松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

二つの中国

2023-04-04 12:18:37 | 日記・エッセイ・コラム
 大谷の第2号ホームランを見た。余韻に浸る間もなくピッチクロック(時計)は動いて、次のバッターに打順が回って来る。たまたまこのバッターを塁に出した後、ピッチャーが交代したため、時間が空いた。そこで、すかさずアナ「小早川さん、余韻に浸る時間が来ました」

 忘れていた。すっかり忘れていた。今「チャイニーズ・タイペイ」と呼ばれる島が、正式名称「中華民国」だった事を。
 遠くヨーロッパの方の人は、どっちが真の中国だったか、なぜ敵対するのか、分からない。それはソ連とアメリカの代理戦争だったからだ。
 日本は今の中国を非難できない。なぜなら鈴木善幸さんの時代、一つの中国を承認してしまったからだ。アメリカも認め、常任理事国になった。
 しかも日本は開発途上国資金援助(ODA)を続け、ぶくぶく太らせた責任がある。

 僕らの親の時代、これからは中国の時代だと言っているのを幾度聞いたことか。スパイ容疑で、いきなり拘束される国を、そう言って賛美した。
 今、GNPでアメリカに迫る状況になって初めて、本気で米国は中国を叩こうとしている。それが「台湾有事」だ。日本が1位になろうとした時、アメリカは戦争を仕掛けなかった。日本が譲歩を繰り返したためだ。ところが中国は、そうはいかない。
 だから台湾有事は必ずやってくる。

 「台湾有事」は言葉が柔らかい。しかし実態は「台湾戦争」だ。イコール日本もタダでは済まない。日本が戦場になる。始まったらすぐ、戦闘機は地上にいたらミサイルの餌食になる。シミュレーションでは自衛隊機が100機以上、米軍機は200機以上、飛ばずして破壊される。
 基地周辺だけが戦場になる訳では無い。雨あられと降り注ぐミサイルは、遙か上空で迎撃されてバラバラになって住宅地まで飛んで来る。基地が遠いと言って安心は出来ない。コースをそれてやって来るミサイルもあるだろう。

 もし日本側が米軍基地の使用を許可しなかった場合、米軍は見ているしかない。日本から戦闘機が飛ばなかったら、基地攻撃のミサイルは来ない。
その代わり、台湾は中国の一部になり、南西諸島は順繰り制圧されていくだろう。米軍は愛想を尽かし、守ってくれない。自分で守れない日本は、堕落の一途を辿る。

 聞いた話だと、こんな具合だ。アメリカと中国、どっちが悪いと言ったら、どっちもどっち。ここは極東だからね。アメリカのシマじゃない。かと言って、共産圏も嫌だ。シカシ、嫌だと言って、いられるかな。

 緊急事態条項の内容に、自民だけでなく維新と国民民主党も加わっている。
 もう、まっしぐらって感じ。

 在日アメリカ人が、さっと居なくなったら、危ない兆候かもね。

 デーブ・スペクターを誰か見張っていてくれ。

 彼が消えたら、田舎に避難した方がいい。

 ps. 冗談です。彼は福島原発が危ない時に残ってくれた。残って情報を流してくれた。根性ある、いいヤツだ。

コメント (2)
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