3月3日

2014-03-03 | Weblog
昨日からのニュース映像で一番感動したのは、喜多川歌麿の肉筆画です。
18世紀末頃の作品とは思えない程の鮮やかな色彩にびっくりです。2×3mほどの大きさにも驚きです。歌麿の美人画は大首絵でしか見ていないように思います。それも、版画です。

200年以上前の日本人の暮らしが、情緒豊かに描かれています。一般庶民とは幾分違う世界の生活とはいえ、江戸時代の豊かな暮らしぶりが忍ばれますし、歌麿の細やかな描写は、版画では味わえないものです。
「深川の雪」は、「雪月花」3部作の1つとか。2つの作品は、アメリカにあるとか?
是非、3つ揃った展覧会をして欲しいものです。

いつも、西洋絵画の展覧会は大盛況になりますが、日本のものにはあまり関心を示さない日本人が多いように思います。
でも、この歌麿の絵、凄いではないですか!17・8世紀の西洋絵画に負けていません。そこに描かれている日本社会の一端にも、尽きせぬ興味が湧いてきます。

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