花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

テリミノイヌホオズキ(カンザシ型 垂れ実型)

2016年01月09日 | 松戸周辺
近所を散歩のときイヌホオズキの種類が色々なのに気がついて!
木場の帰化植物園でしか見たことのなかった ”カンザシイヌホオズキ” が家のすぐ近くにありました。
花も実も上向きについて名前そのものの「かんざし」みたいに見えます♪
区別のつけにくいイヌホオズキ類の中では形がはっきりしているので
テリミノイヌホオズキカンザシ型は見てすぐに分かる♪









テリミノイヌホオズキは果実が緑色のときの特徴として ふけ状斑紋が見られることだそうです。


花は深く切れ込んでいました。


熟した実を持ち帰って中味を見たところ・・・球状顆粒は1つもないようでした。
白っぽく見えるのは果肉がこすれてとれたもの
中味を見るのは大変な作業で「かえで☆さん」の苦労がよくわかりました。 
ルーペと爪楊枝を使ってもなお目がしょぼしょぼしてどうしようもなかったです。
テリミノイヌホオズキカンザシ型の球状顆粒は0~2コ




もうひとつはこれなんですが・・・オオイヌホオズキに違いないと思い込んでいました。
ところがどうもそうではなくて垂れ実型のテリミノイヌホオズキらしいです。
光沢が強くてとってもきれいだと思いました。

    ( オオイヌホオズキは果実が ”一個だけ離れてつく” という傾向がありそう これはそうではなかった)


この花も深く裂けていました。




果実の中味を見たところ これも球状顆粒は見当たらなかったです。全部涙型の種子ばかりでした。
この時点でオオイヌホオズキと思い込んでいたことがくつがえされたのです・・・
丸い小さな粒々が何個かあると思っていたのにひとつも見えなくて・・・
それでは「なんだろう」ということになりました。単に探せなかっただけかもしれないとも思ったりしました。
「テリミノ」の場合種子の色は白色と淡い褐色があるそうでこれはどっちに入るのかよく分かりませんが
強い艶のある果実なので白色といっていいのかもしれません。
テリミノイヌホオズキ垂れ実型の球状顆粒は種子の色が白も薄茶色も「0コ」なのだそうです。





ほかの場所でも! テリミノイヌホオズキが!
ここでは一株だけ独立して生えていて実の付き方がすごかった
種子の色が淡い褐色タイプでは茎が直立することがしばしばで果実の光沢は少ないとなっていました。
これは艶やかな果実なのでそれには当てはまらないようです。








テリミノイヌホオズキは3つの種類に分けられるそうです
1つはカンザシイヌホオズキ型  後の2つは 垂れ実型イヌホオズキの種子の薄茶色と白色
ともかくもイヌホオズキ類に関しては知れば知るほどその奥が深く種類が多く増々混乱してきました。
「花や実がばらけてつくか又は1か所から出ているのか」 (「花冠の裂け方」) 「果実の光沢の程度」
くらいまででそれ以上はとても無理ということが分かりました。
イヌホオズキは花の裂け方が浅いとなっていても深めに裂けているのもありそうで見た目だけでは
見分けにくい。 その上情報が色々ありすぎ  更に詳しく分かるのかもしれないし・・・
年が明けるまではあちこちで結構立派な株があったのに場所によってはしおれてしまったりしています。
散歩の折りに目を留めて更に見ていこうと思います!