松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

坊さんの娘は巫女だった

2023-11-17 17:18:11 | 日記・エッセイ・コラム
 法事に行って来ました。秋田から象潟まで、ずっと雨でした。スタッドレスに替えておいて良かったです。道路に深い2本のわだちが出来て、すり減ったタイヤだと滑ったかも知れません。慎重な車が多かったです。

 法事の参加者は、少数精鋭の6名でした。勤務を抜けられない若者が一人。それも含めて身内だけです。
 寺から来たのは娘さんで、お父さんは葬儀の方に行っているそうです。今日、間近で見て、結構念入りにお化粧しているな、と感じました。
 慣れない宗派なせいか、いつもと違って新鮮、かつ旋律が上がったり下がったり。フラフラしたり。坊主というよりは巫女さんのようでした。

 一通り終わって、世間話になりました。
 「秋田の方は、水害で大変でしたでしょう。」いきなりオレに向かって聞いて来ます。ドキッ。「ああ、全然、なんも・・」すると義弟がフォローして「金足の方だから、駅東とは大分離れてるから・・」年齢を言っちゃ失礼ですが、妖艶な感じがしました。するどい、艶のある目でした。

 それとは反対に、義母は霊感がある方なので。部屋の中が「もやもやでくて」落ち着かなくて疲れたそうです。関係のある方々が大勢、見えているらしいです。
 オレはむしろ、お経をバックミュージックに聴きながら、心がほぐれたというか。懐かしい場所に帰って来た時のような、すがすがしい気分になって、シャキッとしました。

 もしかして、同じものに囲まれていても。オレにはふるさとで、義母には行きたくない場所。ってことも、あり得る。

 お医者さんによると、ガンで死ぬのが一番楽に死ねる方法だという。老衰は最悪だそうだ。心肺機能が止まる直前まで意識がある。痛みも感じる。下々の世話をさせる。
 体に機械が繋がれ、痛い痛いと言いながら、死ぬことも許されない。延命治療も最悪だ。人間は死ぬ方法も選べない。或る意味、ガン患者は幸せだという。計画が立てられるという利点も・・。
コメント (6)
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