Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

善水寺(2015年5月30日参拝)

2015年07月01日 | 西国薬師四十九霊場


長閑な風景を見ながら車は善水寺へ走る。

天気が良くて気持ちいい。


ナビを頼りにお寺付近のJA甲賀郡岩根辺りで道が狭くなる。

確かに善水寺の案内板はあるのだが、
この先は車で行けるのか不明。

JA甲賀郡岩根の駐車場に車を停めて歩いて行こうかと思ったが、
意を決して車で進むことに。

住宅街の狭い道を進むと、1車線の山道に突入。(泣)

この先はマジで行けるのか?と思いながら走る。

日頃の行いが良いので対向車も来る事無く無事到着。(^^


帰りに分かったことですが、
1号線の正福寺東の交差点から十二林道の方が楽な道のようです。



所在地:滋賀県湖南市岩根3518
宗派:天台宗
御本尊:薬師瑠璃光如来
創建:和銅年間(708-715)
開基:不明
勅願:元明天皇
札所:西国薬師四十九霊場、びわ湖百八霊場、湖南二十七名刹、湖南三山めぐり



【縁起】
元明天皇勅命により鎮護国家の道場として草創され和銅寺と号した。

延暦年間、傳教大師最澄上人が比叡山を開創され、
堂舎建立の用材を甲賀の地に求められた。
材木を切り出し横田川(野洲川)河岸に筏を組み、
いざ流し下す段になったが日照り続きの為、
河水少なく思うように材を流すことができなかった。

大師請雨祈祷の為、浄地を探されたところ、
岩根山中腹より一筋の光が目に射し込み、その光りに誘われるまま当地に登られた。

山中に堂が有その東側に百伝池あり閻浮檀金の薬師仏を勧請され、
その薬師仏を本尊として請雨の祈祷を修すること七日間、
満願の日に当たって大雨一昼夜降り続き、流の勢いのまま、
材は川を下り琵琶湖の対岸比叡の麓に着岸したと云う。

後に京の都で桓武天皇御悩の際、大師、霊仏出現の池水を以って、
薬師仏の宝前にて病気平癒の祈祷、医王善逝の秘法を修すること七日、
満行なってこの霊水を天皇に献上されたところ、御悩忽ち平癒された。

この縁に依って岩根山善水寺の寺号を賜わったという。



【鐘楼堂】


大型無料駐車場に車を停め、受付けで拝観料を支払う。

秘仏御開帳ということもあり、
普段より200円高い700円でした。


このお寺も山門がなく、最初に見たのがこの鐘楼でした。


【本堂】


国宝。

南北朝時代の貞治5年(1366)に再建されたもの。






天台宗の根本中堂らしい、
堂々たる国宝に相応しい本堂です。


【百伝弁才天】




百伝の池の中に弁財天が祀られていました。


【元三大師堂】




正徳3年(1713に再建されたもので、
元三慈恵大師良源大僧正の等身大尊像が祀られていました。


【宝篋印塔】



【六所権現社】


伊勢、春日、八幡、賀茂、熱田、鹿島の六社が祀られています。


【行者堂】


元は飯道寺にあったが明治初期神仏分離令により、
飯道寺廃寺に伴い、明治9年、同寺岩本院の行者堂を移築されたもの。

役行者像が祀られています。

ここは寂しい雰囲気で、ほとんどの参拝者は訪れないようです。


【本堂】


ちょっとした高台から見る本堂もいいもんです。



(リーフレットを転写したもの。)


堂内に入りました。

外陣と内陣に分かれていて、
内陣では薬師護摩供祈祷法要が厳かに行われていました。

法要が終わり、お寺の方に聞いたら内陣も入れるとのこと。

この内陣の雰囲気といい、圧倒的な諸仏の迫力といい、
本当に凄かった。

外陣から見るのとは大違い。

湖南三山、湖東三山の本堂の中で一番好きな本堂です。


須弥壇の裏側には裏堂があり、
こちらも諸仏が祀られており、落ち着いた雰囲気でしたね。


あ、それと外陣には稲がガラスケースに入れられており、
これは何だろうと思って説明板を読む。

明治39年に御本尊を修理した際、胎内より多量の稲籾と、
正暦4年(993)の年号が記された結縁校名記が見つかったそうで、
展示されている稲は後に栽培されたものだそうです。

1千年前の稲籾がちゃんと育つなんて驚きです。

稲の生命力は凄いなぁ。


【御朱印】


御朱印は四種類あり、
その内の二種類をいただきました。


今回は地蔵堂、観音堂、磨崖仏は完全に見落としてました。(^^;

次回の参拝の時は必ずや。

三聖神社(2015年5月30日参拝)

2015年07月01日 | 神社
常楽寺の隣に三聖神社という神社が鎮座。

小さな神社であんまり見所は無さそうですけど、
とりあえず寄ってみた。


所在地:滋賀県湖南市西寺573
御祭神:伊弉諾尊、速玉之男神、事解男神
創建:不明
社格:日吉大社摂社



【由緒】
本社は天台宗常楽寺の境内にあって、
山王三聖と称される日吉大社の上七社のうち、
大宮(西本宮)、二宮(東本宮)、聖真子(宇佑宮)を祀り、
三聖権現と称し同寺の護法神であった。

明治期の神仏分離令により独立している。


【社号標】



【鳥居】


狭い通路の前にあるんで、
鳥居も苦しい角度で撮影。


【拝殿】




神社の規模の割りになかなか立派な拝殿。

滋賀県でよく見るタイプですね。


【狛犬】



【本殿】




覆屋に守られた本殿。

地元に方々によって綺麗に保たれています。


【金峰神社】



【太神社】



御朱印は恐らく無いと思われます。

さて、次のお寺に向かおう。