昔、かよった道。

　人間には「足を向けて寝られない」方向というのがあるらしいが、私には「足が向かない」方向がある。

　それは最後に勤めた学校だ。それは海の方向にあって、あの敷地内には想い出の品も、想い出の景色も無い。どうやって通勤したかも忘れた。多分、通勤手当の出ない距離だったから、雨の日と冬以外は自転車だったのだろう。完全にその想い出も無い。

　こんなに電線がうるさかったかな。鳥かと思った。

　潟上市は開けている。金足とは全然違う。間に７号線が通っているだけなんだが・・。

　県立大学の学生らしい男子が、アパートから出て来て、ゴミを捨てながら、自転車で去って行った。

　スーパー「いとく」からの帰りも通る狭い道の。７号線をまたぐ信号の左に。良く手入れされた花が並ぶ家がある。

　後ろに車が居ない時は、バックして良く見える位置まで戻って。信号が変わるまで鑑賞している。バラが咲くまでの間に、随分プランターが充実して来たな。おじさん、頑張っているな。

　エンジェルスの三者連続ホームランを目撃しました。まさかと思いました。今のオオタニじゃ、無理だろうなあ。案の定、２ストライクまで追い込まれた。しかし最後にいい球が来た。最近、角度はいいが、フェンスまで届かない。これは行った～。凄い。カブトが忙しい。

　何かと話題があって、不振の間のネタに困らないオオタニだったが。これで一息つけたな。

エゾノギシギシの天ぷら

　きのうコシアブラと一緒に天ぷらにした雑草は「エゾノギシギシ」と言うらしい。見るからに立派な、手のひら大の葉の、葉脈が赤い色をして美味しそうに見えた。まだ葉にならない丸まった茎を、ひねって取ろうとしたが、ネバネバが強くつかめなかった。それで諦めたが、あれが一番栄養価が高いらしい。漢方薬にもなるくらい、便秘や高血圧などに薬効があるというページも見た。

　それに亡き母が、一緒ににかほ市へ行った時、田んぼの畦で見つけて取って帰ったことがある。

　親の世代が食べたとなれば、蝦夷も食べただろうし、蝦夷の先祖の縄文人も食べたに違いない。結構酸っぱいと書いてあったが、自分はそれほど感じなかった。うちの土地は３０数年、農薬・除草剤を使ってないし。その前はＪＲの敷地で、松の木が生え、枕木を積んである場所だった。だから安心して食べられる。

　しかもじつは朝起きてすぐ便通が来るほど順調だった。偶然かもしれんが、生薬ならあり得ることだ。

　風が強く、寒い日になった今日、また日本国花苑に行ってみた。正面から入ると車両が規制されて入れなかった。何やらテントを張って受け付けをしている。グラウンド・ゴルフの大会に、ドッグランの開放。なんだ、今日から「さくらまつり」だったワ。

　ババヘラも２組スタンバイしていた。この寒さじゃ、客は来るかな。きのうだったら１組は確実だったのに。

　少ないながらも、親子連れが遊具のまわりで遊んでいた。車までもどる途中、向かい風が強く冷たく、すっかり体が冷えてしまった。

　駐車場で車の誘導をする係の前で、隣の畑からトラクターの働くのが見えた。

　ごくありふれた風景だが、安心する風景。

　「百姓に土・日は関係ねえ」と言っているのか。

　「兼業農家は土・日が勝負」どっちだべ。

黄砂で花見

　今日の晴れは、いつまで続くんだろうと。気象衛星ひまわりの画像を見た。いやなヤツが来ていた。黄砂だ。

　別にいいもん。初めて吸ったわけでもないし、７０年この地に居て、毎年のようにお世話になっている。ただ黄砂の中には人体に有害な重金属類が含まれているという。何で重たい金属が何千キロもふわふわ飛んで来るんだい。迷惑なやっちゃな。

　関係なく井川町「日本国花苑」に行く。国花苑には２００種２０００本の桜が植樹され、春・秋・冬と楽しめる。

　といっても八重桜の今が、一番豪華な花が楽しめる。結構人が居た。正面側にはほぼグランド・ゴルフ専用となった感のある芝生広場があって、おいらは彫刻を見ながら散策したいんだが、ままならず。常に老人で一杯。今日は裏も人が出ていて、めいめい散歩したり、花を見たり、キャンプ場にテントを張ったりしていた。

　写真を撮ってるうち、妻がめまいがするというので、早めに切り上げて戻る事にした。オレもボーッとした気分が抜けないので、目が覚めるような冷たいアイスかソフトクリームを食べたらシャキッとするかなと思った。

　あいにく屋台も無ければババヘラも居ない。コンビニまで行って買うほどでもない。途中のブルーメッセに寄って、「ソフトクリーム下さい」って言うのも恥ずかしい。仕方なく家から持って来た、水筒に入った熱っつい麦茶で我慢した。

　寄り道した農家の前の無人販売で、「コシアブラ」がたった一袋だけ、残っていた。１００円。「天ぷらにすると美味しいですよ」と書いてあった。知ってるとも。さっそく１００円入れて、もらってきた。

タイヤ交換す

　ようやくタイヤ交換にうってつけの日が来た。オオタニのホームラン性の当たりがジャッジに横取りされて、なおかつその裏ジャッジのホームラン。そんな気がした。今日はジャッジの日だなと思った瞬間、打たれた。

　意外とジャッジは守備もいい。大きな体を充分に生かしている。スライディングで捕球したセンターフライも、スローで見ると長い体を横にしただけだった。

　ま、よかろう。３番勝負のケジメは付けろよ。

　軽と普通車の２台を一気にやっつけた。心臓に悪い。しばらくドキドキが止まらなかった。テレビをつけたら、まだやっていた。確かに野球は長い。

　何が切ないって、膝を酷使することが一番つらい。立ったり座ったりが、ボクの場合関節に来る。人間の作業じゃない。

　定年退職して農業を始めた人の話で。２０アールの畑を一人で耕して自給すること２０数年。その人は、やはり座り作業がつらいそうだ。で、這いつくばって移動する。長靴に土が入らないように脚絆を巻く。子供の土遊びみたいなもんだ。

　天気の良い日は、もう楽しみで朝早く起き出す。分かるな、その気持ち。結果が毎日ついてくる仕事ほど、やりがいのあるものはない。

　「正座農法」と名付けたそうだ。この人はギックリ腰を何度もやって、中腰がつらい。正座で作業、移動はハイハイ。

　今日はもう寝て流そうと思って、横になったら。

　それが浮かんだので、書きました。

コテ絵かな

　大潟村へ行く時にショートカットする道に、壁にコテ絵のような細工物が飾ってあるお家があって、最近気になっている。

　きのう止まって撮影させてもらった。

　場所は大清水から左に入って、八郎潟残存湖南端へ通じる野村までの間の天神下のあたり。

　コテ絵だと思うが、どうでしょう。この辺に以前、小さな五重の塔が立っていたこともある。だから寺社建築に通じた人か、左官屋さんが居るんだと思う。

　こういうのが道端にあると、気になってしょうがない。

　ちょこっと数メートル、敷地に入ってしまったが。無断で御免なさい。断りもせず、撮りました。