赤富士ですねー。主催者は赤より青を見てほしいんでしょう。フェルメール・ブルー
を再現したのですから。思ったより地味なブルーでした。このシックな感じが
いいんでしょうね。当時たったの16文(300円)で買えたなんて、奇跡としか
言いようがない。
最も有名な絵は大きかったです。もっと感激するかと思っていたら
こんなもんかあ、という感想です。もっと緻密に描いているのかと思いました。
構図の斬新さが、見どころですからね。それはもう飽きるほど知っているから
それで感動しないのかも知れません。
これは気に入っている浮世絵です。桶の間に、はめ込んだ富士が粋ですよね。
桶というか樽でしょうけど、このデフォルメの仕方は大胆ですよね。
やっぱり和紙を使った浮世絵は、印刷だとしても本物に近い感覚があります。
みんなにめくられた隅の方が大分傷んでいるが、そこが雰囲気出てる。
西洋紙なら、とっくに擦り切れていることだろう。
ps.現代の名工が漉く・彫る・摺る木版画をネットで見た。
13,650円なら安いと言えるかも知れない。
広重の京都名所のうち「あらしやま満花」が構図といい
色彩といい、買ってもいいかな、と思う。そして買うなら
ガラスに入れて飾るのはナンセンス。
触って楽しむのが、最高の贅沢というものだ。
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