松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ブルーインパルスのテスト飛行を見に、行ったが・・・。

2015-05-29 17:53:17 | 日記・エッセイ・コラム

 六魂祭のテスト飛行を見るために、2時前に車で出発した。直前に屋久島の口永良部島で噴火があったので、それが一つ心配だった。もう一つの心配は気温だった。今季初の30度越えの暑さに、外で過ごすのは心臓に悪い。

 慎重を期してケーズデンキの駐車場から歩いた。もはや服装に気を使っている場合でない。首に濡れたタオルを巻き、素足にサンダル。大体、皆、県立体育館の方へ向かうのだった。

 やはり高台になっている入口近辺に、大勢集まってきた。予定の3時5分より前、一機が真っ直ぐこちらに向かってくる。真上を通り過ぎて、海の方へ抜けた。全然フレームに捉えることが、出来なかった。相当イメージトレーニングはしたんだが、何しろ速すぎた。それで望遠ズームは無理だと思い、広角ズームに替えた。これがオーマイミステイクの始まりだった。そのあとは、編隊飛行で割とじっくり狙うことができたのに。

 しかも空に描いた二つの模様は、完全に太陽を中心に描かれていて、「ハート」の途中以外、全くシャッターが下りなかった。結局、あれれ、というくらい、あっさり帰って行った。アナウンスが、燃料がどうとか言っている。そうなのだ。秋田空港が給油を拒否したのだ。理由は分からない。もしかすると秋田空港を利用する飛行機は、左の翼に重心があるのかも知れない。

 とにかくそのために、例年12課目の演技が8課目に減ったのだ。おまけに、今日は何のためか、あしたの練習すら短縮して、さっさと引き揚げて行った。残された人々は、暑い中、茫然と見送るしかなかった。

 一つだけラッキーだったのは、中村あゆみの歌が聞けたことだろう。待っている間、「翼の折れたエンジェル」が聞こえてきた。あしたのリハを中でやっているのだろう。この音楽は、暑さで気が遠くなる中、唯一の救いだった。

コメント
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