明早朝世界5位のベルギー戦だ。朝5時からメーテレでやる。ザックや選手たちの声から、ゲームを展望してみたい。ちなみに、ザックはメンバーを換えると語っている。オランダ戦であの新人4人を先発させたらコンセプト通りの出だしになったように、こんな戦略からのことなのだ。
「このチームはコンセプトに沿ってやっているのか、また、その目指すべき道を進めているかどうかを、この間のゲームを通じて確認したかった。このチームはコンディションの良い時は非常に良い内容を見せるが、それをいかに継続的に出していけるかが、これまでの課題になっていると思っているので」
「当然、自分たちがどういったことを目指しているのか、どのようにプレーをしたいのかということを明確にわかることがまずは大切だと思う」
選手の声はどうか。香川が、三つばかりのベルギー作戦を語っている。①前からのプレス。②サイド攻撃。③敵DFの不揃いを衝く。この②③に関わっては、岡崎もこう語っている。「足元足元と出し手本位のパスだけでなく、裏を狙って受け手本位のパスを引き出したい」。遠藤はとにかくアグレッシブに行きたいと語るし、本田はこんなことを言っている。「敵は必ずロングの放り込みカウンターで来る。長身を生かして。これは避けられないことだから、DFは留意して欲しい」。
さて、オランダ戦と同じ戦いが出来るかどうか。前プレス、DFライン上げ、そして攻勢的ボール奪取からショート・ロングのカウンター。FWは深く、左右ウイングは横に張っていて裏をも狙い、敵陣を縦と横に拡げてスペースを作りつつ、サイドと中央との縦に速い攻撃を交互に繰り返す。これらはザック戦略の基本中の基本だ。しかも、オランダよりは組織的でないベルギーには、これらはもっとやりやすい。
よって、こうなる。
あの組織的なオランダでさえが日本の攻勢でロングに活路を見出したように、ベルギーは本田が言う通り確かにロング狙い攻撃一辺倒のように。対する日本は、正確なロングを上げさせないということで、前からのプレスがさらに重要になるはずだ。でも、特に世界の超一流選手でスピードもあるエデン・アザール(イングランドはチェルシー所属)へのプレスは至難の業。誰が対応しても漏れはでるだろう。対するには、細貝を付けたらどうだろうか。幸い19日現在こんなホットニュースが流れた旬の選手だ。
『ドイツ誌『キッカー』は、ブンデスリーガ全18チームの今夏の補強選手を採点。ヘルタ・ベルリン所属の日本代表MF細貝萌に満点評価の「10」をつけた。
同誌は各クラブの新加入選手について、補強が成功だったか失敗だったかを最低点「1」、最高点「10」で評価。細貝はヘルタに加入した6選手のうち、ノルウェー代表MFペア・シリアン・シェルブレットとともに「10」が与えられた。また、ヘルタは新加入選手に総じて高評価が並び、平均点「8.33」で18クラブの内、2位と補強が成功したことを伝えている。』
相手が組織としては粗そうなチームだし、組織的で小回りが利く日本がオランダ戦と同じ戦略を忠実にやるとして、打ち合いになると予想する。なんせ、ルカク、フェライニという長身かつ頑丈な選手のセットプレー得点を止めるのは日本には至難の業だ。ワールドカップ・オッズも世界5位のチーム。上出来でも同点がやっとというのが普通の見方だろう。
「このチームはコンセプトに沿ってやっているのか、また、その目指すべき道を進めているかどうかを、この間のゲームを通じて確認したかった。このチームはコンディションの良い時は非常に良い内容を見せるが、それをいかに継続的に出していけるかが、これまでの課題になっていると思っているので」
「当然、自分たちがどういったことを目指しているのか、どのようにプレーをしたいのかということを明確にわかることがまずは大切だと思う」
選手の声はどうか。香川が、三つばかりのベルギー作戦を語っている。①前からのプレス。②サイド攻撃。③敵DFの不揃いを衝く。この②③に関わっては、岡崎もこう語っている。「足元足元と出し手本位のパスだけでなく、裏を狙って受け手本位のパスを引き出したい」。遠藤はとにかくアグレッシブに行きたいと語るし、本田はこんなことを言っている。「敵は必ずロングの放り込みカウンターで来る。長身を生かして。これは避けられないことだから、DFは留意して欲しい」。
さて、オランダ戦と同じ戦いが出来るかどうか。前プレス、DFライン上げ、そして攻勢的ボール奪取からショート・ロングのカウンター。FWは深く、左右ウイングは横に張っていて裏をも狙い、敵陣を縦と横に拡げてスペースを作りつつ、サイドと中央との縦に速い攻撃を交互に繰り返す。これらはザック戦略の基本中の基本だ。しかも、オランダよりは組織的でないベルギーには、これらはもっとやりやすい。
よって、こうなる。
あの組織的なオランダでさえが日本の攻勢でロングに活路を見出したように、ベルギーは本田が言う通り確かにロング狙い攻撃一辺倒のように。対する日本は、正確なロングを上げさせないということで、前からのプレスがさらに重要になるはずだ。でも、特に世界の超一流選手でスピードもあるエデン・アザール(イングランドはチェルシー所属)へのプレスは至難の業。誰が対応しても漏れはでるだろう。対するには、細貝を付けたらどうだろうか。幸い19日現在こんなホットニュースが流れた旬の選手だ。
『ドイツ誌『キッカー』は、ブンデスリーガ全18チームの今夏の補強選手を採点。ヘルタ・ベルリン所属の日本代表MF細貝萌に満点評価の「10」をつけた。
同誌は各クラブの新加入選手について、補強が成功だったか失敗だったかを最低点「1」、最高点「10」で評価。細貝はヘルタに加入した6選手のうち、ノルウェー代表MFペア・シリアン・シェルブレットとともに「10」が与えられた。また、ヘルタは新加入選手に総じて高評価が並び、平均点「8.33」で18クラブの内、2位と補強が成功したことを伝えている。』
相手が組織としては粗そうなチームだし、組織的で小回りが利く日本がオランダ戦と同じ戦略を忠実にやるとして、打ち合いになると予想する。なんせ、ルカク、フェライニという長身かつ頑丈な選手のセットプレー得点を止めるのは日本には至難の業だ。ワールドカップ・オッズも世界5位のチーム。上出来でも同点がやっとというのが普通の見方だろう。
御説明を。
ベルギーにいる川島も言っている。とにかく個が強い、攻撃的選手が特に良いと。攻守のバランスが最近良くなったから急台頭したのだが、とも。こういう国は、必ず弱点があると思う。視野とか連携などにおいて。こうして、日本と対照的なチームだからこそ徹底的に組織的に対抗すれば弱点が露呈されると思う。日本を見てもそうだが、サッカーの真の伝統はそんなに簡単にできるものではないと思う。というか、近年で比べれば、世界一伸びたと言われる日本の方がまだ伝統があるかと。
さて、3―2の勝利!
やはり選手の入れ替えが、メンタル面も含めて大きかったと思う。ワントップは李、前田、柿谷、大迫など比較的いろいろな選手は使われていたけど他のスタメン「10人」は今までほとんど変化がなく、明らかに「ぬるま湯」だった。
山口135分
長谷部135分
遠藤90分
南米やヨーロッパの国がテストマッチでよくやるローテーション。
負担大のボランチはこうしたローテーションをよくやる。
又チームの骨格が出来て、W杯が迫り、アウェイで格上相手のテストマッチと状況が初めて揃い、まあ監督としては仕事を忠実にやったということ。
前回のアウェイは香川や吉田等所属先で出場時間が無い選手にゲームをプレゼントしたようなテストマッチ。
こういうことを粛々とブレずにやるのが一流の監督。
悪いが、外野の声には左右されていない。
W杯予選が終了し、監督としてはようやく試す時間が僅かに使える期間だから、当然の仕事を当然にやっただけだよ。
しかし公式戦では中々他の選手を試すことは出来ない。更に山口のような若手を試すにはタイミングも難しい。
時期としては今が一番良かった。
これで日程の詰まったW杯でもローテーションの目処が付いたのは収穫だろう。
それにしても、オランダ戦の内田といい今日の川島といいあり得ない判断ミスには呆れた。
戦術の乏しいベルギーだから良かったが。
そもそも監督を含む代表スタッフチームが、評論家や元代表選手などのその場の意見や世論にいちいち影響を受けていたら、それこそこの監督で大丈夫か?と心配になってしまいます。
私たち素人や一般人の記事やコメントなどは、いくら数が重なろうともまったく影響無いのは言うまでも無いことです。
影響が無いことと、1ファンとして応援や考察を楽しむこととは別問題ですけどね。
それを前提として、「ぬるま湯」について一言。
想像してみて下さい、あなたがもし幼少のころより毎日死にもの狂いで努力し続け、サッカー漬けの人生を送り、日本代表の試合に出られたとします。夢のW杯本番まであと1年・・・全国民の期待を背負っています。
そんな状況で、数試合スタメンが続いた程度で己の「必死さ」が少しでも欠けるようなことがあるでしょうか?
もう一つ誤解があると思いますが、
ザッケローニ監督は、この2試合に限らず全てのポジションで新戦力を試せる限り試してきています。
試した上で、比較して、結果が必要な試合にはより良い選手を選択してきたにすぎません。
これはとてもまっとうな監督の仕事だと思いませんか?
これまでの文科系さんの予想を集計してみてください。
予想が当たっている回数の方がかなり多いですよ。
根拠無く人を小バカにし、否定するだけのコメントは議論するに値しません。
それも前からのプレスがきいていたため、ルカクに精度の高いロングボールが通ったシーンがほぼありませんでした。
本田の献身的なプレスと切り替えの早さが一番印象に残っています。
この戦術でも90分間、運動量が落ちなかったことに驚きました。
運動量が多すぎて、交代枠が3人になったときどうなるのか少し心配です。
本田についてですが、前日のインタビューなどで「個が大事」と何度も強調していたのにもかかわらず、その本田が一番チームコンセプトに忠実にプレーしていたように見えました。
本田の言う「個」とはどういう意味で言っているのでしょう?