立役者だ。今年のJ得点王と予想する専門家もいる。
岡崎は、この宇佐美から見たらうらやましいような存在だよね。宇佐美を貶めるわけではないが1ゲームのダッシュ力で46対16というこの差はどうだ!(ただし、宇佐美は、このゲーム後半に途中交代だったけどね。長谷川監督は「もう疲れた!」と見た。宇佐美は「疲れてないのに」と語ったそうだが)
君がよく言い返してくる岡崎はこういう人物だということをよーく抑えておくことだよね。これが最も大切なこと。その上で、これに匹敵するほどの批判でなければ、全くちっぽけなことにしかならないのね。分かった?