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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者

2023-09-06 | 日記

 久しぶりの「ひろしま美術館」

 午後からの太陽はコンクリートの道路も鉄板状態?

 いま温度計を持ち出して測れば・・・40度越えかも。

     

 電車から降りて、美術館までのわずかな距離でも…もう汗だです。

     

 園内の緑も風がないのか、暑そうです。

 今日は、特別展

 「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」

      

 

 19世紀末、しなやかな曲線と淡い色使いでパリの人たちの話題をさらった。

 「ジスモンダ」などのポスターが会場を彩る。

   緻密に描き込んだ本の挿絵、宝石箱のような菓子箱。  

 華やかな花をあしらった香水瓶など、当時隆盛した多才ぶりだ!

 デザイナーと画家の両面で才能を発揮した。  

 

  アルフォンス・ミュシャ 写真と自画像

    

 

 アール・ヌーボーの芸術家としてパリで活躍したチェコ出身の

 アルフォンヌ・ミュシャ(1860~1939)の特別展です。

    入場券も素敵です。

   書籍(装飾アルバム)より「花言葉」(部分)のデザインです。

         

 中に入ると、夏の雲と緑の芝生、そよぐ樹

    少し 気分がよくなりました。

     

 

  リストを眺めると~彼が取り組んだ「仕事」の多彩さ~

 「書籍」の表紙、挿絵。 ポストカード、カレンダー、プログラム

  ポスター 装飾パネル、宣伝用看板、有価証券、郵便切手

  装飾皿、花瓶、香水瓶、パウダーボックス、写真、素描、水彩画

  油彩画 挿絵原画 と  展示総数は169点。

   特に、出品では、「素描」の多いこと~40点にも。

  まぁ、どれもこれもに手を出している・・・

              まさにマルチな芸術家?

 

  先ずは 珍しい彼の油彩画から・・・

    友人の娘を描いた作品 「エリシュカ」

 

 

 こんな仕事もしていました。

  お菓子の会社(ビスケット缶のパッケージ

         

      とても丁寧な仕上げですよ。

         細かい筆使い…。

 

    他にも・・いろいろ 子どもも喜んで・・「お買い物かな?」

     菓子箱のデザインも 中味によって変えているんですよ。

      (ボルドー風味とか、シャンパン風味とかに。 芸が細かい…。

    

   「パウダーボックス」

    パリの女性が喜びそうな・・・可愛いデザイン

           

    

    ルフェーブル=ウティール社

        ビスケット缶のパッケージ           

         

 

     ブローチ 「アザミ」     

          

    装飾皿 「ビザンチン風の頭部」ブロンド エナメル塗装

       

   装飾皿 「ビザンチン風の頭部」ブルネット エナメル塗装

       

 

   書籍、雑誌の「表紙」「挿絵」の数も沢山・・・数が多くて割愛

 

  彼の作品では、何と言っても 「ポスター」

  出世作の演劇ポスター「ジスモンダ」は調和のとれた色彩と細かな

  装飾。うねった髪などが特徴の「ミュシャ様式」で表現される。

       

      この作品お前には人だかり・・・人列が重なり~

               じっくりと眺める人、人、人 

          ポスター「黄道十二宮」 リトグラフ

       

    ポスター「ジョブ」 リトグラフ

          

    ポスター「椿姫 

     

   ポスター「ロレンザッチオ」

          

   ポスター「サマリアの女」

          

   ポスター「メディア」

          

   ポスター「トスカ」

            

  連作装飾パネル 「四季 春、夏、秋、冬 」

  正面の看板にあった 「四季」 全体です。

   

    

    個別に見ると~細かい筆使いが 分かりますね。

 

   「春」

            

   「夏」

            

   「秋」

            

   「冬」

            

 

   「ジスモンダ」のポスターのモデルである舞台女優サラ・ベルナール

    (フランス)は、その後もミュシャにポスター制作を依頼します。

   <椿姫>のポスターに描かれたベルナールが纏う衣装もミュシャが

   デザインしたもの。

    プッチーニのオペラ「トスカ」のポスターアメリカ公演で使用。

      

    公演では、椿をより愛の象徴としてわかりやすくするために

    「白」ではなく「赤い」椿で描かれています。

      「トスカ」舞台時の衣装 ベルナール

         

  サラ・ベルナール  (世界的に有名な女優)

       写真

      

       パネルに描かれたベルナール

      

      ポスターのベルナール

      

      舞台でのベルナール

      

 

   如何でしたか・・・・

  アルフォンス・ミュシャの世界~

    多岐に渡るミュシャ芸術・・・なにか新しい世界に紛れ込んだ?

  そんな不思議な世界でした。

  

   次は、 「ひろしま美術館」 常設展示の作品を。

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