Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

円通寺(2015年6月28日参拝)

2015年07月24日 | 仏閣


青垣の高源寺、山南の石龕寺と共に丹波もみじ三山の一つ円通寺。

ここは紅葉の時期になると観光バスがバンバン訪れるお寺だそうで、
静かに参拝したい私は紅葉の時期はあえて行かない。

案の定、本日の参拝者は私一人。

独占確定。(^^



所在地:兵庫県丹波市氷上町御油983
宗派:曹洞宗
御本尊:如意輪観音菩薩
創建:永徳2年(1382)
開基:足利義満
開山:英仲法俊(足利尊氏第四子)
札所:氷上郡西国三十三霊場、郡八十八ヶ所霊場



【縁起】
永徳2年(1382年)、将軍・足利義満が後円融天皇の勅命により創建した名刹。
年号の首字をとって永谷山と号し、天子の宝号の1字をとって円通寺となり、
勅願所と定められました。

室町時代の最盛期には天皇、将軍そして関白と深い関係を持ち、
丹波はもとより、但馬、播磨、摂津の国々にかけて権勢を広めた。

現存する本堂、庫院などの建築物は江戸時代に再建されたもの。

織田信長の中国攻略に伴う明智光秀の丹波攻めにより、
この地の寺社仏閣は悉く焼き払われました。

この寺にも軍勢が近づいた時、豪氏荻野喜右衛門が
光秀の本陣に赴き必死の説得の結果、兵火を免れたと伝わる。

丹波もみじ三山の一つであり、初夏のアジサイとともに花どころとして知られます。


【参道】


無料駐車場がありました。
紅葉の時期のみ入山料300円が必要なようです。





【アジサイ】









【不動明王】





【清水地蔵尊】



【石仏】



【地蔵尊】



【大杉】


樹齢700年。


【山門】



【二天像】




この中に二天が祀られています。

山門と同じ方向を向いているのが普通ですが、
ここは左右から山門を通る人や魔物を見張っているかのようです。




持国天。




増長天。

二天とも眼球が無いので怖い。


【参道】




こりゃ紅葉の時は素晴らしいとすぐに分かりますね。




ようやく到着。


【鐘楼堂】


これは変わった鐘楼堂ですね。

こんなの初めて見た。
気温でも測れそうですね。(笑)


【本堂】




いかにも禅宗といった本堂です。

滋賀県の清涼寺と同じような雰囲気を感じました。

とても落ち着きますね。




広い堂内に入らせていただいた。

御簾で御本尊の御尊顔を拝する栄誉は得られませんでしたが、
堂内に入れただけで善しとしよう。

御本尊は如意輪観世音菩薩像で、
後小松天皇より下されたものと伝えられます。


【禅錬成道場】


庫裏兼座禅道場のようです。


【水琴窟】



【蹲踞】


「吾唯知足」と刻まれています。
真ん中の四角をそれぞれの文字の「口」となってるのがオシャレ。

吾唯知足とは吾(われ)唯(ただ)足(た)ることを知ると読み、
「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」
という禅の格言を謎解き風に図案化したものだそうです。


【石仏】



【地蔵尊】



【石碑】



【観音堂】





【御朱印】


庫裏の玄関に置かれていました。
書置きです。