松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

光の王国展で北斎を見た。んー、本物が見たい。

2013-11-19 15:38:14 | アート・文化

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赤富士ですねー。主催者は赤より青を見てほしいんでしょう。フェルメール・ブルー

を再現したのですから。思ったより地味なブルーでした。このシックな感じが

いいんでしょうね。当時たったの16文(300円)で買えたなんて、奇跡としか

言いようがない。

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最も有名な絵は大きかったです。もっと感激するかと思っていたら

こんなもんかあ、という感想です。もっと緻密に描いているのかと思いました。

構図の斬新さが、見どころですからね。それはもう飽きるほど知っているから

それで感動しないのかも知れません。

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これは気に入っている浮世絵です。桶の間に、はめ込んだ富士が粋ですよね。

桶というか樽でしょうけど、このデフォルメの仕方は大胆ですよね。

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そして注目はむしろこれ。阿波紙の手触りが新鮮でした。

やっぱり和紙を使った浮世絵は、印刷だとしても本物に近い感覚があります。

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みんなにめくられた隅の方が大分傷んでいるが、そこが雰囲気出てる。

西洋紙なら、とっくに擦り切れていることだろう。

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思う存分、めくって、さわって、感触を楽しんできた。

 

  ps.現代の名工が漉く・彫る・摺る木版画をネットで見た。

    13,650円なら安いと言えるかも知れない。

    広重の京都名所のうち「あらしやま満花」が構図といい

    色彩といい、買ってもいいかな、と思う。そして買うなら

    ガラスに入れて飾るのはナンセンス。

    触って楽しむのが、最高の贅沢というものだ。

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