黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

杉田久女が・・・・

2014-06-08 | 日記・エッセイ・コラム

今日、町の公民館にて

004「文化まつり」が

開催されており

委員の彼女(書)から

お誘いを受けていましたので

出かけて来ました。

お昼前だからか、人影も少なく 受付の係りの方だけが。

005作品は思ったより

 少なかった・・・・

お目当ての書(坂口享子さん)は 

展示の中でも一番大きな表装

杉田久女の句

   「玄海に 連なる漁火や 窓涼み」

002

玄海の荒波のような 力強く 逞しい筆使い

しかし、対岸で涼む ゆったりとした感じを 筆に込めて・・・と

字体から感じ取れましたが・・・・

時季は「夏」

玄海灘に漁に出た多くの漁船 漆黒の闇の中に次々と灯りが点き

一面にその灯りが連なっていく

海からの涼しい風を受けながら対岸の館で夕涼みをしている

彼女か、それとも、夕涼みしている相手を 眺めていての1句か?

遠景と近景が併存したリアリティある描写、どちらも存在感あり。

そんな風に 感じましたが・・・・

素人の感じたままを。

 

 

Photo

杉田久女、日本を代表する女性俳句の先駆者と資料に。

お隣の北九州小倉(日明)に生涯の多くを過ごしたとある。

師(高浜虚子)から疎まれ・・・晩年は、精神を病み、俳句界に

受け入れられないまま死を迎えたと・・・。

ということで、作品の彼女も、同郷のよしみ? で今回の題材を?

 それとも、好きな1句 として取り上げたのでしょうか・・・

生憎、行った時には会場に顔を見せていなかったので、詳細は

分かりませんがね。

今度、機会があったら聴いてみましょう。

彼女、とってもチャーミングな方です。

私もフアンで、毎回、彼女の出品する書の展覧会には欠かさず出かけ

楽しませて貰ってます。

「音楽」は聴いて 心がウキウキし、身体が動く。

「書」を前にじっと眺めれば・・・心安らぎ、気も落ち着く。

「花」の傍に寄れば・・・心豊かに。

忙しい 今の世(こんにち)。

こんな時を過ごせるのも いいねえ~。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。