黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

名画に酔う~美術館巡り その8

2018-07-05 | 日記・エッセイ・コラム

【 至上の印象派展 ビュールレ・コレクション 】

  

 この凄い コレクションが九州にやってくる。

 これ見なかったら…美術館巡り最後の目玉です。

 大宰府へ参道は いつもながら外国語が飛び交い、お土産屋が

 賑わっているのも見慣れた光景に…。

 さて、この「ビュールレ・コレクション」は、スイスの実業家

 エキール・ゲオルク・ビュールレが築き上げた、印象派絵画を

 中心とした約600点のコレクション。

 それを彼は邸宅の別棟でひたすら眺めていたという。

 彼の死後、別棟は美術館として改装され2015年まで一般公開

 されていた。20年にチューリッヒ美術館に移管されるため

 日本でコレクションの全貌が見られる最後の機会となったのです。

 

  そりゃぁ~、これを見ないわけにはいかないでしょう。

  日本人のおおかたは…印象派の絵が好きなんですよ。

 

  作品が多く 是非残したいので、このビュールレコレクションは

  2回に分けて  アップしていきます。

 

  まず、絵を紹介する前に、この作品の凄さをちょっとお知らせ

 しておきます。

 絵画史上最も有名な少女像とも言われる ルノアールの

 「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」

 セザンヌの「赤いチョッキの少年」、モネの「睡蓮の池、緑の反映」

 など、世界最高峰の印象派コレクションなんです。

  他に、ゴッホ、ゴーギャン、マネ、ドガと 豪華版です。

 

 さらに興味深い話題として…こんな話もあるんです。

 【 2008年2月10日、武装集団によって美術館から4点の絵画が

 盗まれ、世界的なニュースになりました。被害総額は約175億円

 (当時の換算額)。これら4点すべては、2012年までに無事回収され

 ました。 そして 本展には その4点揃って展示されているのです】

 盗まれた作品

 ◆フィンセント・ファン・ゴッホ (花咲く<マロニエの枝>

 ◆ポール・セザンヌ <赤いチョッキの少年>

 ◆エドガー・ドガ <リュドヴィック・ルビック伯爵とその娘たち>

 ◆クロード・モネ <ヴェトウイユ近郊のヒナゲシ畑>

   この作品名 覚えていて下さい。 後で絵をアップします。

 今回の会場展示は 第1章から第10章まで、区分されていますので

 第1章 肖像画から 順次 作品の紹介をしていきます。

 

 第1章 肖像画 (7点)から 次の作品を

 ◆ ジャン・オーギュスト=ドミニク・アングル 「アングル夫人の肖像」

  

 ◆ピエール・オーギュスト・ルノアール  「アルフレッド・シスレーの肖像」

  

 ◆エドガー・ドガ  「ピアノの前のカミュ夫人」

  

 

 第2章 ヨーロッパの都市 (作品6点)から 次の作品を

 ◆アントーニオ・カナール(カナレット) 

  「サンタマリア・デッラ・サルーナ聖堂、ヴェネチア」

   凄い細密画ですよね。 印象がとは違ってはっきりと遠近法まで

   まるで観光写真のよう… 暖かい陽の光、澄んで広がる雲

    静かな水面

  

 

 ◆クロード・モネ 「陽を浴びるウオータールー橋、ロンドン」

   霧のロンドン って言いますが…

   モネの筆になると柔らかい色調 固い「橋」も幻想的になるんだなぁ

  

 第3章 19世紀のフランス絵画

  ◆カミーユ・コロー  「読書する少女」

          

  ◆ギュスターヴ・クールベ  「狩人の肖像」

          

 

  ◆ウジェーヌ・ドラクロア  「モロッコのスルタン」

    この絵は、ドラクロアが記録画家としてフランスの使節団とモロッコに

    随行した際の1枚。

    多くの従者に囲まれたスルタンの威厳ある姿。

     この土地 モロッコの輝くような光と色彩  しばらく見惚れる1枚でした。

   

 

  ◆エドゥアール・マネ  「オリエンタル風の衣装をまとった若い女」

     裸婦の絵だけど ドッキともしない…何かけだるく感じません?

   右手の持っているの なに? それも だらりと…

    若いのにね …右下の壺みたいなのこれ当時の水タバコ もしや 彼女も

   

 

 第4章 印象派の風景 マネ、モネ、ピサロ、シスレー

  ◆ カミーユ・ピサロ  「ルーヴェシエンヌの雪道」

    いい絵ですね。冬の田舎 夕べの雪が積もった朝

    人々が活動を始めるころ、陽の光に反射した影 物静かな1枚 

  

 

  ◆アルフレッド・シスレー 「ハンプトン・コートのレガッタ」

    ひとつ ひとつははっきりしない。 目を絵から遠ざけて 眺めていると

    人の動き、波 そして 雲の流れ も いきいきと ダイナミックに感じる

     やはり、画家の筆の力だね。

  

  ◆エドゥアール・マネ    「ベルヴュイユの庭の隅」

      これマネの絵  モネ?  よく似てるね~

    でも、モネの真似じゃないよ、 しっかりと対象を掴んでる 筆も確か。

     

 ◆クロード・モネ  「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」

       これが モネの筆使い…

      

  ◆クロード・モネ  「ジヴェルニーのモネの庭」

    マネの庭 モネの庭 どちらが好き?  う~ん、それ好みです。

  

  

   第5章からは   明日アップします。

      

 

  今回、ここ九州国立博物館で開催中のビュールレ・コレクションに行く際に、天神西鉄駅で

  お知らせの看板に目が付き…こんな切符を買いました。

  観覧券と往復乗車券セット、記念はがき付を。 

 「国立博物館」「西鉄」も 熱を入れているねぇ~最終日までに どのくらいの入場者に

 なるのかなぁ~ きっと、過去の記録の上位になるかも

   

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名画に酔う~美術館巡り その7 | トップ | 名画に酔う~美術館巡り 最終回 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。