今日も仕事に苛め抜かれました。
こんなときには好きな曲を聴くのが一番ということで――
■A Collection Of Various Interpretations Of Sunny (Trocadero)
誰にでも好きな曲があるはずで、私の場合は「Sunny」です。
オリジナルは黒人歌手のボビー・へッブが1966年に出した大ヒット曲♪ 誰でも一度は耳にしたことがあろう、せつなくて明るくてメロディが最高です。
で、このCDは、そのオリジナルバージョンはもちろん、数多いカバーバージョンを選りすぐって集めた嬉しいブツ――
01 Bobby Hebb
02 Arthur Lyman Group
03 Georgie Fame
04 Booler T. & The MG's
05 Dusty Springfield
06 John Schroeder Orchestra
07 Robert Mitchum
08 Stan Kenton
09 Herbie Mann & Tamiko Jones
10 Stanley Turrentine
11 Andy Williams
12 The Ventures
13 cher
14 Jimmy Smith
15 Wilson Pickett
16 Nancy Wilson
――というメンツは、ジャズ、ロック、ソウル、ポビュラー系の各ジャンルから集められています。
まず冒頭はオリジナルシングルバージョン♪ コードに忠実なベース、単純で深いギターカッティング、暖かいホーンアレンジの妙、素敵なコーラスという、当にヒット曲の醍醐味に和みます。ほどよい情熱のボーカルとヴァイブラフォンの隠し味も効いていますねぇ。
続くArthur Lyman Group はライトジャズというか、カクテルラウンジ風の演奏で、ここでもヴァイブラフォンが良い感じ♪
ジャズ系では他に John Schroeder Orchestra が、とにかくカッコ良いジャズロック! 知らないバンドの恐さですねぇ。しかし Stan Kenton はハズシ気味の4ビートで???
また Herbie Mann や Stanley Turrentine は文句無しの快演♪ もちろん Jimmy Smith も良いですが、ちょいと自分的には納得出来ないアレンジ過多……。
ボーカル物では、ワルツビートでスイングしまくるDusty Springfield が良いですねぇ~~♪ バックのオーケストラアレンジも最高です。
そして重厚なソフトロック仕立ての Andy Williams、西海岸ポップスの cher、粘っこいR&Bの本領を発揮する Wilson Pickett と快演が続出! アクの強い Nancy Wilson は、う~ん……。
他には、あたりまえ過ぎる Georgie Fame、俳優のシブさが全開の Robert Mitchum、凝りすぎアレンジが泣かせる Booler T. & The MG's、負けずに頑張る The Ventures という布陣もたまりません。
三面見開きデジパック仕様のジャケットも嬉しく、曲解説もシンプルですが、丁寧です。
ということで、私のような者には日常生活の必需品です。幸いにも続篇 Part 2 も出ていますから、これはいずれご紹介せねばなりますまい♪
あぁ、次は「What's Goin' On」が出ないかなぁ~。