「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

薬王院の彼岸花(ヒガンバナ)

2011年09月19日 20時21分09秒 | 植物
薬王院の彼岸花(ヒガンバナ)@水戸市元吉田町



台風15号の影響で風が強いが、今朝は涼しくなった。
明日から風雨が強くなるとか、22日がピークらしい。
日は台風一過の良い天気ななりそう。
23日の「秋分の日」は台風一過の良い天気ななりそうだ。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものである。


千波湖から吉田方面に自転車を走らせてきた。
久し振りに薬王院に立ち寄ってみることにした。



仁王門


薬王院の創建は大同2年(807)、桓武天皇の勅願により伝教大師最澄が開山したと伝えられる。
関東天台宗の壇林寺として寺運も隆盛だったが大永7年(1527)に焼失したが水戸城主江戸通泰によって再建された。
その後、貞亨3年(1686)には徳川光圀によって堂宇の大改修が行われた。
桁行7間、梁間5間、入母屋、銅板葺、建築年代が明確で当時の当地方の建築様式を伝える建物として国指定重要文化財に指定されている。

(戻ってから調べたのだが、見るからに堂々としている)





仁王門と薬師堂を結ぶ通路の脇に池が在り、彼岸花が咲いていた。
曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれる。
枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に咲く真っ赤な花。
独特の姿と色は人によって好みが分かれる。
僕は、季節を代表する花として大好きだ。
昨年は、里美の古民家レストランに食事に行った時に、近くの畑に群生しているのを見た。どちらにしても、今の時期は何處でも見ることが出来る。

全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリンなど)を多く含む有毒植物。
あぜ道に植えられ、モグラヤネズミなどの害から守る役目を果たしている。

根はデンプン質に富む。
長い時間水にさらせば無害となり、救荒作物として栽培されたから、全てのモノは二面性があるということを証明している。



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壱輪の白椿

2011年04月27日 12時53分57秒 | 植物
壱輪の白椿



椿の花が大好きだ。
山野草の愛好家Yさんの庭は、希少な品種も多い。
間もなく五月だが、一輪の白椿を戴いた。

余りにも美しいので、皆さんと一緒に楽しみたい。
と思い掲載しました。

器は宋時代の白磁。
かなり欠けていますが、写真では映っていないようです。

敷いた布は、タイの少数民族のカレン族?のカラフルな脚絆をほどいたもの。
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アケビの花

2011年04月24日 20時44分04秒 | 植物
アケビの花



西の谷の掃除に行く道筋の、アケビの花が美しい。
小さな濃い紫色で目立たないが、若葉の薄緑との対比がきれいだ。



花は二種類で大きいのは雌花で、雄花は小さい。

細い幹からは、次々と蔓状の新芽が出てくる。
この新芽を摘んで塩茹して食するも珍味。
山のアスパラと呼ばれる、シオデに似た食感だ。



秋には実を付ける。
薄紫の果実は、眺めているだけでも楽しい。
モノが無い時代は、お菓子代わりに食べた。
漬物にしても旨い、と聞いたこともあるが、試したことはない。

アケビに似ているムベもある。
ムベは常緑でアケビは落葉する。
どちらも、甲乙つけがたい。

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新緑の逆川緑地 @水戸市千波町

2011年04月21日 23時03分49秒 | 植物
新緑の逆川緑地 @水戸市千波町



ソメイヨシノの華やかさも認めるが、何といっても山桜がよい。
木々の芽吹きの合間に、山桜が点々と咲く姿は真に美しい。
例年ならば、県北の山桜を愛でに出かける時期だ。

水戸市内も、寒さが戻ったおかげで山桜が長持ちしている。



千波湖の南側の千波台地、特に逆川流域の山桜と新緑のコントラストは大好きな風景。






この景色は、山上鎮夫さんが好んで描かれた水墨画を思い出す。

『樹木曼陀羅』と題され、樹木の一つ一つに仏性が宿っていると考えていたのだろう。
自然を愛する姿が、俳句・随筆・絵画に滲み出ているた。

 朝霧の楢の芽吹きの中にあり
 風に舞う木々新緑の衣装きて
 新緑や草も木も我も踊rうよ
 辛夷咲きうらの楢山も薄化粧
        
      (句集・随筆『草の実』より)

春から初夏への季節の移ろいは、ことのほか素晴らしい。
これ以上に自然を破壊してほしくない。
空気や土壌も汚染させず、次の世代に引き継ぎたいと切に願う。

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 二季咲きの桜 @彦根城近辺

2011年04月02日 21時44分59秒 | 植物
 二季咲きの桜 @彦根城近辺





ブログの楽しみの一つに“見知らぬ方からの思わぬ書き込みを戴き、そこから新しい発見があった”。などは嬉しいことだ。
半年前頃「mantora4720's blog:サマンサどら猫」さんからコメントを戴いた。

Profile : 猫を飼っています。中島らもの「トラちゃん的日常」のトラちゃんそっくりです。名前はサマンサ。飼い主は、山登りとサイクリング、釣り、日帰り温泉が好きで、映画と書評(ミステリを中心とした本の紹介)をブログに書いています。わが街彦根のゆるキャラの「ひこにゃんの街」シリーズが好評です。星座は魚座です。

サマンサどら猫さんは彦根の住人。
訪ねたことはないが、水戸の姉妹都市と云う縁もある。
さらに、琵琶湖の周囲は仏像の宝庫、白洲正子の 『近江山河抄』(1974年駸々堂出版)を抱え、湖東・湖北の観音を巡ったこともあった。
中島らもの本は1っ冊しか読んだことが無いが、すごく親近感を感じる人物と思った。残念なことに何年か前に亡くなった。

ともかく、このブログが気に入って、ときどき覗く、
最近、リンクしました、ご覧になって下さい。


3月18日の記事に「ひこにゃんの街:おや桜が??の巻」

で水戸から彦根に贈られた桜の写真とコメントがあった。
サマンサどら猫さんに了解を得たのでご紹介。






ソメイヨシノではありません!水戸市から送られた二季咲きの桜です。一重の可愛らしい桜です。雪が枝に残っているのが面白くて撮りました。
立て札(説明板)の後ろがピンク色に染まっています。早く桜が満開になってほしいです。

――――――――――

二季咲きの桜が、友好のシンボルとして植えられているのは嬉しいことだ。

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ナラタケ (キシメジ科 ナラタケ属)

2010年10月09日 21時23分15秒 | 植物
ナラタケ (キシメジ科 ナラタケ属)

那珂市在住の太田さんは食の達人。
何時も自然の美味しい品々を届けて下さる。
どれも天然物ばかり。

いわば、縄文時代と同じ採取の食生活と弥生人如く米も自分で作る。
現代人だから、並の人の食品も口にはする。

昨年は不作で届かなかった、キノコが到来した。



「何とかナラタケ」というらしい。

ウィッキによれば、

夏のおわり頃から秋にかけて各種の広葉樹や針葉樹の切り株や倒木上などの上に群生する。きのこの中では珍しく樹木に対して病原性をもち、 植えられたカラマツ、アカマツ、ヒノキなどの林に発生してこれらの木を枯死させ大きな被害をもたらす場合もある。
その一方で優秀な食用きのこのひとつとして広く知られ、 「さわもたし」、「ぼりぼり」、「つつえ」、「あしなが」、「おりみき」などたくさんの地方名がある。これまではナラタケはひとつの種類と考えられていたが、 最近の研究ではいくつかの種類に分けられるようになった。

傘は初め半球形で後には平らに開く。色は黄褐色、褐色などで蜜色と表現されることもある。中央部にはささくれ状の鱗片があり、周辺部には放射状の条線がある。 ひだ初め白色から淡褐色で後には赤褐色のシミができる。並び方は密またはやや疎で柄に直生または多少垂生する。柄は淡褐色から黄褐色で根もとは黒褐色になることもある。 柄の上部に白色や淡褐色のつばをもつ。根もとには黒色の針金状の菌糸束がつくこともある。

と云うことだが、これがめっぽう美味いし香りもある。

良き友がいることは有難い事だ。

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シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)

2010年05月09日 20時27分37秒 | 植物
シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)




東京国立博物館の「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」 展は700年の歴史と8万点を超える日本有数の文化財、名門大名家のコレクションは質が違うと感じた。
更に、16代・細川護立が新たに蒐集した品に加え、17代・細川護貞は美術、華道、茶道の愛好家としても知られ、新たな品々が追加された。
目白台の「細川文庫」で常時展覧されているが、ほんの一部、今回の展示は稀な例だ。

平成館の特別展を観てから、本館に。
本館の常設展示も見ごたえがある。

博物館をあとに、上野広小路に向った。
公園内の桜は殆どが葉桜となり、木々や草花の緑は多種多様でまさに万緑。



桜の木の根元に群棲したシャガの花が咲き乱れていた。
漢字では「射干、著莪」と表記するが、由来は難しそう。
アヤメ科アヤメ属の多年草なのだが、別名で「胡蝶花」と呼ばれる。
サギソウのようなランの一種にも見える。
花は一日花で、しぼむと同時に次の花が咲く。

我が家の庭にも咲いた時期があった。
根茎は短く横に這い群落を形成するので、一株から随分増えた。
それが、いつの間にか消滅してしまった。
何方かから一株を戴いて、また植えてみたい。と思った。


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橙(ダイダイ)

2009年12月30日 13時14分46秒 | 植物
橙(ダイダイ)




お正月のお飾り用に橙(ダイダイ)を戴いた。
ミカン科ミカン属の常緑樹で、日本へは中国から渡来した。
また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。

高さ4-5mになる常緑小高木で枝には刺がある。
初夏に白い花が咲き、冬に果実が実る。果実の色は橙色(だいだいいろ)と呼ばれる。
果実は冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2-3年は枝についている。
ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされる。
「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、正月の飾りに用いられるようになったらしい。
果実は春になると再び緑色に戻ることから、「回青橙」とも呼ばれる。

漢方薬として芳香性苦味健胃、去痰、排膿、緩下薬として用いられるらしい。
果汁は酸味が強く風味がいいことから、鍋料理のポン酢の材料として多用される。
見てよし、使って良しの柑橘類だ。

年々、季節感が失われてゆく、せめてお正月の気分は味わいたい。

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ヤブツバキ(藪椿)

2009年12月21日 20時14分16秒 | 植物
ヤブツバキ(藪椿)

ここ数日の冷え込みは厳しく、冬の到来を感じる。




暖かい日が続いていたので、ヤブツバキが咲き出した。
椿は字の如く「春の木」だから俳句の季語でも春だ。
例年なら2月頃だから、1ヶ月以上早い。

僕は白い花が好みだが、椿に限っては赤が良い。



我が家のヤブツバキの赤はかなり深みのある色をしている。
更に壷咲き(あまり広がらずに咲く)だ。




椿は咲ききらない内にコトリと落ちるが、落ちた花は水に浮かべて楽しむ。
これまた、風情のあるものだ。

椿の種類の中に「詫助」という種類は、花も小さく壷咲きだ。
茶花として好まれるが、これは[白]が宜しい。

東京の目白に[椿山荘]というホテルがあるが、広大な庭の風景が売りだ。
何度か訪れたが、椿の頃は観た事が無い。
さぞ見事であろう。

赤い花の椿に、雪が積もった対比も美しい。
どうせなら、年内に雪が降ってくれるのも、一興かも。

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キンモクセイ(金木犀)  モクセイ科

2009年09月29日 11時40分04秒 | 植物
キンモクセイ(金木犀)  モクセイ科  

散歩していると、どこからともなく良い匂いが流れてくる。
キンモクセイの香りだ。花は目立たないので何処に咲いているのか探すのは難しい。
花が終わって散ると,金色の雪が降り積もったようできれいだ。



中国南部が原産で江戸時代に渡来し、中国では一般には桂花の名で呼ばれる。
花冠は白ワインに漬けたり(桂花陳酒)、茶に混ぜて桂花茶と呼ばれる花茶にしたり、蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりする。
僕は香りの強い飲食物が好きなので、桂花陳酒などを買って飲むこともある。
甘めの食前酒だが、たまにはよいものだ。

木犀は水戸市立五軒小学校のシンボルで、校舎正面に金木犀・銀木犀が対で植えられていた。現在でも同様なのだろうか?

白い花は変種の場合が多いが、木犀はギンモクセイの変種がキンモクセイらしい。

風に漂う匂いをかぐと、では俳句を一句。と思うが香りのイメージが強すぎ、進まない。

歳時記には、次のような句もある。

木犀の昼はさめたる香炉かな    嵐  雪
木犀の香にあけたての障子かな   高浜虚子
托鉢や木犀の香のところどころ   中川宋淵
金木犀そこそこ入日道の果     大野林火
金木犀風の行手に石の塀      沢木欣一
中年の結城ばさばさ金木犀     殿村菟絲子

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ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

2009年09月24日 08時58分09秒 | 植物
ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

クラッシック音楽のマニアのUさんご夫妻は広い敷地にお住まいだ。
四季折々の、山野草や庭木が植えられているお宅を訪問するのを楽しみにしている。
時には、手作りの野菜を戴くこともある。

門を入ると、コスモス・秋明菊・槿が咲き、萩の花は散り始めた。
その他にも沢山の花々が咲いているが名前は分からない。
柿が色付きだしたようだ。
その他の食用になる樹木も植えてある。

迎えに出てくれたUさんは「ツルボ知ってますか?盛りは少し過ぎましたが」と訊く。
初めて聞く植物名だ。
芝生の間のネジバナの大きいような草花を指し「これですよ、ユリ科ですが」と言う。

IMG_1753.jpg

初めて見る花なので、写真を撮らせていただいた。

部屋に入りPCで詳しく見ると、次のように記されていた。

 ツルボは、北海道から南西諸島、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布する多年生草本。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。葉は線形で長さ8から9センチ、幅4から6センチ。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。和名の由来は不明であるが、別名をサンダイガサと言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。鱗茎は飢饉のときに食料とし役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうである。

とあった。鱗茎が有毒だが晒せば食用になるなど、ヒガンバナに似ているところもある。
始めてみるものや未知なることが解るのは嬉しい。
Uさんのお宅は広いから、自家菜園で野菜も作られている。
小さな庭の場合でも、いくらかの野菜つくりはやるべきだろう。
江戸時代においては、草の根まで食べる事があったのだから。

お茶を飲みながらの四方山話。
生り始めの柿と、二十世紀梨がお茶請けに出された。
音楽を聴きながら、奥さま手作りの「お彼岸のオハギ」をご馳走になった。
楽しい時間を有難う御座いました。


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曼珠沙華(マンジュシャゲ)

2009年09月15日 23時38分24秒 | 植物
曼珠沙華(マンジュシャゲ)




秋の彼岸(9月21日)の頃になると、弘道館公園から水府橋に向う坂の途中,法務局の土手に曼珠沙華が咲く。
毎年のことだが、楽しみにしている。今年も咲きだした。
ヒガンバナ(彼岸花)とも呼ばれる植物だが、俳句の題材としてとり上げられることも多い。

夏目漱石の俳句に、
曼珠沙華あつけらかんと道の端
 
種田山頭火の俳句 に、
曼珠沙華咲いてここが私の寝るところ
いつまで生きる曼珠沙華咲きだした
歩きつづける彼岸花咲きつづける
悔いるこころの曼珠沙華燃ゆる


曼珠沙華の花は、すくっと伸びた茎の先に、燃えるように弾ける無数の花弁が特徴的だ。
この花の情熱的な、或いは異様な風貌が、好き嫌いが分かれるところだろう。
 
ひところ、種田山頭火に漠然と憧れを持ったことがある。
放浪・漂泊人生に共感したからだ。
しかし、全てを捨て切って乞食(こつじき)に生きる無一物の世界、身にも心にも何も所有せず。
は簡単に出来る事ではない。

曼珠沙華の赤い花を見ると山頭火を思い出す。

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金砂郷産 手打ちそば「赤土」

2009年09月07日 14時48分11秒 | 植物
金砂郷産 手打ちそば「赤土」
常陸太田市金井町1788-2


クラッシク音楽が大好きなUさんご夫妻は話題が豊富だ。
CDを聞きながら、音楽の解説や諸々の話を聞くのは愉しい。
先日は《カデンツァ》という言葉をはじめて知った。
協奏曲にカデンツァと呼ばれる部分があり、演奏者の即興・演奏者の作曲・作曲者が用意した幾つかのパターンなど自由に演奏できる、ようなのだ。(適切な表現なのか、よく判らないが)
とにかく、クラッシクでも、そんなことも有りなのか、と思った。

今日は《放射線のホルミシス効果》という話を聞いた。
 
放射線のホルミシス効果と言う言葉は1982年にアメリカのラッキー教授が少しの放射線量だと「体の健康に役立つ」と提唱したのがきっかけで、各国で盛んに研究されるようになった。
この事実は多くの実験データーや臨床データによる研究によってこの論文の結果を裏付もあるようなのだが、日本では未だ一般化されていないようである。
常識・非常識は時代と共に変化する。興味深い話だ。

一段落したところで、太田の「赤土」に蕎麦を食べに行きませんか?と訊かれた。
「赤土」は旧・金砂郷村赤土(現・常陸太田市)産の蕎麦粉を使用した店として噂に聞いていた。
では、エビネンコさんもお誘いしましょう。
という話しの流れで、Uさんの車で常陸太田市金井町へ、気持ちは完全にお出かけモード。

IMG_1626.jpg

食堂或いは居酒屋風の作りだが、さすが有名店、少々待ちました。

Uさんご夫妻は天ぷら蕎麦、椀に温かい蕎麦と天ぷらが付いている。

IMG_1628.jpg


エビネンコさんと僕は、辛み大根で食べる盛り。

蕎麦粉は金砂郷産の「常陸秋蕎麦」(統一ブランドのようです)を使用しているが、ご主人の実家で栽培したもの。金砂郷のソバ産地として名高い“赤土”なのだ。
ややこしいが、《赤土の蕎麦は、赤土という場所で育てられたそば粉》ということ。

挽きぐるみの黒っぽい色で太目の田舎風手打ち、タレは甘め。
とにかく、美味しくいただきました。次は新蕎麦を試したい。

詳しくはエビネンコさんのブログを御覧下さい。

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ソバの花

2009年09月06日 18時49分15秒 | 植物
ソバの花

Uさんご夫妻エビネンコさんと常陸太田の「赤土」で蕎麦を食べながら、せっかく太田まで来たのだから、ソバの花を見て行きましょう。との話しになった。

今は亡き山上鎮夫さんはソバの花が大好きであった。
ソバの花を見るため城里町迄ご一緒した想い出もある。



僕も白くて可憐なソバの花が好きだ。
畑から一枝を失敬し、自宅に飾ったことがある。
一日も経つと、かなり強烈な匂いが充満して閉口した。香りというより匂い。
知人からソバの蜂蜜をいただいたことがあった。
匂いが強烈で食べられない。といってくれたのだが、確かに癖が強い。
個性が強いほど魅力あふれる。全ては裏表が共存している。

茨城県は全国で5番目の生産量を誇るソバ大国。
『常陸秋蕎麦』のブランドも定着した。
水戸から大子にかけては美味しい蕎麦屋が連なり正に「蕎麦街道」だ。

話しが、横道にそれたが旧金砂郷村(現・常陸太田市)の役場を過ぎる辺りから道路の左右にソバが植えられている。背丈が20センチ足らずで未だ花をつけていないのも多い。
元々、葉タバコ生産の裏作で、痩せ地、寒冷地でも栽培可能な救荒作物。

8月に種まきされたばかりだが、まもなく辺り一面がソバの花。となるだろう。

花が実を結び新蕎麦が食べられるのは11月頃だろう。
新蕎麦の味・色・香りが楽しみだ。


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またまた蓮の花

2009年07月25日 09時12分19秒 | 植物
蓮の花が好き、との話しをUさんに話したら「旧金砂郷村役場の近くの蓮池がきれいですよ」とお聞きした。
行けないままになっている。蓮と言うと北浦や霞ヶ浦を連想する。
鉾田の「ほっとパーク」で温泉に入りプールで泳いだついでに北浦に足を伸ばした。



北浦の湖畔の蓮田はしみじみ見ると、白が圧倒的に多くピンクの花は数えるほどしかない。
エー、蓮ってピンクが多いのでは?と思った。
さらに、花の上にネット或いは紐が張ってある。
これなんなんだろう?これまた疑問。

たまたま、蓮田の近くで作業している人がいたので訊いてみた。
「本来の蓮根栽培用は白で、ピンクは観賞用だな」ということ。
さらに、ネットと紐に関しては、「今は餌が有るけど、冬場、鴨に蓮根を食べられてしまうので、その防御のため」と教えてくれた。栽培農家にとっては、蓮根が大事。花は二の次なのだ。
全てのものは立場によって大きく異なる。



蓮田の側の畦には、既に萩の花が咲き出していた。
戻り梅雨とかで、一向にはっきりしない天気が続く中、秋の気配となってしまったのか。

勿論、本格t的な夏は今からだろうが。全ては一筋縄では動かない。

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