IR両国駅を降りて 線路沿いを歩き
「両国国技館」「江戸東京博物館」を見ながらおよそ10分
広々とした公園の隅に 昨年11月に新装なった
「すみだ北斎美術館」がモダンな姿で迎えてくれました。
今回は企画展ではありませんでしたがこれまでの美術館とは一味
違ったコンセプトで 愉しませてくれると…。
この美術館の建築設計のコンセプトは「町に開き、地域住民の方々に
親しまれる美術館」だと。
北斎や門人の作品を広く紹介するほか、北斎と「すみだ」との関わり
などを分かりやすく紹介していく多彩なテーマを企画発信していること。
こんな活動も「すみだ北斎美術館 たてものツアー」
この美術館は、世界的に有名な建築家、妹島和世氏による設計。
この建物を見学にいらっしゃるお客様も数多く…この企画を。
先ずは 建物を。
これ美術館?
銀色に輝く モニュメントか?
入場口は 写真の中央 白いシャツ、リュックの人の黒い割れ目…
これがフロアー全体
新しいから 気持ちがいいですね。
ところで…切符を購入すると 係員から
「本日の展示 浮世絵の一部はレプリカですのでご了承ください」と。
… えっ、残念!
作品については 撮影は構いませんとのこと。
まぁ、ブログ用に 撮っておきましょう。
という訳で 館内を。
まぁ、騒がしいこと~ ここは 世界中から訪れるだけあって
中国語、韓国語、英語・・・・まさに人種のるつぼ?
こんなコーナーも
浮世絵の 摺り上がるまでを
元の「版木」を1枚 1枚 絵の具を塗り 和紙に摺りこむ 過程を追っていく。
大変な作業ですね。
そこから 生まれてくる 名作の数々… 本物でないのが悔しいなぁ~
武州玉川 山下白雨 神奈川沖浪浦 凱風快晴
先日の ダヴィンチやミケランジェロと同じように 北斎も観察力は凄し!
これを 人物の表情や 動物 あらゆる角度から見つめ 遺している。
これ ぜ~んぶページ捲っていたら 結構面白い
「肉筆画」もありました
その他 「錦絵」「摺物」
さらには 地元「墨田」に北斎が住んでいた…当時の 街並みや
「墨田」を描いた場所などの展示なども。
日本で代表する浮世絵師であるとともに 世界で最も名を知られている日本人は
葛飾北斎 だそうですよ。
また 彼は90歳まで 絵筆を取り続けていた
館内に こんなものも 大層、リアルに造られていて、大勢の人が眺めていました。
北斎亡き後、その名は ヨーロッパに広がっていきます。
その斬新な絵は、 ゴッホ ゴーギャン モネ ドガにらの印象派の画家たちは驚き
19世紀にヨーロッパを席巻した「ジャポニズム」に与えた影響は多大なものでした。
私が知っている この絵 ボストン美術館で見た。
このボストン美術館は 日本の美術館よりも「浮世絵」の収集量は多く、逆に日本で浮世絵の
展覧会をするほどです。
その中でも 特に この「ジャポーネーズ」 モネの作品
この絵を見たとき びっくりでした。
2メートルは あるのではないでしょうか 迫力満点
とにかく 北斎を語れば 紙面はいくらあっても尽きない…
生涯 雅号だって 何回も変えているし、引っ越しはもう「おたく」級。
最近 見つかった 北斎の自画像
柳の下でくつろぐ北斎
これは ひょうきんな北斎
先ほどの人形 なるほど 似てますね。
ただ 絵を見るだけでなく…楽しんでもらおう~そんな 気持ち 十分に体感した
北斎美術館でした。
明日はいよいよ 最後の お話 第7話をお楽しみに。