松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

無益な安保論議は、日本の国体を損ねる。

2015-05-21 07:00:41 | 日記・エッセイ・コラム

 安保法制の論議が、日本語の使い方の違い、解釈の違い、つまり国語の勉強会みたいなことになっている。この無益な論議で8月までの時間を浪費するつもりらしい。その後も、TTPやら何やら膨大な時間の浪費が待っている。

 安倍政権は天皇陛下が不死身だと思っている、としか思えない。皇室典範改正の方が急がなければならない。英国王室で女子が誕生した時が、男系・女系の論議の絶好の機会であったのに、それをあっさり逃してしまった。このままで行くと、皇室はあと90年持たないだろう。すべては、悠仁さまお一人に運命がゆだねられる。悠仁さまが、男子を儲けなかったら、それで皇室は絶える。その時、女性宮家の論議をしても、眞子様、佳子様はすでに嫁いで、皇室から離れておられるだろう。愛子さまは、おそらく独身を貫いておられることだろう。皇室論議は、今しなければ手遅れになるのだ。日本の国体を壊したい勢力は、ほっといても自然消滅することが分かっているから、何もしない。陛下のご公務は年々負担が重くなっていらっしゃるはずだ。今は皇太子が公務を分担することができるが、その次はどうか。次の皇太子は不在である。直系の男子は、ここで途絶える。5年前に小林よしのり氏が「新天皇論」を書いた時点で、あと3~4年のうちに皇室典範を改正し、女性宮家も創設できるようにしなければ、大変なことになってしまう。と言っている。その時期はもう過ぎている。もはや一刻の猶予も許されない。竹田恒泰氏がタレントと交際し、民間人と結婚された今、旧宮家復活の可能性はかなり薄くなった。シャーロット・エリザベス・ダイアナ王女が生まれた時が、最大のチャンスだったのに、日本の保守は何をしていたんだろう。どうして日本だけが、男子の種(タネ)に固執するのか。理由が分からない。Y染色体論を持ち出すのならば、もともとオスはメスの出来損ないなのだ。生物の基本仕様は女性から出来ている。生物学を持ち出すのは、皇室論議においては不遜なのかも知れないが、遺伝子的に男子と女子どちらが優秀ということはない。自然界ではメスの方が、圧倒的に優秀な場合が多い。我が家でもそれは言える。実は強いのはメスの方なのだ。だから卑弥呼女王が存在し、アマテラスを皇室の祖神としている。

 愛子さまは、どこから見ても今上天皇と昭和天皇の面影を強く受け継いでおられる。帝王教育は堂々とされるべきだ。侍従長が代わって、かすかな期待を抱いているが、それは神頼みに終わるのだろうか。

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