さぁ、次の展示作品に足を進めましょう。
第5章 印象派の人物ードガとルノワール
もう誰でもが知っている巨匠2人でドガ4点、ルノワール3点
そして今回の大目玉ルノワールの(可愛いイレーヌ)にご対面です。
◆エドガー・ドガ 「リュドヴィック・ルビック伯爵とその娘たち」
手前の子どもの背景の「緑」が効いていますね。
*盗難され戻って来た1枚
◆同じく ドガ 「控室の踊り子」
ドガと言えば、「踊り子」の絵 徹底して踊り子をキャンバスに残していますね。
踊り子だけでなく、彼は、庶民のなんでもない生活に焦点を当て、ひたすら描いています。
◆ピエール=オーギュスト・ルノワール
イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)
今回のありとあらゆる宣伝物に登場し、すでに見飽きちゃうほどの1枚です。
さらに、今回は会場展示中の作品のシャッター・チャンスの許可までも
だから会場作品前は大勢の人だかりで…鑑賞どころか、前の人の頭越し…
しばらく流れを見てからなんて思ってても…なかなかでした。
一旦、この作品から離れて、他の作品を見て、再度 目の前に と。
それでも、うまく撮れませんでした…
この写真は、会場外、ミュージアムショップ前に複製画として
写真が撮れるコーナーがあったので そこで1枚のもの。
◆同じく ルノワール 「夏の帽子」
姉妹なんでしょうか…姉が妹に 帽子に摘みたての花を飾って~
妹の表情が いいですね
◆同じく ルノワール 「泉」
ルノワールの「裸婦」といえば、この豊満なタイプがお好き?
柔らかい肌 長く伸びた金髪 初々しい少女
でも、 少しも恥じらいがなく 輝くような体を惜しげもなく~
目の前の 私たちも エロチックさは全く感じません。 いい絵です
第6章 ポール・セザンヌ
◆セザンヌ 「帽子を持つセザンヌ夫人の肖像」
◆セザンヌ 「赤いチョッキの少年」
本邦初公開作品 この作品も盗難されて戻って来た1枚
◆セザンヌ 「パレットを持つ自画像」
◆セザンヌ 「庭師ヴァリエ (老庭師)
この作品はセザンヌ 最晩年の作
彼は、「近代絵画の父」と呼ばれ~ 印象派からキュビズムまで絵画史上大きな
功績を残しました。
この筆のタッチ 彼ならでは と 思います。
第7章 フィセント・ファン・ゴッホ
もう説明はいらない ゴッホの登場です。
◆「古い塔」
◆「自画像」
*複製画より
◆「日没に種まく人」
*複製画より
◆「花咲くマロニエの枝」
この作品も盗難されて戻って来た1枚
第8章 20世紀初頭のフランス絵画
◆「肘掛け椅子の上のひまわり」
この作品は、フランス・アルルでゴッホと2ケ月間だけ共同生活したゴーギャンが、
ゴッホをしのび南太平洋のタヒチで描いた作品。
ゴッホが好んだヒマワリを描くために、わざわざ欧州から種を取り寄せたと…
二人の巨匠の 深い絆の物語 だよね。
◆ 「贈り物」
生まれたばかりの赤ちゃんへの贈り物 それは「摘みたての花」かも…
贈る人の表情、もらう母親の表情…幸せいっぱいです
タヒチの陽の光が画面いっぱいに
第9章 モダン・アート
◆ジョルジュ・ブラック 「ヴァイオリン」
じっと眺めていると 落ち着きますよ。
そしてヴァイオリンの高い音色が聴こえてきそう ♬ ♪♪ ~
幾何学的模様の中、 真ん中の白の空間は
弦を弾いている人の姿も浮かんできませんか?
◆パブロ・ピカソ 「花のとレモンのある静物」
キュビズムの巨匠 ピカソ
この1枚なら 普通に理解できますよね。
すっきりとした線、色彩も鮮やかに 印象的な1枚です
第10章 新たなる絵画の地平
◆クロード・モネ 「睡蓮の池、緑の反映」
フランス・ジヴェルニーのモネの家の庭の睡蓮を描いた晩年の大作です。
いままで どれくらいのモネの「睡蓮」を見たことか…
日本の美術館のモネの作品収蔵は、かなりの枚数になります。
また、日本の企画展で「モネ」をやれば…確実に観客は動員できるほど
ポピュラーな画家ですね。
今回 この作品も撮影OK
なんと この大作 高さ2m × 幅4.25m 凄いでしょ
大きすぎて、ファインダーから はみ出しそう~
日本で このコレクションの全貌を鑑賞できる 最後の機会 たっぷりと味わいました。
いい企画展でした。
最後にまた この「可愛いイレーヌ」に登場して貰い
この「絵画に酔って~美術館巡り」 さよならです。
長い連続物にお付き合い いただき ありがとうございました。
「名画の旅」1枚でも 心の片隅に残ればとの想いで。