岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

目的と目標

2010年05月13日 | ラグビーの基本
「目的」と「目標」の違いは何でしょうか

目的の「的」は、最終の到達点のイメージです。目指す最終の到達点です。
最終の到達点ですから、そこに向かうためのあきらめない理由や、わくわくするような気持ちが必要です。


目標の「標」は、自分が目的に近づいているかを測るための目印です。
目印ですから、目的に到達するまでの位置を、自分で測ることができるのが一番良い目標です。

実は、この目的に到達するための目標(手段という言い方でも同じです)を、それぞれの段階でうまく示すことができるかどうかが、コーチの本当の役割です。

例えば、大事なところで失敗して、試合に勝てなかったとします。
勝てないということは、勝つという目標達成には失敗しましたが、その失敗は決してマイナスではありません。
誰もが、失敗から学ぶことができるからです。失敗から学べば、次の挑戦の成功確率は
史上最高に高まります。

ただ、そのためには適切な目標が無ければいけません、
目標があるからこそ、失敗から学べます。
適切な目標があるからこそ、目的の達成が早まります。

しかし、目標は学ぶための手段あって、目的ではありません。
手段や目標が目的化していけません。

たとえば、練習の型を上手にこなす、中学生に上手にこなさせるために精一杯となり、中学生が楽しくラグビーできないのでは本末転倒です。

目的は、「夢」、つまり「わくわくすること」や「楽しいこと」につながっていかないといけません。

特に、3年生は、そろそろ中学でラグビーをしている目的も考える時期かもしれません。

当然、今は、関西大会に出る、全国大会(花園)に出るということが目的だと思います。
ただし、そのことも、高校・大学のことを考えると、一つの目標(通過点)です。

目的の一つが高校・大学とラグビーを続けることだとしても、高校を選ぶには、

ラグビー部のある進学校に進み、勉強と両立させた高校生活を送る。
とりあえず、花園にレギュラーで出られそうな高校に進む。
全国レベルのラグビーを学べる高校で、多くの仲間と競い合う。

など、色々な考え方があります。

5月末には、まず、恒例の島根県 石見智翠館高校(旧江の川高校)の中国地区合同練習会で高校生たちの指導を受けます。

そのような環境の中で自分が何を感じるか、まずは参加して、全国レベルの高校生との交流を楽しんでください。

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