続きまして丹波古刹十五ヶ寺の一つで、
仏像の宝庫と呼ばれる達身寺というお寺へ。
重要文化財がたくさん見られるだけあって楽しみや。(^^
所在地:兵庫県丹波市氷上町清住259
宗派:曹洞宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:伝・行基菩薩
札所:丹波古刹十五ヶ寺、西国薬師四十九霊場、氷上郡西国番外霊場
【縁起】
行基菩薩によって開かれたと言われ、宗派は天台か真言系であっただろうと思われる。
寺伝によると世が戦国の時代であった頃、達身寺は、
僧兵を抱え山岳仏教の教権を張るような大寺院であったと言われている。
織田信長が丹波平定を行った際、家臣である明智光秀が丹波の地を攻め、
篠山城や保月城などが攻められた。
当時、達身寺は保月城に加勢をしていたと言われており、
そのことで保月城よりも早く寺院が焼かれてしまった。
僧侶たちは寺院を焼かれる前に、仏像を近くの谷へ運び出したのだが、
そのまま長い年月置き去りにされてしまうことになったと伝えられている。
時は流れ元禄8年(1695)この村に疫病が流行り多くの人々が亡くなった。
その原因を当時の村人が占い師に占ってもらったところ、
「三宝を犯した仏罰である。」と言われた。
村人達は山に登り放置されたままであった仏像を集め、破損していた達身堂を、
現在の地に移し修繕を行った後、仏像を安置し奉ったそうである。
正徳2年(1712)に竹雲堤山和尚の発願により、
師である円通寺二十五世大庵清鑑和尚を開山とし、
禅宗の中の曹洞宗として火を灯し現在に至っている。
寺名についていは十九山の達身堂を本堂としてこの地に移した為、
十九山達身寺と名付けられたのである。
【風景】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cf/a42f096ca36a4dc91fd37e271f604832.jpg)
達身寺はこんな長閑な田園風景が広がる里山にあります。
天気が良ければ最高なんですけどね~。
【全景】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1a/633bdd94d01b210a6e58069005b01884.jpg)
これは良い雰囲気です。
お、本堂と思われる建物の屋根が私の大好物ではないか!
思わず走ったわ。(笑)
【自然水】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/d5/40ff3958f9fbe5873b94e66d135b71e3.jpg)
なかなか美味しかったです。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/38/582353cf2f0cbc9420ede3ece442620f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/01/5df66eaed2a650b790b0fb91aed04bf2.jpg)
はぁ~、ええわ~。(^^
失礼ながらこんな田舎にあるから余計に雰囲気が、
めっちゃいいんですよね~。
これが都会のど真ん中だったら似合わないもんね。
【堂内】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/32/1879eff62fbeee0899504ab96094f1c9.jpg)
拝観料を支払うと女性の方に本堂奥の宝物殿に連れていかれた。
3段の棚に安置された仏様達に圧倒される。
しかし、よく見るとその全ての仏様達は破損や欠損が著しい。
女性の説明によると明智光秀が軍勢の焼き討ちから免れる為に、
山中の谷に匿っていたが、長い間放置されてしまったからとか。
とても痛々しい姿です。
しかし、それが逆に独特のオーラを放つ。
強烈なインパクトを感じました。
荒波に翻弄された歴史を否応が無しに感じざるをえない。
その文化的遺産を里山の方々は現代まで大切に保存され、
篤く信仰されてきたその事実に胸に込み上げてくるものがある。
本当に立派です。
廃仏稀釈で仏様を破壊した過去の先人達の罪は大きい。
恥を知れと言いたいですね。
それにしても兜跋毘沙門天が16体もあるのは珍しい。
しかも中年のオッサンのようにお腹ぽっこりしてるんですよ。(笑)
すみません、表現が悪かったですね。
安産の地蔵尊のようなお腹と表現すればよろしいでしょうか。(笑)
このようなお腹が膨らんでいるのを達身寺様式と呼ばれているそうです。
何故、京都や奈良ではなく、
このような地方でこれほどの仏様達が安置されているかといえば、
この地に丹波仏師達の工房があったのではないか、というのが有力な説とか。
一通り説明を聞いてからもう一つの宝物殿へ。
【宝物殿】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/30/41545457d9e3c4bbac089097fe03d4fc.jpg)
こちらは先ほどの宝物殿と違って大きな三尊が目に入ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/46/be75f939bbf2f084c24d106ab6325a71.jpg)
撮影禁止でしたので画像はオフィシャルより拝借。
真ん中の阿弥陀如来坐像、左右に十一面観音坐像、薬師如来座像。
黒の衣がとても印象的です。
これほど見事とは。
他にもお腹ぽっこりの聖観音菩薩や薬師如来、坐像の地蔵菩薩等、
非常に珍しい数々の仏様達を堪能。
何故、これほどの仏様達が達身寺に集まっているかは謎とか。
ここまで素晴らしい見事な仏様達を造るにしてもお金がいる。
昔は都に繋がる交通の要衝といわれていたので、
有力な権力者や裕福な民がいたのかな。
古文書が全く残っていない今となっては謎ではある。
女性の案内が終わると宝物殿にはわたし一人になった。
この素晴らしい空間を独占。
まさに至福の時でした。(^^
撮影不可でしたので、
詳しく写真を撮られている方のブログをご紹介させていただきます。
http://hitabutsu.jp/blog-entry-196.html
http://hitabutsu.jp/blog-entry-197.html
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/76/09c3a12deae0a3f8813ec60ced9321a2.jpg)
ええわ~。
めっちゃ癒されます。
これを見ながらお茶と団子をいただきたいですわ。(^^
【毘沙門堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/fe/ac601ed1880b67381ed6b23e91e0a180.jpg)
庭にマッチしていい感じです。
【蔵】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/6f/826bdb75e42bb5f16acc01406e367d0e.jpg)
【鎮守社】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/25/b4054085fd7462e7089cee14a459c6a0.jpg)
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/94/d54ac452a8a60191fdedd5cd4821f172.jpg)
確か三種類あったと思うが、
墨書きは全て同じということですので、
お薬師さんの御朱印をいただきました。
仏像の宝庫と呼ばれる達身寺というお寺へ。
重要文化財がたくさん見られるだけあって楽しみや。(^^
所在地:兵庫県丹波市氷上町清住259
宗派:曹洞宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開基:伝・行基菩薩
札所:丹波古刹十五ヶ寺、西国薬師四十九霊場、氷上郡西国番外霊場
【縁起】
行基菩薩によって開かれたと言われ、宗派は天台か真言系であっただろうと思われる。
寺伝によると世が戦国の時代であった頃、達身寺は、
僧兵を抱え山岳仏教の教権を張るような大寺院であったと言われている。
織田信長が丹波平定を行った際、家臣である明智光秀が丹波の地を攻め、
篠山城や保月城などが攻められた。
当時、達身寺は保月城に加勢をしていたと言われており、
そのことで保月城よりも早く寺院が焼かれてしまった。
僧侶たちは寺院を焼かれる前に、仏像を近くの谷へ運び出したのだが、
そのまま長い年月置き去りにされてしまうことになったと伝えられている。
時は流れ元禄8年(1695)この村に疫病が流行り多くの人々が亡くなった。
その原因を当時の村人が占い師に占ってもらったところ、
「三宝を犯した仏罰である。」と言われた。
村人達は山に登り放置されたままであった仏像を集め、破損していた達身堂を、
現在の地に移し修繕を行った後、仏像を安置し奉ったそうである。
正徳2年(1712)に竹雲堤山和尚の発願により、
師である円通寺二十五世大庵清鑑和尚を開山とし、
禅宗の中の曹洞宗として火を灯し現在に至っている。
寺名についていは十九山の達身堂を本堂としてこの地に移した為、
十九山達身寺と名付けられたのである。
【風景】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/cf/a42f096ca36a4dc91fd37e271f604832.jpg)
達身寺はこんな長閑な田園風景が広がる里山にあります。
天気が良ければ最高なんですけどね~。
【全景】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/1a/633bdd94d01b210a6e58069005b01884.jpg)
これは良い雰囲気です。
お、本堂と思われる建物の屋根が私の大好物ではないか!
思わず走ったわ。(笑)
【自然水】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/d5/40ff3958f9fbe5873b94e66d135b71e3.jpg)
なかなか美味しかったです。
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/38/582353cf2f0cbc9420ede3ece442620f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/01/5df66eaed2a650b790b0fb91aed04bf2.jpg)
はぁ~、ええわ~。(^^
失礼ながらこんな田舎にあるから余計に雰囲気が、
めっちゃいいんですよね~。
これが都会のど真ん中だったら似合わないもんね。
【堂内】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/32/1879eff62fbeee0899504ab96094f1c9.jpg)
拝観料を支払うと女性の方に本堂奥の宝物殿に連れていかれた。
3段の棚に安置された仏様達に圧倒される。
しかし、よく見るとその全ての仏様達は破損や欠損が著しい。
女性の説明によると明智光秀が軍勢の焼き討ちから免れる為に、
山中の谷に匿っていたが、長い間放置されてしまったからとか。
とても痛々しい姿です。
しかし、それが逆に独特のオーラを放つ。
強烈なインパクトを感じました。
荒波に翻弄された歴史を否応が無しに感じざるをえない。
その文化的遺産を里山の方々は現代まで大切に保存され、
篤く信仰されてきたその事実に胸に込み上げてくるものがある。
本当に立派です。
廃仏稀釈で仏様を破壊した過去の先人達の罪は大きい。
恥を知れと言いたいですね。
それにしても兜跋毘沙門天が16体もあるのは珍しい。
しかも中年のオッサンのようにお腹ぽっこりしてるんですよ。(笑)
すみません、表現が悪かったですね。
安産の地蔵尊のようなお腹と表現すればよろしいでしょうか。(笑)
このようなお腹が膨らんでいるのを達身寺様式と呼ばれているそうです。
何故、京都や奈良ではなく、
このような地方でこれほどの仏様達が安置されているかといえば、
この地に丹波仏師達の工房があったのではないか、というのが有力な説とか。
一通り説明を聞いてからもう一つの宝物殿へ。
【宝物殿】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/30/41545457d9e3c4bbac089097fe03d4fc.jpg)
こちらは先ほどの宝物殿と違って大きな三尊が目に入ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/46/be75f939bbf2f084c24d106ab6325a71.jpg)
撮影禁止でしたので画像はオフィシャルより拝借。
真ん中の阿弥陀如来坐像、左右に十一面観音坐像、薬師如来座像。
黒の衣がとても印象的です。
これほど見事とは。
他にもお腹ぽっこりの聖観音菩薩や薬師如来、坐像の地蔵菩薩等、
非常に珍しい数々の仏様達を堪能。
何故、これほどの仏様達が達身寺に集まっているかは謎とか。
ここまで素晴らしい見事な仏様達を造るにしてもお金がいる。
昔は都に繋がる交通の要衝といわれていたので、
有力な権力者や裕福な民がいたのかな。
古文書が全く残っていない今となっては謎ではある。
女性の案内が終わると宝物殿にはわたし一人になった。
この素晴らしい空間を独占。
まさに至福の時でした。(^^
撮影不可でしたので、
詳しく写真を撮られている方のブログをご紹介させていただきます。
http://hitabutsu.jp/blog-entry-196.html
http://hitabutsu.jp/blog-entry-197.html
【本堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/76/09c3a12deae0a3f8813ec60ced9321a2.jpg)
ええわ~。
めっちゃ癒されます。
これを見ながらお茶と団子をいただきたいですわ。(^^
【毘沙門堂】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/fe/ac601ed1880b67381ed6b23e91e0a180.jpg)
庭にマッチしていい感じです。
【蔵】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/6f/826bdb75e42bb5f16acc01406e367d0e.jpg)
【鎮守社】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/25/b4054085fd7462e7089cee14a459c6a0.jpg)
【御朱印】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/94/d54ac452a8a60191fdedd5cd4821f172.jpg)
確か三種類あったと思うが、
墨書きは全て同じということですので、
お薬師さんの御朱印をいただきました。