松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

水曜歌謡祭のシャウト合戦、勝ったのは小柳ゆき。

2015-05-07 06:23:13 | 日記・エッセイ・コラム

 水曜歌謡祭の前、偶然「FNSうたの夏まつり2013」を聴いていた。つんくが出ている。「ズルい女」を玉置浩二と歌っている。2曲目は「シングルベッド」で氷川きよしとのコラボだ。ハスキーな声質が、つんくの特徴だと思って聴いていた時期もあった。今聴くと、声に張りが無くて、もっと張り上げたいのに我慢しているようにも聞こえる。オレにとっての貴重な音源となった。

 

 さて、ゆうべの総括。平原綾香が上手くなった。ジュピターは声の幅だけで歌っていた印象だが、きょうはスウィングしている。短い持分の中で、彼女なりに表現しようとしている。成長のあとが見える。キムタクの奥さん、出過ぎじゃない?工藤静香っていうんだけど。少なくともキムタクよりは上手い。この番組の企画のアイディアはなかなかだと思っている。デーモン閣下と小柳ゆきのシャウト合戦は、企画を告げるところから追って行って盛り上げる。1曲目は「六本木心中」だ。どうも二人とも最初は声が出ていない。バックの演奏に負けている。あとで分かるが、後半のシャウトのボリュームにマイクのレベルを合わせているらしい。だから前半つまらない。しかもデーモンが小柳に負けている。やっぱり女性の高い声はうるさいとは思っていたが、閣下をしてもかすんでしまう程のパワーだった。

 

 大沢誉志幸は意外とえがった。「1/2の神話」を歌ったが、自分の作曲だけあって、独特の雰囲気を出していた。コラボで、本人よりこっちが聴きたいと思ったのは、これぐらいだったかも。大体、ほとんどの曲が本人以外が歌うのだから、それなりに特徴を出して欲しい。セッションを楽しむくらいの気持ちで、アドリブ利かしてやった方がいいんじゃないか。せっかくの曲が、やっぱり本人の歌が聞きたいと思わせるようじゃ、意味がない。予想外だったのは、森山良子の「サウダージ」。ポルノグラフィティの名曲を、おばさんがテンポに負けずに歌いきった。お見事。圧巻は意外にも和田アキ子だった。上がり症の和田が「接吻」の出だしを生放送の本番でキメた。やっぱり田島貴男にはこの歌が似合う。細かい足の振りが、リズム感の良さを物語っている。「この鐘を鳴らすのはあなた」では田島の良さが出しきれなかった。彼は歌いこんだ曲の、発音の仕方が独特なのがいい。ことにスキャットなんかの、歌詞でない部分に特徴が出る。楽器のように。どうでもいいことだが、いちいちE-ガールズがバックで踊るが、手の動きが複雑に速すぎて、時代考証的に曲と合わない。なんかかえって目障りな時がある。一体、振り付け師は誰だ。

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