11月24日
小麦とソラマメが順調に生育しています。家庭菜園始めて以来、ソラマメをまともに収穫したことはありません。理由は春ソラマメに花が咲く時期に、決まってアブラムシが例外なくタカリ、決定的な被害を受けます。このため殆んどの農家は農薬散布してアブラムシ駆除をしているのが実態です。筆者としてもソラマメだけは農薬も止む無しと考えた時期もありましたが、あくまでも無農薬に拘り、何かよい手立てはないかと研究していた時に「麦(大麦でも小麦でもよい)とソラマメ」のバンカープランツ(農作物を育てる際に、病害虫に対するすみかを提供する目的で植生される植物をいう。)の記事を知り、去年から今年収穫まで小麦とソラマメの関係を試したところ、アブラムシ対策(てんとう虫を寄せ付ける)に一定の効果があることを確認しましたので今年も継続しました。バンカープランツとは、バンク(BANK)お金を貯めるという意味から転じて天敵を貯えるという意味でこの名が付いたとのこと。麦にはムギクビレアブラムシがつき、これを餌に天敵のアブラバチ類とてんとう虫類が集まり、隣のソラマメについたアブラムシも一緒に退治してくれるということです。前回は小麦とソラマメの間隔が近すぎて、ソラマメに風通しと日当たりが悪くなり納得いく収穫ではなかったので今回は十分な間隔をとりました。