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「翁長さん、国策捜査・逮捕に気をつけて!」  文科系

2015年05月30日 03時13分38秒 | 国内政治・経済・社会問題
 週刊朝日6月5日号に表記のような記事が載った。06年に起こった「収賄額ゼロの賄賂逮捕事件」の被害者、佐藤栄佐久・元福島県知事が語った言葉だ。その記事を阿修羅掲示板から紹介する。

『 佐藤栄佐久元福島県知事「国策捜査に気をつけて!」 週刊朝日  2015年6月5日号

 一部週刊誌では早くも翁長雄志(おながたけし)知事(64)へのバッシングが始まっている。これは“国策”に反発して政府・与党と対決する知事の宿命ともいえる。かつて国の原発政策に異論を唱えた佐藤栄佐久元福島県知事(75)は、2006年に身に覚えのない談合疑惑の追及を受けて辞職後、逮捕された。その佐藤氏が、翁長知事を支援するために立ち上がった。自身の思いをこう語る。

*  *  *
 私と一緒に逮捕された弟は、取り調べのときに検事にこう言われました。
「知事(佐藤氏のこと)は日本のためにならない。いずれ抹殺する」
 担当検事が、“国策”に反する政治家は許さないと認めたということです。

 1988年に知事に就任したときは、私は決して「反原発」ではありませんでした。むしろ推進する側だったといえます。
 それが変化したのは、就任から4カ月後の89年正月です。福島第二原発3号機で冷却水再循環ポンプが壊れ、30キロの部品が原子炉内に落ちる事故が起きました。
 ところが、東京電力から福島県や地元住民にそれが伝えられたのは1週間後。最も大切な関係者である地元住民は無視されたのです。この構造は、沖縄の基地問題と共通しています。

 原子力政策に疑問を抱いた私は、東京電力の隠ぺい体質を批判し、情報公開を求めて国に異議を申し立てました。政府や自民党議員とも激しくやりあい、「闘う知事」と呼ばれたこともあります。
 談合疑惑を受けたのは5期18年目の06年。ある建設会社が、弟が経営する会社の土地を買ったことが、公共事業を受注するための見返りだったというのです。逮捕容疑に身に覚えはありませんでした。
 結果として裁判で認定された収賄額はゼロ円でしたが、12年に懲役2年、執行猶予4年の有罪となりました。前代未聞の事件でした。

 いま、「辺野古新基地建設」という国策に対峙している翁長知事にも、同じことが起こらないとは言い切れません。そのことを心配しています。

 私が住む郡山市では、保守・革新のイデオロギーを超えて、辺野古新基地建設阻止を訴える「沖縄・福島連帯する郡山の会」が発足し、私も相談役に就任しました。沖縄県民だけでなく、多くの日本人が翁長知事の行動に注目すれば、不当な圧力を防ぐことにつながります。みなさんで翁長知事を守ってほしい。それが私の願いです。

(本誌・西岡千史)』

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4 コメント

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ひどい見出し (道草)
2015-05-30 05:00:18
「翁長し変節:…」というような見出しを見て、パッシングが始まったな、と思いました。
何を変節と言っているかと、読んでみたら、
辺野古推進だったのに、反対になったということでした。
小林節氏の場合は憲法改正の持論を、「今変えるのは危ない」
9条堅持のままでいくべきだ。
、憲法に今触らないほうがよい、と思うようになってから、自民党から呼ばれなくなった。
と言っていました。
変節の使い方がおかしいでしょう。
病院の待合室に置いてある週刊誌をみて、
あきれました。
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全体主義 (文科系)
2015-05-30 20:49:42
 アメリカも日本も、民主主義国とは看板だけで、既に全体主義国と思う。その証拠は以下。
 
①アメリカは、嘘の理由をマスコミなど総動員ででっちあげてイラク戦争を起こし、イラク50万人、有志国数千の若者を殺した。開戦したかった少数者有力者(の利益)が国全体を牛耳っている国と言える。

②産軍政に金融が加わった1%が国を支配しているのだから、民主主義国を詐称しているわけだ。

③日本は、佐藤栄佐久、小沢一郎氏の「国策捜査」が第一の証拠。これを利益とする奴らが、検察を恣意的に動かせる国になり果てているということだろう。

④こうして日米ともに選挙は形式に過ぎず、国民は情報操作で操られていることになる。この情報操作の根本を指摘する大マスコミもないのだから。二つともまず、民主主義という意味でひとまずは終わった国と言える。

 カール・マルクスの言葉だが「支配階級は時の思想(宣伝)手段までを握ることを通して、時代の思想を握る」
 と、この通りになっている。それどころか、デマを動員して国民を丸め込むことを通じて、反対派を抹殺したり、戦争をでっち上げたりなのだ。日米金融が、世界から糾弾される国連を夢見たい思いだ。なお、そんな時代は必ず来ると確信する。でなければ地球が滅びるだろう。イスラムやアフリカで暴発している殺し合いや貧困、絶望によって。
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Unknown (1970)
2015-05-31 21:00:05
米日なんて中国に較べればかわいいもんだと思うよ。
少なくとも海を勝手に埋め立てる発想は中国以外無いよね(笑)。ISよりキチガイ。
そろそろシャレにならなくなるんじゃないかな。
下品な爆買いツアーも世界中で顰蹙かってるし。
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僕の中国観 (文科系)
2015-06-01 04:41:55
 70さん
 僕に反論したつもりなのだろうが、反論にも何もなっていない。君が、僕が今までここに書いてきたことを理解できないだけで、僕の中国観は君よりはるかに厳しいからだ。今日はこれを丁寧に説明してあげるね。今までの復習になるが、まとめてね。

 中国も全体主義だよ。しかも、日米以上のね。日本の明治政府と一緒で、上からの開発独裁の資本主義ね。明治日本は天皇統治憲法でこれを進めたが、今の中国は一党独裁でこれを進めているのだと観ている。さらに、この党は党内部の規則である民主集中制を国法よりも上に置いてきたとも観てきた。だからこそ、この党の民主集中制が開発独裁資本主義を支えてきた要と僕は理解して、これにここでずーっと批判を加えてきたのね。つまり、日米のような形式民主主義さえない国と、僕は観ているということだ。

 よって、日米以上の全体主義的独裁悪を僕がかばっていると思うのならば、ただ滑稽なだけだと言っておく。
 ただこんな国でも、地球の裏側まで原子力空母で出かけていって戦争を起こし、50万人以上も殺すということは流石やってないよね。それも上で述べたように、嘘の開戦理由をでっち上げて。その意味ではアメリカの方が遙かに君の語った「キチガイ」が当てはまるだろう。領海もなにも通り越して、独立国に無差別爆撃と上陸進軍を敢行したのだからね。

 こうして僕の日米比較は、つまりこういうことだ。
 形式民主主義があるという意味ではアメリカの方が中国より基本的によい政治だ。が、世界への害悪という内容においては、アメリカの方が遙かに悪魔に近いキチガイである。いまもっともっとこのアメリカについて行き直そうとしているアベを、だから批判するのね。今の日本は、こんなアメリカはもちろん、中国よりも遙かにマシな国だと観ているから特にね。(形式)民主主義はあるし、「嘘の理由戦争」はやってないしね。

 国への好き嫌いは善悪で決める。善悪にも中身があってね、いろんな中身の中でも最も大きい政治(構造)的善悪で僕は決めるのね。嘘の理由戦争とか、民主主義度とかいうものは、その国の政治にとって他の何にも換えが効かない大事なことだと観ている。センガクがキチガイなら、「嘘の理由イラク戦争」はいったいどういうことになる、何物だね?
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