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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

美術館巡りの旅 NO.1

2019-07-02 | 日記・エッセイ・コラム

箱根登山鉄道の箱根湯本から強羅まで…

 塔ノ沢~大平台~宮ノ下~小涌谷~強羅

 ゆっくりとスイッチバックを繰り返し

 今が季節の「あじさい」の景色を左右に楽しみ

 終点強羅に到着。

今朝、北九州空港を7:00のフライトに乗りやっと一息。

北九州は雨、箱根にも昔懐かしい歌のように

「箱根に緑の雨が…」降っている。

目指すは、「ポーラ美術館」 これで3回目だ。

 

 豊かな森に息づく アートの館です。

すべすべした赤褐色の樹皮から、木に含まれる水の冷たさが

 伝わるのは 私の大好きな「ヒメシャラ」

 ここの雰囲気は、自然とアートを包み込む~

 いつ来ても、心和む場所である。

  こんな雨の中なのに…次々と絶えることのない森の美術館です。

 今回は「印象派、記憶への旅」

 ポーラ美術館とひろしま美術館のコレクションは、戦後に形成されたフランス近代美術の

 コレクションとして国内外で高い評価を得ています。

  両館とも、足を運んでいますが、企画内容を同じにして、優れた作品が一挙に鑑賞できるなんて

 それこそ願ったり叶ったりです。

 さぁ、館内に入りましょう。

  雨に煙る樹林 その中に 例の「ヒメシャラ」が赤褐色の樹皮を 

   さぁ、どうだ! と声を掛けられそうな~ いい雰囲気です。

 

 

  本展覧会は、両館のフランス印象派の風景画を中心に~コロー、マティス~ピカソまで

 嬉しくなるような作品の数々を…

 下りのエスカレーターで~

 

 広々としたロビー~  全面ガラス張りの そして 緑の周囲が一望できる~

 圧倒される眺めに まず 気合が入ります…

 チケットを買い、荷物をロッカーに~

 

 

  作品リストを貰って、御贔屓の作品に印をつけながら…

  今日は「どの作品」撮影許可があるのかな?  まずは足をすすめる。

  館内は5つのパートに区分され、テーマが表示されている。

 まずは、 リストに眼を…

 

 コローから始まり~クールベ~ルノワール~ゴーガン

 次のテーマでは ピサロ、シニヤック、マルケ、マネ、ロートレック、ボナール、ピカソ

  どうですこの顔ぶれ… 次が、 ブータン、モネ、シスレー、ルノワール

 次には 風景をみたす光ー色彩と詩情 と題し

 モネ、ピサロ、スーラ、シニヤック、ヴラマンク、ルノワール…

 最後は ゴッホだ。 セザンヌだ。 マティスだ。

  これでもかの73点

 

  今回の目玉が 「ゴッホ」  その展示方法もユニーク

  「草むら」という作品 なんですが これ

 

  解説より「ゴッホは耳切り事件の後、アルルの病院やサン=レミの精神療養院に入院し

  病院の庭で見たと思われる草花を主題に数点の作品を制作。本作は草の茂みを大きくとらえ

  鮮やかな緑、黄緑を用いて、力強い線条ンタッチで描いた。

 

  展示では、カンヴァスの秘密に迫る… そのな趣向です。

  この絵の複製を別に展示し、 カンヴァスの裏を見せてくれる。

  うむ> 裏> そうなんです。

   この裏にこそ いろいろな秘密が 宿っている>

                     写真の ↓ この辺 ゴッホのサイン?

                           文字が残っている

         何故、裏にサイン何でしょう…

 

    裏全面には、絵の具が付着している。 保管の際、あるいは輸送した際に本作の下に

   別の作品が重なって付いたものと推測される。  とあった。

  この木枠には 様々な書き込みが見て取れるが、これは購入した人物の名前など、作品の来歴を

  示すものである。この館収蔵の{草むら}については、ゴッホの弟・テオ夫人から直接購入した

   人物から受け継いだという~ 凄い物語ですね。

  さきほどの裏にあるサイン と思われるもの。

   実は、このサインがあったからこそ本作が裏打ちを免れたのではないだろうか

  とも推測できるのだ。 

 

   ここで  「カンヴァスの裏打ちって ⁉ 」

   こうだ、当時の油彩画は、作品を丈夫にしたり、損傷を防ぐために「裏打ち」

   と言う作業が行われた。作品の裏側にさらに布を張り、蜜蝋をアイロンで圧縮

   させる裏打ちは作品に熱を与え、またアイロンの重しで絵の具が潰れてしまう

   こともある危険な作業であった。しかし当時は裏打ちが二度と復元できない

   危険な修復であるという認識がなかったようだ。 】

   1枚の絵 にも ほら、こんな面白い話が・・・・ 

   さらに今回、「透過光写真」で判明したことが、

    カンヴァスが非常に薄いものだったので、

    絵の具も、薄塗りと厚塗りが混在していたことがわかった。

    光写真で絵の具やカンヴァスの厚みが確認できたという。

 

   絵を見るだけでなく、絵の物語を知るというのも また楽しいこと。

  

   では、数々の巨匠の作品を

  

  

  

  

    ピカソ 「酒場の二人の女」

  

    

  

  マティス 特別出品  「リュート」

   

   

   マティス  「横たわる裸婦」

  

 

   そして お馴染みの画家…ルノワール  「レースの帽子の少女」

  

 

   今日 アップの最後は  何と言っても 印象派の画家と言えば・・・

  

   モネ   「ジヴェルニーの積みわら」 

      云わずと知れた 「積みわら」シリーズ作品ですが

  彼は、生涯に シリーズ作品 「睡蓮」は200以上 「ノートルダム大聖堂」33点 

   そして「積みわら」も。

  

 

   モネ   「バラ色のボート」 

   

 

  鑑賞に値する作品ばかり  まだまだ 沢山なので~ 少しづつ。

  そして、今回 私の美術館巡りの旅 企画展ばかりを追いかけて 7か所です。

  日本初登場の画家の作品もあります  是非 続けてご覧いただきたい・・・・

  

  とっくりと じっくり鑑賞していただきたいので また明日からをお楽しみに~ 

 

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。