岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

中国選抜練習会

2010年10月10日 | 試合(H22チーム)
10日(日)は、百間川ラグビー場で、岡山、広島、山口の3県が参加して、中国選抜の練習会を行ないました。

ここ数年は、岡山の3年生の人数が少なく、選抜練習は広島や山口に行っていましたが、今年はまとまった人数が頑張っており、岡山でも実施してもらっています。

1年生は、こういう練習ではどうしても別メニューとなりますが、岡山で実施されることで、選抜を目指す各県の上級生の姿を直接見ることができます。
あわせの練習になると出番が少なくなる2年生を含め、このような経験は、来年以降の岡山にとっても大変貴重なものです。

さて、練習の後のコーチ間の話で、今日の一番の課題は次のようなことです。

・A、Bにわけた時のAチームのフォワードが、ボールを獲得できなかった。
・走力のあるフォワードのAチームの皆が、ボールを持って走ろうとしている。
・Aチームの選手は、モールやラックに頭を入れて、地道に押そうとしていない。
・今日の昼、自分たちの持ち味を「機動力」と評価していたが、ボールを確保できなければ、機動力も何もない。(一生懸命押し切るプレーができた次の話である)
・ラックにする場合も、フォワードが、ただベタッと寝てしまい、少しでも前に行こうとする姿が見られない。


下のような写真を見ればよくわかると思います。

手前側(向って右側)がAチームでしたが、明らかに奥側(向って左側)のフォワードの選手の方が姿勢が低いし、体の方向(力の方向)も押す方向に向いています。




この点については、各チームが、今後の合同練習までに、もう一度、選手の意識改革を含めて責任を持って練習することが宿題とされました。

機動力を売りとしているフォワードの選手も、もう一度、フォワードの役割の基本を思い出そう。
ラグビーは決して、いい格好したり、楽をしようとする選手が、イイ思いができるスポーツではありません。
本来、各チームでは、忠実にサポートする、懸命に押すといったこともやってきた選手たちであり、一度反省することで、合同チームでも本来のプレーができるようになると思っていますが、まず、「チームのために」「仲間のため」に体をはるという、謙虚な気持を持ってください。


各県のフォワードの選手は、それくらいの気持で、覚悟を決めて取り組んで下さい。


さて、ブログ担当コーチは、今回の選抜ではバックスを受け持ちます。

バックス練習の前や、合同練習の最後に次のような話をしました。
・私自身は、学生や岡山クラブではずっとフォワードであった。
・ジュニアの指導を通じてバックスの勉強をしてきたが、現役時代バックスでないだけ、バックスに対して求めるものはかえって厳しい。
・接点や、フォワードとの連携、フォワードを使うといったことも厳しく見る。
・特に、「フォワードが勝てないから・・・」といった言い訳は絶体に許さない。
・バックスがボールを持ち込んでボールが出ない原因は、ほとんどバックスにある。
・フォワードが劣勢でも、バックスで切り裂いてやる、フォワードを引っ張ってやるという気迫を持て。


タックル等は当然ですが、今日の練習で、バックスに関する課題は次のような点と考えています。

・アタックの接点で、さらに2歩、3歩前に出る気持ち、強さ。
  ※自由奔放に動いても、接点では縦に(前に)
  ※これによりオフロードも活きるし、フォワードも楽になる。
・パス&フォローは当然だが、フォワードが遅れていれば、バックスがボールにからんだり、モール・ラックの芯に入る。
  ※今日は、皆やや遠慮していたと思いますが、ポイントに近いバックスの選手は、モール・ラックやボールにからむことをまず考えよう。
  ※いつも言っているが、パスした後にラインをつくるのがバックスの仕事ではない。
・キック等、様々な場面での、フルバックや両ウイングの連携や、アタックへの参加(人数を増やす)等の思い切り。


以下、スナップです。















今日参加した、岡山(MI)、広島の巨漢選手です。
まだまだ、自分の体を持て余していますが、高校の上級生になる頃には、高校ラグビーを支える選手になると期待しています。


 








最新の画像もっと見る

コメントを投稿