黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

京都(みやこ)美術協会展へ

2019-10-18 | 日記
 「みどりの館」からの案内状が届き、10月16日から始まっている
  恒例の美術展 毎年私も楽しみにしている美術展のひとつです。
 
 今川堤は濁流が・・・今回の台風19号のテレビ画像が重なってくる。
  遠くに霞む 山々も黒々と映り 今にも・・・
 予想通り 土砂降りの雨になってきた~
  引き返そうかと、まぁ、折角だからと 車を進め 緑の館へ

 やっぱり、こんな日だ  会場に人影もなく 
 受付に1人 男性が

 案内状の表紙に「いかせみの角」 西頭 誠さんの絵が・・・ 
 
    

  偶然にも 今日 会場の受付にいらっしゃった。 方。
  記帳して 彼に一言 ご挨拶~

  会場にも他に こんな彼の作品が~「城の町」というタイトル
    

   おもしろい!  自由で、軽いリズム感、洒脱な筆使いです。

   他の作品にない…独特の表現。 目に止まります。

   会場の正面に
   毎回、キャンバスの大きさではなく、絵が発信する力に圧倒されます。

   有益人良竹さんの「臼杵摩崖仏 大日如来像」 80号の水彩

       

    同じく 「臼杵摩崖仏 仁王像」 これも80号の水彩
       
 


    次は100号 油彩 
    中村正範さん  「象(太古)」 とある。

       
    
      「象」は マンモス  ナウマン象? 
      いや、三葉虫のようにも・・・
      化石になっている正体は  
      これは きっと「想像」という「造」 
      かもしれないね。

     太古の夢から覚めたのか・・・同じ方で 
      普通の筆使いの ごく真面目な1枚も。
       
            「阿蘇根子岳」 

      パレットに絞り出し、キャンバスに叩きつける「この色」
      どうやら お好きな色なのでしょう・・・
      深みが出て、重厚さが増す~ 
       タイトル、作者名がなくても、会場に入れば
      一目で この方の絵  と 
      モチーフが変わっても・・・この色彩感覚は変わらない。

     ここ数年 この方の絵を追いかけているんですが~
     ちょっと「どぎまぎ」しています。
      「試行錯誤」 「チャレンジ」 「改革」 「変身」

      ともかく、 何か 従来という道を歩いてきたなら
     それを、壊そうと…もがいている?
     「変える」っていうのは、本当に難しいこと。
     それを あえて あえて ・・・
      だから 作品にも出ています。 

     出合の作品からは、確実に 「進化」 している?
     いや、絵に「深化」が見られ
     本当に気持ちが 芯に化けている・・・これも 進化
    
     そして 最終的には、自分自身の「真価」できる作品が
      登場するのでしょう・・・ 楽しみに待っています。
 
      八並順子さん 「生きる」 水彩

         
      
         「DOKOE」  
             これは? 「どこえ・・・」 なのか
          今の 自分の絵の 行先を暗示 ?     
          素材は「蓮」のようだ・・・
           蓮    レンコン  つながる
           それとも 「仏」の道?
           
          

    そして まったく新しい感性での登場の1枚が 
     色彩も 明るく 構図にも動きがあるようなのだが・・・
  「カオス」とあるが
     ギリシャ語で、chaos
      「原初にできた裂け目」の意
         そして「無秩序な状態」を意味する

          
   ・・・「混沌」でもある。
    状況がメチャクチャ、大混乱で何が起こっているのか理解できない
    支離滅裂、 ごちゃ混ぜで 意味不明・・・

    やっぱり、もがいている?

     かの巨匠 パブロ・ピカソの言葉がある。

    「私は 捜し求めない 見出すのだ」
    「いかなる 創造活動も はじめは 破壊活動だ」
    「冒険こそが わたしの存在理由である」

    1枚の絵を 見る 観る 視る ・・・

     そして こちら側から いろいろ想像するのも楽しい。
    
    
     ほっと 微笑んで 気持ちが楽になる 
      蕪木 博さん
      「遠望」            「コーヒータイム」
           
      
     
      
      
   帰りは 「いい気持ち」
   アクセルも ちょっと 踏み込んで~ 軽やかな走りです。

    「いいもの」との出会いは やっぱり落ち着くものだ。
  
    1枚の「絵」だけじゃない。 
    そこに力いっぱいエネルギーを投入している人との
     「出会い」 これこそ、一番なのです。
   
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