ベランダに5鉢の「芍薬」が咲き、周囲を明るくしています。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花・・・・
美人の象徴にも、この小さな木(60cm前後)から
華麗なる、十二単のような重ねた花弁が膨らんでいます。
この華やかさはどうでしょう。
ベランダが一挙に明るく、輝いています。
傍の小さな花たちも、浮かれて? いつもよりは濃い、色彩に見えます。
そら、この写真拡大してみてください。
小さな、小さな虫が・・・きっと、甘い蜜の香りがするんでしょうね。
聞こえはしませんが・・・羽音が、大急ぎで蜜を吸っているのかも?
この鉢植えにして3年目になりました。
こうして季節を忘れずに、根を張り、芽を出し、枝を伸ばして
最後に大きく花咲かせる・・・・見事なものです。
元の根もだいぶ張ってきましたね、この根は、乾燥させて漢方薬
そうです、生薬の芍薬で、鎮痛薬としても。
原産地が中国ですからね、千古の昔から愛用されているようです。
我が家では、観賞用のみですが。
きりっ!として、葉脈もはっきりと浮かんで、花の紅を濃い緑で
一層引き立てています。
これは絵になりますね・・・日本画家の多くが筆を振るって、名画を
残しています。
気分が乗ってくれば、私も筆を握ってみたいのですが。
しばらくは、このまま鑑賞することに。