10月22日

2006-10-22 | Weblog
秋空に誘われて、近くの寺の秘仏公開に行ってみた。この時期になると、毎年行われる。虫干しの意味もあるらしい。

3重の塔の初塔に安置されている小さな仏様。とても穏やかなお顔をしていた。塔も仏像も鎌倉時代のそのままとか。全てが国宝なので触れてはいけないもの故、しっかりと目に焼き付けた。
風雨にさらされ、幾度となく大きな地震にも遭ったであろうに、凛と立つ塔のすごさ。その中に変わらず何百年も穏やかに座り続けていた仏様。これからも、守って行かなくてはいけない国の宝だとういことがよくわかる。

次は、弥勒如来座像。やはり鎌倉時代のもので運慶作とのこと。むろんこちらも国宝である。力強くかつ静かな佇まいに見入っていると、穏やかな気持ちと元気の気が注入されるかのようだった。