2000年問題を通過した皆さんは、これも取るに足らないことだとお思いでしょう。それに昭和から平成、平成から令和まで、無事通過して来ましたからね。
ところが企業や国などの大組織では汎用コンピューター(メインフレームorホストコンピューターとも言う)が使われていて、しかも日本だけの問題ではないそうなのです。
というのは、個人用パソコンが生まれる前、1970年代から80年代にかけて、IBMの絶対王者の前で日本はかなり善戦していたんです。今でも富士通、日立、日本電気が製品を出しています。意外と各国で日本製が稼働中らしいのです。
これらは昭和から平成の時、昭和64年=平成元年と認識させるプログラムでクリアしましたが、もともとカウントされている数値本体は昭和でした。平成31年=令和元年も、同じプログラムで移行されたのです。
結果、表面上は西暦になっていますが、内部的には昭和を刻み続けていて、ベーシック以前の日本のコンピューター言語でしか、改良することが出来ないのです。
そこでジョン・タイターというタイム・トラベラーが登場するのですが、詳しくは今月号「ムー」でお確かめ下さい。
これはホント、単なる読み物としても秀逸で御座います。
♪現在、過去、未来~。様々な軸が交差しながら、高度経済成長時の日本を顧みることの出来る物語は、あなたの財産を不安にさせること請け合いです。
世界の金融の通信が停止するということは、通貨システムが維持できないということで、同時に金利データや預金データが昭和00年になる。
銀行に預金がカラのわたくしにとっては、純粋楽しめる物語ですが、あなたはどうですか。あと6年したら、財産が凍結される、かも知れない・・。