長年に亘って原発反対運動を続けてこられた
福井県の国宝の寺である「明通寺」住職・中嶌哲演さんが、
「大飯3・4号機ノ再稼働阻止」を訴えて
26日から福井県庁ロビーで
断食に入っておられます。
中嶌住職は、先月、名古屋東別院に来られた時、
血圧上昇という状況に見舞われたこともあり、
心配な状況が続いていますが、
3月いっぱいは続けるとの堅い決意。
それにしても、マスコミは
何故、報じないのでしょうか!?
福井県の国宝の寺である「明通寺」住職・中嶌哲演さんが、
「大飯3・4号機ノ再稼働阻止」を訴えて
26日から福井県庁ロビーで
断食に入っておられます。
中嶌住職は、先月、名古屋東別院に来られた時、
血圧上昇という状況に見舞われたこともあり、
心配な状況が続いていますが、
3月いっぱいは続けるとの堅い決意。
それにしても、マスコミは
何故、報じないのでしょうか!?
反対派は「絶対安全」を求めて“事故の想定(想定することさえ)”“避難”“訓練”等々を妨害し……推進派は「絶対安全」を求めて重大事故は起こさないような万全の対策をしていると思っていた我々が(もちろん東京電力が一番のクズなのは改めて言うまでもないが!)馬鹿だった。
確かに大飯原発はストレステストなどを終え、再稼働の最先端に位置づけられていますから、中嶌師の行動はもっともなのですが、なぜ報道されないのか、なぜ都市部の連中は合流しないのか、などと考えてしまします。
福井県でも経済基盤の弱い嶺南地方、そのなかでもさらに貧しい大飯地区、そこへと狙いが定められているのです。これぞままことに原発が差別の構造の上に成り立っている証拠だと思います。
ちなみに、福井は原発銀座だといわれていますが違います。
福井県の嶺北(旧越前)には一基もなく、経済基盤が弱い嶺南(若狭)に「もんじゅ」や「ふげん」を入れれば15基もの原発があるのです。
それらはほとんど関西地区に送られ、関西の実に6割の電力をまかなってきたのでした。
なお、中電などがピーク時でも10%以上の余力を残して電力を供給できるといっているのに対し、関西電力が供給能力を持たないのは、多くの反対を押し切って原発にのみ依存する体制を作ってきたことへのまさに自己責任です。
関西の都市部の人たちが電力の恩恵にあずかっているとき、嶺南の人々は電力会社からのはした金と引換えに、生命を蝕む装置群とともに生きているのです。
大飯の再稼働を許すことは、フクシマの禍々しい現状を機に湧き上がった反原発に冷水をかけ、この国を再び原発漬けにすることを意味します。
>物語さん
廃炉のプロセスについては、京大原子炉研究所などで研究されています。
問題は「反原発」を決断し、廃炉を具体的にはじめるということなのです。
でも政官財はそのへんをもこもこといって決して明言しないのです。
「喉元をすぎる」のを待っているのでしょうね。
今日の『中日新聞』が、中嶌さんの断食を報じてくれました。
それはそれとして、
〈物語〉さんの「われわれが馬鹿だった」を
今こそ共有すべき時…。
出さないようにするのが目的。
フクシマと同じ惨事が起きないと
原発はやめられないのか。
岐阜があぶないということは
名古屋市もあぶないと思うけれど、
際立った動きはないですね。
遠くても再稼動に反対。
今にして思えば、中電に原発が
少ないのは三重県の錦漁協が
猛烈な反対運動をしたお陰。
錦は漁業で生活していけるところだったことも
あるけれど・・・
あの反対運動の成果は今も生きている。
それは中曽根元総理が先頭にたって芦浜地区に原発を建設しようとした時、それに立ち向かった人々の激しい動きで、私がそれを知ったのはテレビであり新聞の幾つかのドキュメントでした。
今思えば、経済界からの圧力は当然にあったわけで、そうしたことをかいくぐってよくぞ報じてくれたという思い強いものがありますが、
四日市公害と同様、地元のこと故、
反対運動の実態を押し隠すことはできなかったのでしょう。
が、それにしても、よくぞ報じてくれたと、当時の関係者に改めて敬意を表します。
そういえば、南島町議会の議長として反対運動の先頭に立っていた上村康弘さんが、今年の一月3日、乗用車の運転席で胸に銃弾を受けて死亡。
散弾銃の暴発による可能性大というのが警察発表。合掌。
やはり公害報道は大きな影響を
及ぼしていたと思います。